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40話
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リリアンヌを見送ったクリスティナは。
「リリの酔った姿は同性でもドキドキしちゃうわ・・・」
「通常通りの対応をするリュドってある意味すごいね」
「そうよね?え?女性には興味が無いのかしら・・・」
ここにまた同性愛疑惑が生まれる。
「リリ、ちゃんと馬車に乗せたぞ」
「大丈夫そうだった?」
「いや、歩けなくて抱えられて帰った」
それもどうなのかとクリスティナとアンドリューは思った。
「リリアンヌ嬢、弱いけれどお酒は好きそうだったね」
「リュドもそう言ってた。しかも本人に自覚が無い」
「それはちょっと危ないなぁ・・・」
「あぁ。会場で会ったら気を付けてやらないとな」
「お兄様。リュドって女性に興味が無いのかしら?あのリリを見てもいつも通りよ?」
「あの手のやつは感情が読みにくいからなぁ」
「どっちなの?衣装もお揃いっぽいし・・・あの2人はどうなっているのよ!」
リリアンヌの恋に関してはいまだ半信半疑のサミュエルとアンドリューは首を捻る。
*****
リュドは仕方なく抱き抱えて馬車に乗ったが・・・抱きついて離れなくなった。諦めて膝に乗せたまま御者に出発の合図をする。
「お嬢様、大丈夫ですか?」
「ふふ、何だかとってもふわふわするのよ」
「間違えてワインを飲まれたからですよ」
「わたしは悪くないわ」
確かにサミュエルのせいだが普通は飲めば気付く。ギュウギュウと首に抱きついてくるが今日のドレスはまずい・・・深呼吸をして気を取り直し。
「お嬢様、危ないのでちゃんと座って下さい」
「いやよ。ここがいいの」
デビュタントの時はマシだったのか・・・今日は完全な酔っ払いだな。晩餐でアルコールに慣らしていたはずなのに。
「リュド、お花を見に行きたいわ」
「お花ですか?」
「グリーズと行ったでしょう?」
「お嬢様、今日はもう遅いので明日にしましょう」
「いやよ。行くの」
あの花畑には馬車で行けば10分もかからないか・・・。酔っ払いは言い出したら聞かないからな。
「行ったら大人しく帰ると約束して下さいね」
「もちろんよ」
「では少しだけですよ?」
「ふふ、ありがとう」
嬉しそうに擦り寄ってくるリリアンヌを落とさないよう支えながら、仕方なく御者に行き先の変更を告げる。
馬車から降りると月明かりで十分明るい。
「お嬢様、お花を見たら帰る約束ですからね」
「ええ!やくそくよ」
ご機嫌で返事は帰ってくるが・・・呂律がやや怪しい。舗装された道を転ばない様にエスコートして花畑に向かって歩く。
「お嬢様、気分は悪くありませんか?」
「わるくない。たのしいわ」
最初は歩けていたがフラフラと足取りが危なくなってきたな。花畑はもうすぐだが戻るか・・・。
「お嬢様、危ないので馬車に戻りましょう」
「やくそくしたのに?」
頬を膨らませ涙目で見上げてくる・・・。
たどり着く前に転んで怪我をしそうだから言ったのに・・・俺が悪いのか?・・・仕方がない。
「じゃあ、しっかり掴まってて下さいね」
横抱きだと気分が悪くなるか?リリアンヌを左腕に乗せ縦抱きで歩き出す。
「リュドは力もちねぇ」
「暴れないで下さいね」
「はーい」
首ではなく頭に抱きついてくるが・・・これは位置がまずい・・・。何も考えず前だけを見て早く花畑に行こう。
少しすると月明かりに照らされた白い小さな花が広がる場所に着く。
「りゅど、おはな」
「その靴では歩けませんから見るだけですよ」
「りゅど、あるいて」
「では、少しだけですからね」
呂律というか言葉が怪しくなってきてないか?
「お嬢様、眠ったら駄目ですよ」
「おきてる」
「そろそろ戻りますよ」
「だめ」
「お約束しましたよね?」
「うん・・・」
「戻りますよ」
「うん」
道を戻りながら寝息が聞こえてくる。寝ていても抱きついてくれているのは落とす心配が無くて良いが・・・行く時よりも力が抜けて柔らかな感触が・・・。
馬車に戻ると御者が苦笑いしながらドアを開けてくれた。俺にとっては笑えないんだが・・・抱き抱えたまま馬車に乗る。
「はぁ・・・アルコール禁止だな・・・」
馬車が動き出すと腕の中に収まり擦り寄ってくる。壁は毎回どこに消えるんだ?ちゃんと自覚させたつもりだったが、やはり親しい相手か?
「りゅど・・・」
「お嬢様、目が覚めましたか?」
「だっこ」
「ちゃんと抱き抱えてますよ」
「うん・・・」
「お嬢様?お嬢様?」
軽く揺さぶるが返事は無い。寝惚けたのか?
邸に着き眠っているお嬢様を抱き抱えて降りるとクリスさんが驚いていた。事情を説明すると「お嬢様が我儘を言われ眠ってしまうなど珍しいですね」と微笑ましそうに寝顔を見ていたが、あれは全然微笑ましくない。
ベッドまで運び、サラさんとメルにも事情を説明し後は任せようと下ろすが離さない。腕力が無いくせに何故か離れない。
「あらあら、子供の時みたいね」と微笑ましそうにサラさんが言いながら何とか引き剥がしてくれた。
自室に戻りベッドに座ると深く長い溜息がもれた。
「はぁ~・・・・・・」
途中から幼くなったのは酔うとなるのか?シャンパンとワイン半分であれでは外では飲ませられない。
しかも、あんなドレスで抱きつくなど・・・・・・湯浴みで頭を冷やそう・・・色々と感触を消そう・・・。
明日から朝の鍛錬を増やすかな・・・。
*****
夜会から帰った伯爵夫妻は執事からの報告に手を取り合って歓喜した。
「エレーヌ、作戦が上手くいったんじゃないか?」
「ええ!ええ!リリアンヌが酔っていたからと我儘を言い眠ってしまうなんて5歳以来よ!サミュエルのイタズラもたまには役に立つわね!」
「しかし、リュドを無理やり婿するのは・・・」
「そうねぇ。出来ればお互いに好意を持ってくれると良いのだけれど・・・その為に今回は衣装を揃えたのよ?リリアンヌは気づいていなかったけれど。あの子どうしてあんなに鈍いのかしら?」
「まだ1年生だ。卒業まで気長にな」
「そうね。孫への希望が見えてきたんだもの!」
養子の可能性が高まる中、夫妻の中でリュドはお婿さんにしたい第1位に決定した。
「リリの酔った姿は同性でもドキドキしちゃうわ・・・」
「通常通りの対応をするリュドってある意味すごいね」
「そうよね?え?女性には興味が無いのかしら・・・」
ここにまた同性愛疑惑が生まれる。
「リリ、ちゃんと馬車に乗せたぞ」
「大丈夫そうだった?」
「いや、歩けなくて抱えられて帰った」
それもどうなのかとクリスティナとアンドリューは思った。
「リリアンヌ嬢、弱いけれどお酒は好きそうだったね」
「リュドもそう言ってた。しかも本人に自覚が無い」
「それはちょっと危ないなぁ・・・」
「あぁ。会場で会ったら気を付けてやらないとな」
「お兄様。リュドって女性に興味が無いのかしら?あのリリを見てもいつも通りよ?」
「あの手のやつは感情が読みにくいからなぁ」
「どっちなの?衣装もお揃いっぽいし・・・あの2人はどうなっているのよ!」
リリアンヌの恋に関してはいまだ半信半疑のサミュエルとアンドリューは首を捻る。
*****
リュドは仕方なく抱き抱えて馬車に乗ったが・・・抱きついて離れなくなった。諦めて膝に乗せたまま御者に出発の合図をする。
「お嬢様、大丈夫ですか?」
「ふふ、何だかとってもふわふわするのよ」
「間違えてワインを飲まれたからですよ」
「わたしは悪くないわ」
確かにサミュエルのせいだが普通は飲めば気付く。ギュウギュウと首に抱きついてくるが今日のドレスはまずい・・・深呼吸をして気を取り直し。
「お嬢様、危ないのでちゃんと座って下さい」
「いやよ。ここがいいの」
デビュタントの時はマシだったのか・・・今日は完全な酔っ払いだな。晩餐でアルコールに慣らしていたはずなのに。
「リュド、お花を見に行きたいわ」
「お花ですか?」
「グリーズと行ったでしょう?」
「お嬢様、今日はもう遅いので明日にしましょう」
「いやよ。行くの」
あの花畑には馬車で行けば10分もかからないか・・・。酔っ払いは言い出したら聞かないからな。
「行ったら大人しく帰ると約束して下さいね」
「もちろんよ」
「では少しだけですよ?」
「ふふ、ありがとう」
嬉しそうに擦り寄ってくるリリアンヌを落とさないよう支えながら、仕方なく御者に行き先の変更を告げる。
馬車から降りると月明かりで十分明るい。
「お嬢様、お花を見たら帰る約束ですからね」
「ええ!やくそくよ」
ご機嫌で返事は帰ってくるが・・・呂律がやや怪しい。舗装された道を転ばない様にエスコートして花畑に向かって歩く。
「お嬢様、気分は悪くありませんか?」
「わるくない。たのしいわ」
最初は歩けていたがフラフラと足取りが危なくなってきたな。花畑はもうすぐだが戻るか・・・。
「お嬢様、危ないので馬車に戻りましょう」
「やくそくしたのに?」
頬を膨らませ涙目で見上げてくる・・・。
たどり着く前に転んで怪我をしそうだから言ったのに・・・俺が悪いのか?・・・仕方がない。
「じゃあ、しっかり掴まってて下さいね」
横抱きだと気分が悪くなるか?リリアンヌを左腕に乗せ縦抱きで歩き出す。
「リュドは力もちねぇ」
「暴れないで下さいね」
「はーい」
首ではなく頭に抱きついてくるが・・・これは位置がまずい・・・。何も考えず前だけを見て早く花畑に行こう。
少しすると月明かりに照らされた白い小さな花が広がる場所に着く。
「りゅど、おはな」
「その靴では歩けませんから見るだけですよ」
「りゅど、あるいて」
「では、少しだけですからね」
呂律というか言葉が怪しくなってきてないか?
「お嬢様、眠ったら駄目ですよ」
「おきてる」
「そろそろ戻りますよ」
「だめ」
「お約束しましたよね?」
「うん・・・」
「戻りますよ」
「うん」
道を戻りながら寝息が聞こえてくる。寝ていても抱きついてくれているのは落とす心配が無くて良いが・・・行く時よりも力が抜けて柔らかな感触が・・・。
馬車に戻ると御者が苦笑いしながらドアを開けてくれた。俺にとっては笑えないんだが・・・抱き抱えたまま馬車に乗る。
「はぁ・・・アルコール禁止だな・・・」
馬車が動き出すと腕の中に収まり擦り寄ってくる。壁は毎回どこに消えるんだ?ちゃんと自覚させたつもりだったが、やはり親しい相手か?
「りゅど・・・」
「お嬢様、目が覚めましたか?」
「だっこ」
「ちゃんと抱き抱えてますよ」
「うん・・・」
「お嬢様?お嬢様?」
軽く揺さぶるが返事は無い。寝惚けたのか?
邸に着き眠っているお嬢様を抱き抱えて降りるとクリスさんが驚いていた。事情を説明すると「お嬢様が我儘を言われ眠ってしまうなど珍しいですね」と微笑ましそうに寝顔を見ていたが、あれは全然微笑ましくない。
ベッドまで運び、サラさんとメルにも事情を説明し後は任せようと下ろすが離さない。腕力が無いくせに何故か離れない。
「あらあら、子供の時みたいね」と微笑ましそうにサラさんが言いながら何とか引き剥がしてくれた。
自室に戻りベッドに座ると深く長い溜息がもれた。
「はぁ~・・・・・・」
途中から幼くなったのは酔うとなるのか?シャンパンとワイン半分であれでは外では飲ませられない。
しかも、あんなドレスで抱きつくなど・・・・・・湯浴みで頭を冷やそう・・・色々と感触を消そう・・・。
明日から朝の鍛錬を増やすかな・・・。
*****
夜会から帰った伯爵夫妻は執事からの報告に手を取り合って歓喜した。
「エレーヌ、作戦が上手くいったんじゃないか?」
「ええ!ええ!リリアンヌが酔っていたからと我儘を言い眠ってしまうなんて5歳以来よ!サミュエルのイタズラもたまには役に立つわね!」
「しかし、リュドを無理やり婿するのは・・・」
「そうねぇ。出来ればお互いに好意を持ってくれると良いのだけれど・・・その為に今回は衣装を揃えたのよ?リリアンヌは気づいていなかったけれど。あの子どうしてあんなに鈍いのかしら?」
「まだ1年生だ。卒業まで気長にな」
「そうね。孫への希望が見えてきたんだもの!」
養子の可能性が高まる中、夫妻の中でリュドはお婿さんにしたい第1位に決定した。
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