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1stSEASON
登校拒否
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始業式。
朝起きてた。
どたどた。
誰かが階段を上がってくる。
僕は寝たふりをする。
着替えは済んである。
ガチャ。
「冬夜君おはよう」
愛莉の声だ。
最近のパターンだと多分。
「まだ寝てるのかな~?」
そっと近づいて来る愛莉。
そして顔を近づけてくる、読みが当たった。
「寝てるなら……しちゃうぞ~」
そう言って唇を重ねてくる。
と、同時に僕は目を開ける。
びっくりする愛莉。
とっさに僕から離れようとするが、僕はしっかりと彼女を抱き寄せる。
「ちょ、ちょっと冬夜君!?」
「たまにはびっくりさせようと思ってな……?」
うん?愛莉の様子が変だ。
確かに僕の腕は愛莉の背中に手を回してある。いわゆる抱いている状態だ。
だが、振りほどけないほど力を込めていない。
離れようと思えばいつでも離れられる。
だけど愛莉は離れない。
それどころか
「……この後何をしてくれるの?」
へ?
今日から学校だよ。
もたもたしてると遅刻しちゃうぞ。
逆に僕が愛莉を引きはがそうとするが、しっかりと愛莉がしがみついてる。
「誘ったの冬夜君だからね?私今日欠席してもいい」
いやいや、そういうキャラじゃないでしょ愛莉は。
「冬夜たち遅いな」
「上行って様子見てみるか?」
まずい、誠たちが上がってくる。
「まずい、誠たち来るぞ」
「べつにいいも~ん」
この可愛い子悪魔はさらなるスキンシップを求めてるようだ。
って説明してる時間はない!
さすがにまずいだろ!
「トーヤ~、今日は中々粘って……うわ!!」
カンナが先に入ってきた。
「どうしたんだ、神奈……ってお前ら何やってんだよ!!」
馬鹿、通路で大声を出すな!!
「どうしたの騒がしいわね」
一番きちゃまずい相手が来た。
降参します。だから離れて!!
と、背中をたたき合図をしたが愛莉はまったく動かない。
「折角だからもう少しだけこのまま……」
絶対やばいよね?
ベッドの上で彼女と抱き合ってる姿なんて絶対見られたくないよね?
僕たち中3だよ?
母親になんてみられようものなら。
「うわ!おばさん来たぞ!愛莉やばい!!」
「いいも~ん」
カンナが言うが全く聞く耳持たない。
いや、カンナ達に見られてる時点で十分やばいんだが……。
「冬夜たまには素直におきなさ……なにやってんの冬夜!!」
朝食の時間は愛莉と仲良く母さんに説教されてた。
登校中
「朝からびっくりしたぞ、愛莉」
カンナが朝の事を話す。
いや、仕掛けたのは俺なんです。
たまには「きゃー!」とか驚かせてみたかったんです。
「抱きついてきたのは冬夜君からなんだよ」
嬉しそうに話す愛莉。
朝怒られたことはまるっきり忘れてるようだ。
「冬夜もやるときはやるんだな。枕の下に……隠してたとか」
「ねーよ」
誠の考察を即座に否定する僕。
「まあ、冬夜にそんな度胸あるなら夏の間に使ってるよな」
「だよなあ」
「……そういう誠たちは使ったのかよ」
「いや?」
「まあ、私はいつでもいいんだけどな」
「何かの記念日とかにしたほうがいいんじゃないかって」
「私の誕生日でよかったんじゃね?」
「あ、そうか」
「誠も大胆そうで奥手なんだよな」
「神奈も人の事言えないだろ?」
「そ、そうかもな」
いつの間にか神奈と誠の話にすり替わっていた。
「いいなあ、神奈も誠君も積極的でさ」
羨ましそうに言う愛莉。
「やっぱ愛莉も……望んでるのか?」
僕がそう言うと「えっ!?」と振り返る愛莉。
しかしそれは一瞬ですぐに頬を膨らませて怒る。
「そう言うことを女子に言わせるのってどうかと思うよ!」
そう言って先を行く愛莉。
「ご、ごめんてば。怒るなよ」
後を追う僕。
そんな僕をお構いなしに誠やカンナの会話に混ざる愛莉。
……女子ってわかんね。
(2)
始業式が終わると席替えがある。
そして軽く話があって、その日は終わる。
3年生のこの時期になると部活もなく皆家に帰る。
「よお、冬夜今日から勉強会なんだろ?」
誠が声をかけてくる。
ああ、そうだったな。
「よろしくお願いしますぜ、冬夜大先生」
「聞くなら愛莉に聞いた方が……」
「神奈が言ってた。遠坂さんの説明は高次元過ぎて意味がわからねーって」
……まあ、そうだろうな。
「おう、誠。今日からくるんだろ?」
「ああ、神奈、よろしくな」
「私が人に教えられるほど頭いいと思うか?」
「でも最近成績いいじゃん」
「冬夜のヤマが結構あたるんだよ」
「お、そうなのか。それは良いこと聞いた」
「……言っとくけど。基本は復習だからな」
いきなりヤマを教えるほど馬鹿な事はしない。
「なんだよ、もったいぶるなよ」
誠はそう言って腕で首を絞める。
「痛いよ、離せって」
「あ、冬夜君」
帰ろうと教室を出ると愛莉に出会った。
待っていたようだ。
「今日遅くなるかもだから……ごめん」
「謝ることないよ。文化祭の準備だろ?」
「うん……」
「ちゃんと待ってるから」
「わかった!じゃあね」
そう言って彼女は立ち去って行った。
「愛莉も大変だな」
カンナがぼそっと呟く。
確かにな、学校では生徒会、家に帰ってからは勉強。
それでトップを維持してるんだから、尊敬を通り越して怖えーよ。
「そうじゃなくてさ……、相変わらず続いてるんだろ?」
「ああ、そっちの事か」
夏休み明けですっかり忘れてた。
僕と愛莉の事で冷やかしを受けていたんだった。
「しっかり支えてやれよ」
「わかってるよ」
「ああ見えてお前を頼りにしてみてるみたいだぜ」
カンナがそう言う。
「まあ、今のお前なら心配いらないか」
誠がそう言って肩をたたく。
だといいんだけど。
(3)
そしてその日から4人で勉強会が始まった。
愛莉は7時過ぎにやってきた。
それから2時間ほど4人で勉強。
……。まあ、想像していた通りだ。
カンナと誠が楽しそうに話しながら勉強をしている。
2人くっついて。
……。僕もそうしたほうがいいのかな?
そう思い愛莉に寄りそう。
すると、「勉強中だよ」と、一言言って離れる。
まだ朝の事怒ってるのか?
帰りの時はそんな素振り見せなかったけど。
21時になると誠とカンナは帰る。
玄関まで送って部屋に戻ると愛莉は一人勉強してる。
二人っきりで勉強。
GWの旅行以来ますます親のガードが緩くなってきた気がする。
23時過ぎまで二人でいることを許されていた。
それでいいのか親よ!
まあ、今日の朝の一件があったからか、やれ飲み物だのやれお菓子だの、ちょいちょい部屋に様子を伺いに来てたが。
「よし!終わり!!」
愛莉がペンを置くと片づけを始める。
「じゃあ送るよ」
そう言うと愛莉の表情が険しくなる。
「なにそれ……?」
「え?」
僕は聞き返す。
「え?じゃないよ。さっき誘ってくれたじゃない!」
あ!そういう意味か。
時計を見る。まだ帰るまで30分くらいある。
いやいや、今日は流石にまずいだろ?
「誘っておいて放置ですか?」
まずい、愛莉の機嫌が悪くなる。
慌てて愛莉の横に座ると、愛莉が腕にしがみつく。
機嫌が良くなった。
「これなら麻耶さん来ても問題ないでしょ?」
「……いいけどこれでいいのか?」
「いいよ。いきなり押し倒されても私どうしていいか分からないし」
さらりと凄い事言ったぞ。
「今はこうしてるだけで幸せだよ」
「そうか」
「クリスマスとかは期待しちゃうけどね!一泊しちゃおうかな?」
「ば、ばか」
「また私の家でさ。りえちゃんなら五月蠅くないし。パパさんも大丈夫」
むしろ二人共何かあって欲しい節があったな。
「朝は驚いたよ。どきっとした」
「驚かせるつもりでやったんだけどな」
そう言うと愛莉はしかめっ面をする。
「だと思った。でも嬉しかった。どんな理由であれ冬夜君からあんなことしてくれること滅多にないし」
「ごめん」
「謝るのは無しにしようって言ったよ」
「そうだったな」
「冬夜、そろそろ時間よ」
「はーい」
「じゃ、また明日ね」
そう言って部屋を出ようとする愛莉を背中から抱きしめてた。
驚く愛莉。
「冬夜君?」
「少しだけいいか?」
「少しだけじゃなくてもいいんだよ」
「うん……」
ってずっとってわけにもいかず、暫くすると手を離す。
「じゃ、送るよ」
「うん」
そう言って家に送り、僕も会いに帰ろうとすると愛莉が声をかける。
「ねえ、冬夜君」
「どうした?」
「……やっぱりなんでもない!」
「それならいいんだけど」
「うん、おやすみなさい」
「おやすみ」
そう言って家に帰った。
家に帰ると両親に呼び止められる。
「今朝の一件、母さんから聞いたぞ」
ああ、その話か。
「悪かったよ。ごめん」
「それはいいんだ」
いいんかい!
「ちゃんと責任は果たせよ」
いいのか!それでいいのか?
「それとな……」
まだ何かあるのか?
「勝也君、いじめにあってるらしくてな。何か聞いてないか?」
「いや、別に」
ていうか話もそんなにしてないし。
「そうか……登校拒否をしてるらしくてな。さっき連絡をもらったんだ」
「そうなんだ、僕は何も聞いてないよ」
「そうか、じゃあ早く寝ろよ」
そう言われると部屋に戻って、着替えを持って脱衣所に向かう。
そしてお風呂を浴びて、部屋に入って寝ようと思ったら。メッセージが。
「ちょっと電話良いかな?」
愛莉からだ。
心配だったのでこちらから電話をかける。
「あ、冬夜君……。」
「どうしたんだ、さっきも何か言いたそうだったけど」
「……声聞いたら忘れた。」
「は?」
「私は大丈夫だから。冬夜君も虐められてるって聞いたから」
「最近はないよ。飽きたんでない」
学校で堂々といちゃついてたら、揶揄う方もばかばかしくなるんだろう。
「そうなんだ、それならいいや」
「……まだ続いてるのか?」
「……隠し事はしないっていったもんね」
机をひっくり返されたり、黒板には落書き。冷やかしの声が休み時間ずっと続くという。
僕はイラッとしてた。
「頼りないかもしれないけど、何かあったらいつでも言えよ、何もできないけど」
「聞いてくれるだけでうれしい。こんな私だけど嫌いにならないでね」
涙声だ。
「そんなわけないだろ」
できるだけ優しく声をかけた。
「うん。ありがとう」
それで電話が終わった。
とりあえず、大丈夫だ。
あしたからもっと愛莉の事見てよう。
そう思って寝た、
(4)
それからは、普通に登校してた。
帰りは別々だけど、帰りにそれとなく聞いてみたけど。
「平気だよ。心配してくれてありがとう」
って感じで問題ないように見えた。が……。
ある日の事だった。
「冬夜おっす!」
カンナが起こしに来た。
……あれ?愛莉は?
呆然としてるとカンナが少し不満げに言った。
「なんだ?私じゃ不満ってか?」
「そうじゃなくて愛莉は?」
「なんだ、メッセージ見てないのか?送ったって言ってたぞ」
僕はスマホを手に取る。
「今日は休みます。体調悪くて……」
え?
「そういうわけだからさっさと行くぞ」
「あ、ああ」
どうしたんだ愛莉……
メッセージを送ってみたが、返事が無い。
単に体調が悪いって、愛莉らしくない。
多少風邪をひいても学校を休まない愛莉が……。
まさか、苛めがエスカレートしてたか?
授業も上の空で聞いていた。
今日帰ったら愛莉の家寄ってみよう。
「ごめんね、今愛莉寝ていて」
愛莉ママがそう言って謝る。
そう言われたら「そうですか」と答えるしかないよね?
僕はお見舞いのスイーツとジュースを愛莉ママに渡すと家に帰った。
今日は愛莉抜きの3人で勉強会。
僕が浮かない顔をしているのに気づいたのか、カンナが言った。
「なんだ?愛莉がいないから寂しいのか?」
「いやさ、愛莉が休んだ理由が気になってさ」
「聞いてないのか?……まあ、人に言う理由でもないか?」
「カンナは聞いてるのか?」
「まあな……でも教えない」
「なんだよそれ……」
「女には言えない理由ってもんがあるんだよ」
「神奈、冬夜に言ってもわかんねーよ。言っとくが冬夜、遠坂さんは苛めで登校拒否とかじゃないからな」
誠は何でも知ってるんだな。
「心配するな。いじめに負けるほど愛莉は弱くねーよ」
そう言って笑うカンナ。
心配し過ぎなのかな?
だが、彼女は今週ずっと休んでた。
週末。
3人で勉強会。
とはいえ、勉強が手に付かない。
連絡しても来ない。
毎日「今日も休むね」と返ってきてたが、理由は教えてもらえない。
どうしたんだ愛莉。
「心配することはねーよ」
「少し考えすぎだぞ、冬夜」
二人はそう言いうが……前例があるしな。
来週1組に乗り込んでみるか?
そんな事考えていた時だった。
スマホの着信音が鳴る。
愛莉からだ。
「もしもし冬夜君?」
「愛莉、平気なのか?」
「うん?平気だよ、大分楽になった……まだ勉強中だよね?」
「どうした?」
電話の相手を察知したのかカンナが
「今日はここまでにするか?誠」
「そ、そうだな」
そう言って二人は部屋を出て行った。
「ちょっと待って」
そう言うと二人の後を追う。
「なんだよ、私らの事はいいから愛莉と話してやれよ」
やっぱり知ってた。
「なんか悪いな」
「良いってば。じゃあまた明日な」
そう言って玄関を開けた時だった。
さっき電話を掛けた本人が玄関に立っていた。
「なんだ愛莉来てたのか?」
カンナがそう言うと愛莉が「うん……」と小さくうなずいた。
「うちら帰るからさ、二人でゆっくり話せよ」
「でも勉強は?」
「今日はお終い。トーヤが上の空だしさ」
「そうなんだ」
「じゃ、またな」
そう言って二人は帰って行った。
「え、えと……」
戸惑う愛莉。
「……とりあえず上がれよ」
「うん……」
やっぱり元気ない。
理由……聞けるかな?
(5)
「あ、飲み物なら僕が持って行くよ」
そう言って僕は母さんから受け取る。
「あんまりはめ外さないようにね」
「わかってるよ」
どんだけ信頼無いんだ。
部屋に入ると定位置に愛莉は座っていた。
飲み物を渡すと愛莉はそれを一気に飲み干す。
「おかわり持ってこようか?」
「いや、いい……」
愛莉は何も話さない。
こっちから聞いた方が良いのか?
「あのさ」
「あのね」
何でこういう時タイミングが被るんだろう?
「先にどうぞ」
僕は愛莉に勧めた。
「うん、たぶん冬夜君が聞きたい事分かるし言うね」
「うん」
そう言うと彼女は頭を下げた
「ごめんなさい!心配かけたみたいで。凄く体がだるくてお腹痛くて」
「大丈夫なのか?」
本当に病欠だったんだ。
「うん、今は大分落ち着いた」
「そうか、それならいいんだ。いや、よくはないけど」
「だよね……ごめん」
「愛莉が悪いわけじゃないんだから謝らなくてもいいよ」
「でも、薬の効きが強くて眠くなって返事もろくに返せなかった。勉強の邪魔したくなかったから夜もメッセージ送れなかったし。それで気を悪くしたんじゃないかな?って」
「いや、愛莉苛めが酷いらしいからそれで登校拒否してるんじゃないかって心配してただけだよ」
僕がそう言うと愛莉はきょとんとしていた。そして笑いだす。
「そんな理由ならちゃんと冬夜君に相談するよ。休み時間もほとんど一緒にいてくれるし」
「生徒会とかあるだろ?」
「そっちは平気です」
「そうか……、何か病気なのか?」
「病気ってわけじゃないんだけど……今月はちょっと重かっただけ」
重い?
「病院に行ったのか?」
「行ってない、行くほどの事じゃないから」
「行くほどの事じゃないからって3日間も休んでたんだぞ!」
心配して言ったつもりなのに、なぜか頬をつねられた、
「女の子には色々あるの!もうこの話は終わり!」
全然わからないんですけど。
「でも心配かけたのはやっぱり謝る。ごめんなさい。でも、冬夜君が思ってるような理由じゃないから」
「分かったよ」
全然わかってないけど。
「明日からは来れるのか?」
「うん」
「そっかぁ~」
僕は胸を撫でおろした。
「ところでさ~……」
愛莉がなにやらそわそわしてるのに気づいた。
「もう二人とも来ないよね?」
「まあ、帰っちゃたしな」
「麻耶さんもこないよね?」
「たぶんな……」
「じゃ、いいよね!」
そう言うと僕に抱き着く愛莉。
「うん、我慢は体に良くないって言うけど本当だね」
3日分のスキンシップを思う存分楽しむ愛莉。
しばらくして愛莉を家に送る。
「じゃあまた明日な」
「うん」
「もう、大丈夫なんだよな?」
こういう時よくあるのって不治の病とかあるんだよな。
小説で得た知識だけど。
その事を聞いてみた。
「違うよ!本当にただの……」
「ただの?」
「冬夜君の馬鹿!最後まで言わせるな!!」
言ってないじゃん。
愛莉は家の中に入って行った。
僕も家に帰る。
部屋に戻るとメッセージが届いていた。
愛莉からだ。
「さっきはごめん、怒ってるわけじゃないからね!嬉しかったよ心配してくれて」
返事を送ると更にメッセージが
「追記。毎日お見舞いありがとう。ちゃんと食べたから。美味しかったよ」
意外に元気じゃん、
取り越し苦労で良かった。
次の日愛莉は元気にうちに来た。
その後にカンナ達も来る。
愛莉は僕の隣に寄り添うように座る。
それを見てカンナたちが冷やかす。
「そんなところ見てる暇あったら教科書みなさい!」
愛莉の元気な声が響く。
愛莉は大丈夫だ。
そして次の日。
「冬夜君おっはよ~」
ぼくの寝込みを襲う愛莉が居た。
「わ!また母さんが見たら」
「今日は麻耶さんに許可もらったも~ん」
許可出すなよ母さん!
そうして1日が始まる。
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