姉妹チート

和希

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Listen To My Heart

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(1)

「結、いい加減に機嫌を直しなさい。父さんも美希に同じような事をされてね」
「あれは旦那様が起きないから悪いんじゃないですか」

 父さんと母さんがそんな風に俺に言っている。
 父さんが運転する車の中、俺は茉奈の隣に座っている。

「主様。女性から迫ってくれるなんて喜ぶべき事じゃないかと私は思うのですが」
「そうだよマスター。女の子から抱き着いてくるなんて勇気がいる事なんだよ」

 新しいエイリアスのうずめとノルンが言う。
 2人とも女性型のエイリアス。
 茉菜が欲しいというから用意した。
 やっぱり男がずっと見張っているというのも女の子の茉奈は気を使うのだろう。
 しかしまさかこんなことになるとは予想しなかった。
 エイリアスの性格まで面倒だから決めていない。
 だからうずめはおしとやかな大人の女性。
 ノルンは歳も性格も知る限りの茉奈に似せておいた。
 それが間違いだったらしい。
 今日は渡辺班の紅葉狩りの日。
 で、どうせ茉奈が一緒に乗るって言いだすに決まってる。
 それはいい。
 そこからノルンと茉奈が企んだ。
 
「どうせ彼女だからいいでしょ?」
「結、怒らないかな?」
「彼女が隣で寝てるのに喜ぶ男はいても不満を漏らす男なんていないよ」
「……でも結だぞ?」
「主もそこまで度量の狭い方ではありませんよ」

 だってあらゆるものを支配する方ですから。
 うずめがそう言って茉奈を俺の部屋に転送して、寝てるベッドで寝てる俺の隣で寝ていた。
 何かあるとは思ったけど茉奈がいるとは思わなかった。
 だからなんとなく抱き着いていたら母さんが部屋に起こしに来て叫んでいた。
 何事かと思ったら目の前に茉奈の寝顔があった。

「結!あなた何やってるの!?もう高校生なのよ!」
「い、いや。俺もどうして茉奈が一緒に寝てるのか知らないんだ」

 そう母さんに説明していると茉奈が目を覚ました。

「な、なんで茉奈がいるんだ?」
「あ、おはよう。結」

 そういって母さんの目の前で俺に抱き着いてキスをしていた。

「美希、どうしたの?」
 
 カミラが来てその光景を目の当たりにする。
 そしてそんな俺達を見て笑顔で言った。

「へえ、結もすみにおけないね。私も比呂の部屋に夜這いかけようかな」
「俺が行ってやってもいいんだぜ」
「じゃ、お願いしようかな」

 で、朝食を食べながら茉菜がどうして家に来たのか聞いていた。

「どうせ一緒の車なんだからいいでしょ?」
「比呂はどうすんだよ?」
「大丈夫。一緒に乗って集合場所で移ればいいよ」

 ほら、その間結にくっつく口実が出来る。
 
「狭いからしょうがないじゃん!」

 1人ではしゃいでいる茉奈。
 しかし問題はそれだけじゃなかった。
 食後に歯磨きとかして部屋に戻るとなぜか下着姿の茉奈が立っていた。

「あのさ、服ぐらい着てくれないか?」

 茉奈も冬華や椿のパターンなのか?

「結の前でしかこんな格好見せないよ」
「なんで時間を与えたのに服を着ないんだ?」
「やっぱりそんな事考えてたんだ」

 どういうことだ?

「ノルンが言ってたの」

 どうせだから結に服選んでもらったら?
 少しずつでも結の好み知りたいでしょ?

「別に彼女の下着姿くらい主様ならどうってことないでしょうに」

 うずめも同じ事を言ってた。
 やれやれ……

「茉奈はスカートとかがいいって言ってたよな?」
「結がそうじゃない方が好きっていうなら用意するけど……」
「どうしたんだ?」
「意外とまじめに選んでるんだなって思って」

 適当に選んでも茉奈には判断できない。
 でもどうせうずめあたりがすぐに見抜くだろう。

「でも、私がどうとか考えないでいいからどんな服装なら私に似合うか考えてよ」

 茉奈がそう言うからなんとなくで選んでみた。
 俺は他に知ってる女性は母さんや愛莉が身近にいた。
 だから自然とそんな服を選んでいた。
 茉菜は桃色の長い髪をしっかり手入れしている。
 母さん達の様な服装が似合うかもしれない。
 そんな事を考えながら選んでみた。

「へえ、なんか意外な服だね?」
「茉菜はミニスカートとか嫌か?」
「まあ、ちょっと動きにくいかな」

 まあ、そうなるよな。
 そう思ったらうずめが茉奈に言った。

「姫君。主様は姫君がそのような行動をとらないといけない状況になるのを嫌がっているのです」
「どういうことだ?うずめ」

 茉奈が聞いたらうずめが説明した。
 多分これから先茉奈は何度も危険な目にあうだろう。
 だから俺のあらゆる力は茉奈を守るために用意していある。
 茉菜自ら暴れる必要が無いように茉奈を警護している。
 だから動きにくい服装でも問題ないはずだ。
 だが、うずめが言うとノルンが反論する。

「でもさ~、スポーツとかしたいじゃん。お昼休みに遊ぶのもこんな格好じゃ大変だよ?」
「ノルン。姫君がスポーツをしたいという希望を聞いたことありますか?」

 むしろ動くと疲れるから休み時間にならないと言ってたな。
 なんだかんだ言って俺の側にいる。

「……つまりその格好は結の好みで選んだんだね?」

 父さんが言うと茉奈は恥ずかしそうに言う。

「私こういうのあまり着ないから落ち着かなくて。やっぱり似合わないかな?」

 茉奈はまだ不安みたいだ。

「そんなことないよ。とても女の子らしい格好だと思う」

 母さんがそう褒めると愛莉も同じだった。
 父さんも母さんの服を選ぶ時は同じようだったみたいだ。
 茉奈はだいたい神奈や水奈のお古を着ていたからこういう服は誠がたまに買ってくるだけだ。
 そう、スカートとかは誠の趣味がはいっていて無駄にフリルとかがおおい。
 さすがに頭にリボンやカチューシャをつけるのは拒んだ。
 ティアラなんて論外だ。

「ならそうですね。今度結とデートをすればいいんじゃないかしら」

 母さんがそう言いだした。
 俺に服を選んでもらうと良いと言い出した。
 父さんはそのついでにと下着まで選ぶ羽目になったそうけど大丈夫だろうか?
 
「結。連れてってくれる?」

 拒否権なんて微塵も与えない茉菜の笑顔。

「わかったよ」
「あの、面倒だったらいいよ」
「茉奈。それは気にしないでいいの。主人も一緒だったから」

 父さんも母さんとのデートを最初はいやいや言っていたそうだ。
 それどころか一緒に通学するのも苦痛だったらしい。
 なんとなく気持ちは分かる。

 ぽかっ

「そんなのは理解しなくていいの」

 母さんに小突かれた。

「結、諦めた方が良い。父さんも言ってたんだ」

 父さんが運転しながら言う。
 じいじが何を言ったのだろう?

「片桐家の男子は絶対に彼女に逆らえないから諦めろって」
「……旦那様はどうして子供にそういう事を教えるのですか!?」

 困っている父さんを見て十分理解した。
 
「結のお父さんって運転上手いね」
「学の運転だって丁寧だろ?」
「でもやっぱり違いが判ります」

 茉奈が言う。
 飛ばさないのは同じだけどやはり荷重移動が違うらしい。
 全然揺れを感じさせないのが父さんの運転。
 これでも飛ばし始めると天音ですら恐怖するくらいの運転をするんだそうだ。
 九酔渓は道幅が狭くカーブの多い上り坂。
 背後ぎりぎりまで詰めてきて追突する気かとヒヤッとするけど、父さんは動じずに自分の運転を続ける。

「空もそうだって聞いたけど」

 じいじがそう言っていた。

「デートの時もすごく気を使ってくれるんです」

 母さんがそう言うと「これも片桐家の恩恵なのでしょうね?」と愛莉が返していた。

「でも速い方がいいんじゃないの?」

 なんとなくそう思ったから聞いてみた。
 じいじが教えてくれた。

「相手が茉奈だから茉奈がそれを望むならそうしなさい」
「愛莉。僕達の大学時代の事覚えてる?」
「あ……そういう事ですか」
「どういう事です?」

 母さんが言うと愛莉が笑って答えた。

「多分結も同じように運転は上手いと思う。でも彼女を乗せて死と隣り合わせのような運転は絶対にしない」

 茉奈が怖いと思う領域でさえきっと俺の運転は十分に安全圏内で走ってる。
 どんなにキレていても彼女を危険に晒すような真似は絶対しないのが片桐家の男。

「結はどんな車乗りたいんだ?」

 茉奈が聞いた。

「あんまり興味ない」

 子供だからじゃない。
 俺に車という物が必要なのかどうかという問題だ。
 一瞬で移動できるのに必要だろうか?
 能力を使わなくても電車やバスがある。
 ボードを使って飛ばした方が楽でいい。

 ぽかっ

「私、大人になったらドライブデートしてみたい」
「そうなんだ」

 ぽかっ

「結は私の望みを叶えてくれないの?」
「主様。姫君の望みを叶えるのが紳士という者ですよ」

 うずめがいう。

「……で、どんな車に乗って見たいんだ?茉奈は」

 俺は動けば何でもいいぞ。

「それなんだけどママが言ってたの」

 デートの時は彼氏の運転だから乗り心地重視で選んでもらえ。
 普通だな。
 問題はその後だった。

「飛ばしたい時は自分でスポーツ車買って飛ばせばいい。気持ちいいぜ!」
「茉奈。結と同じだよ。そんな事をして茉奈が怪我をしたら結が心配するでしょ?」
「そうなんだよな。ママもパパに怒られたって言ってたし……あ!」
「どうしたの?」
「誠が不思議な事を言ってたんだ」
「誠が?」

 じいじが茉菜に聞いていた。
 嫌な予感しかしなかったんだろう。
 
「絶対に窓にスモーク貼ったワゴン車だけは拒否しろ。それは誠も体験したことがないからって」

 ワゴン車なんてそれこそファミリー向けの車だろ?
 大学生で買うワゴンなんて下品な外装しかイメージにないけど。
 何があるんだろう?

「そのあと神奈と大ゲンカしてたから分からない」

 てめぇは一度死なないと分からないのか!なんでそういう馬鹿な事を孫娘に教えるんだ!
 そう言ってカンナが大激怒したらしい。

「日本人もそういう趣味があるの?」

 イタリアでは割と当たり前らしい。
 それ専用のパーキングもあるくらいだ。
 って何をするんだろう?

 ぽかっ

「結はまだ知らなくていいの」

 母さんに小突かれた。
 愛莉は無言でスマホを操作していた。

(2)

「この馬鹿は、茉奈に変な事を教えるなとあれほど言っただろ!!」
「だから最近は誠司郎に教えておこうと思ったんだけど……」
「なんでお前は孫にろくでもないことしか教えないんだ!?」
「でも、いざという時に男が”これからどうしたらいい?”ってなんか情けなくないか?」
「そういう問題じゃないだろ!」
「父さん。それは俺が時期を見て教えるから」

 誠司が誠に言っていた。
 まだ誠司郎は小学生。
 そんな誠司郎にはまだ早すぎる。
 それなりに気にしだす年頃にパオラと一緒に教えるから。
 そうじゃないと誠司と同じような事になりかねない。
 誠司に似て誠司郎も見た目はいい。
 サッカーの才能もあるようだ。
 誠司の中学生の時期の事を考えたらそういう趣味を持たせるのは早すぎる。
 同じ失敗を誠司郎にさせたくない。
 ママも同じ事を言っていた。
 あの日の事は愛莉がママに伝えたらしい。
 別に隠す事でもないと思ったけどママは違う事を考えたみたいだ。
 男子は高学年まで、女子は中学年までそんなに体も心も変化することはない。
 それまではまだそういうのは早いと言われた。
 それでも我慢できないのなら仕方ない。
 だけど必ず誠司郎と二人きりになる時は部屋のドアを開けておきなさい。
 パパが覗くなんてことは絶対に無いから私の家でするんでしょ?
 ママの言うとおりだから従っておいた。
 興味を持つ必要もないようなので放って昼食のハンバーグを食べていた。
 小学生になれば熱い鉄板に触らないように食べるくらい造作でもない。
 もう一つ頼もうかどうか悩んでいた。
 ちなみに大吊端ではハンバーガーを全種類制覇してママと愛莉に叱られた。
 
「ソフトクリームも美味しいんだよ」
「冬夜さんはいい加減にしてください!」

 片桐家は女性に絶対に逆らえないか。
 逆に娘はどうなるんだろう?
 天音の様に暴れることもないし椿の様に風呂に入らないこともない。
 私がむしろ異常なんじゃないかとさえ思える。
 あと2人分は行けそうだ。
 大人は私達の教育方針で揉めている。
 今のうちに頼もうかと思ったけどレクスが私に忠告する。

「誠司郎が退屈そうにしてるよ」

 そう言われて誠司郎を見ると退屈そうにしていた。

「誠司郎はもう食べないの?」
「雪みたいに食べれないよ」

 そんなに少食だといざってこときに飢え死にするよ?
 退屈そうだったから食べてたらいいのに。
 ……どうやら違うみたいだ。
 それに気づいたパパが私に言う。

「外でお馬さんでも見てきたらどうだい?」
「馬は食べれないよ?」
「雪、馬刺しって言ってね……」

 どうやら馬も食えるらしい。
 でもこんなところで放牧してる馬が美味しいとは思えないけど。

「なんでもかんでも食べる事に置き換える癖を止めなさい!」

 愛莉に怒られた。
 するとルプスが誠司郎に何が吹き込んでいる。

「雪、折角だからお馬さんと一緒にいる写真とか撮って欲しい」
「それ去年も取ったじゃない?」
「去年の雪と今年の雪は違うだろ?」

 背も伸びたし、髪の毛も伸びた。
 ちゃんと見てくれてるのだろうか?
 やれやれ……

 誠司郎が馬の相手をしていると私が質問していた。

「誠司郎は本当に私の裸とか興味ないの?」
「ど、どうしたんだ突然!?」
「あの日から全然誘ってくれないじゃない」
 
 私じゃまだ幼稚なのかなって思って。

「それは別に雪だからじゃないよ。まだそういうのは早いってさっき聞いたろ?」
「それはそうなんだけどさ……」
「何かあったのか?」

 誠司郎が聞いてきたので説明した。

 きっかけはレクスだった。
 豊潤なボディを余すところなく強調した衣装。
 誠司郎は間違いなく見とれていた。
 だから女性の身体に興味があるのは間違いないと思った。
 なのに私には興味を示してくれない。
 だからやっぱり私じゃだめなのかなって悲しくなってきた。

「そんなに俺見とれてた?」
「鼻の下伸びてた」
「そっか……」

 すると誠司郎は突然抱きしめてくれた。
 どうしてこのタイミングで?
 まるで私が強要したみたいじゃない。

「これが解答だよ」
「どういう意味?」
「俺が子供だから」

 確かにあんな女性は初めて見るから見とれていた。
 だけどその先にあるのは成長した私。
 いつかきっと私もあんな風になるんだろうなと思っていたらしい。

「ずっとこのままかもしれないよ」
「やっぱり雪はすぐに卑屈になるんだな」

 そういう所も好きだぞ。

「例え雪が今のままだったとしても俺は構わないよ」
「どうして?」

 ロリコンなの?

「俺が抱きたいのは女性じゃないよ。雪なんだ」

 体ではなく心を抱きたい。
 今だってそうだろ?
 こうしているだけで私の心は熱を帯びていく。
 
「……こんな気分にしといてそれだけってことはないよね?」

 私がそう言うと、誠司郎は私の唇に自分の唇を重ねる。
 恥ずかしさなんて軽く吹き飛ばすほどの心地よさに浸っていた。

「ねえ、誠司郎……明日休みだよ」
 
 今夜泊って行かない?

「残念だけどそれは母親としても教師としても認められないの。ごめんね」

 慌てて振り返るとママ達が見ていた。

「い、いつからいたの!?」
「誠司郎が”雪を抱きたい”とか言ってたあたりから」

 パパがそう言って笑う。

「あの強引さは愛莉譲りかな」
「誠司郎が誠君に似ないことを祈るばかりです」

 じいじと愛莉が言うと誠が抗議した。

「お、俺だって神奈を手に入れる為に色々努力したんだ」
「ああ、そうだ。その後はひたすら変態だったけどな」
「へえ、今度聞かせてよその話」

 亜衣が神奈の話に興味を持ったみたいだ。

「亜衣と瑛大君の話も聞きたいな」

 愛莉が言うと「……それは思い出したくないんだ」と亜衣が沈んでいた。
 どうしてだろう?

「恋愛っていい思い出ばかりじゃないんだよ」

 ママがそう教えてくれた。

「誠司、誠司郎が雪を傷物にしたら文句言ってやる」

 パパがそう言って笑っている。

「そん時は一杯奢ってやるよ」
「そうやって男親だけで飲むのはいけません!」

 愛莉が怒っている。なんでだろう?

「でも、本当に小学生でお腹膨れたなんて気をつけてね」

 私は片桐家のチートが効いてるから太らないよ。

「……ってなわけだから冬吾はまだ注意する必要がないよ」

 頃合いを見てママが説明するはずだとじいじが言う。

「子作りのしかたくらいもう教えてもいいだろ?」

 天音が言うと「瞳子の娘に余計なことを言ってはいけません!」と愛莉が怒っていた。
 そんな騒いでる中、私は誠司郎に耳打ちする。

「また誘ってね」
「いいの?」
「それを女の子に聞くの?」
「わかった」

 私なんかを好きになってくれる人はいない。
 そんな時期はもう終わっていた。
 今はただ誠司郎の事だけを考えよう。
 それが私の物語。
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