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5番目の季節
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(1)
10月中旬。
中間テストが終った。
とはいえ来月は期末テストがある。
中学というのはどうしてこうもテストが多いんだろう?
そんな急激に変わる物でもないだろうに。
テストが終ると翼と一緒に帰ろうとする。
しかし光太に呼び止められる。
「ちょっと話がしたいから放課後カラオケ行かね?」
翼と話をして行くことにした。
だけど、光太が言う。
「翼さんはごめん!今回は男子だけで行きたいんだ」
「……そういうことならいいよ」
多分翼は光太の心を読んでいたんだろう。
「と、いうわけで空。1時間後に近所のカラオケ店で」
「何でカラオケ店?」
「他に誰にも邪魔されない個室なんて無いだろ?」
確かにそうだな。
「わかった。じゃあ、1時間後に」
そう言って一度家に帰ると制服を脱いで着替える。
あまり話をしている時間もないので家を出て自転車でカラオケ店に向かう。
カラオケ店にはクラスの男子が大体いた。
「じゃ、取りあえず中に入ろうぜ」
光太がそう言うと僕達はカラオケ店に入る。
部屋を取って皆が入ると光太がさっそく話題に触れる。
「ここにいる皆は彼女がいる。間違いないな?」
「まあ、そうですね。異常な状態ですけど」
酒井君が言う。
「それじゃ、ぶっちゃけて言う。皆夏休みに経験してるよな?」
そういう話か。
「僕はしました。情けない話ですが」
酒井君は自分の家でしたそうだ。
翼に押し倒されて。
まあ、僕も人の事言えないか。
「でもそれがどうかしたの?」
僕が光太に聞いていた。
「いやさ、よく言うじゃん。経験したら世界が変わるって。皆どうなのかな?と思ってさ」
それが女子に聞かれたくない理由か。
「特に変わりはないですね」
酒井君が言う。
他の皆もあまり変化がない様だ。
「やっぱ何も変わらないものなのかな」
光太が言う。
「僕は変わったかな」
そう言ったのは僕だった。
「どう変わったんだ?」
皆の注目を浴びる。
変わった事。
それは以前のように美希から求めてこなくなったこと。
まるで別人みたいに。
かといって他人行儀な態度でもなく普通に接してる。
「お前何かへましたんじゃないのか?」
光太が言う。
やっぱそういう結論に辿り着くだろうな。
急に不安になる。
美希に愛想尽かされた?
僕に飽きた?
悩み始めたら止まらない。
「まあ、美希は結構大人っぽいしな」
光太が言う。
ここまでの恋だったか。
「しょうがない、じゃあ皆空を励ます為にも盛り上がろうぜ!」
突然始まった相談会は僕を慰める会に変わった。
皆は気分を盛り上げようとしてくれたけどとてもじゃないけどそんな気分になれなかった。
そして気落ちして家に帰る。
「まだ中学生なんだから夜遊びは行けませんよ」
母さんに怒られた。
彼女を放って遊び惚けてどうするの!と言われた。
もうそういう関係ではないらしい。
部屋に戻ると翼が「おかえり」ってやってきた。
翼は僕を見るなり笑っていた。
「思った通りだったみたいだね」
翼は全部お見通しみたいだ。
女性の恋は全て上書き保存だという。
美希も、もうすでに新しい恋に切り替わっているのだろうか?
夕食と風呂を済ませると僕はゲームをしている。
すると美希から電話がかかってきた。
「どうしたの?」
「翼から話を聞いたから」
「なんて聞いたの?」
「空は不安になってるって」
やっぱり翼にはお見通しだったのか。
「理由も知ってるの?」
「なんとなくだけど翼から聞いた……でも翼から聞いた話でいいの?」
僕の不安なんだから僕が話すべきなんじゃないのか?
考えた末僕から美希に打ち明けた。
すると美希は笑っていた。
「あのさ……私がそんなに経験豊富だと思っていたの?」
空の初めてはとても優しくて嬉しかった。でも……
「態度が変わったように思えたのはもうそういう関係だから焦らなくたってきっと空から求めて来てくれると思ったから」
一度見た経験、快感。それはずっと覚えている。
僕の心はとても情熱的だった。
私達は辿り着いたんだ。
だったらもうこれ以上の物はいらない。いつだって手に入る関係に慣れたのだから。
僕の取り越し苦労だった?
「肉体関係より大切な感情。私は空からちゃんと受け取ったよ」
美希はそう言って笑っている。
「……大人になったら夜景の綺麗なレストランに2人で行かない?」
美希が言う。
父さんが教えてくれた夜景の綺麗なレストランだ。
そこに行きたいと美希が言う。
ずっと恋してるからと願っている。
翼は僕に訪れる。
目眩く願わくば悠遠に。
「……私の家防音聞いてるからいつでもいいよ」
それは僕の部屋も同じだけど……彼女の家でってどうなんだろう?
「母さんは”さっさと既成事実を作ってしまいなさい”って急かしてるから」
無茶だろ。
(2)
分からない。
どうして私は片桐天音に勝てない?
彼女の才能。
一言で片づけるのが悔しかった。
がむしゃらに頑張っても片桐さんに負けてしまう。
しかも運動能力も秀でている。
だからなんだろうか?
いつも退屈そうにしている。
悪戯も山本喜一君が学級崩壊を起こすようになってぱたりとやんだ。
それは「馬鹿馬鹿しくなった」の一言で済ませてしまった。
勉強をするでもなくスポーツをするでもなくただひたすらぼーっと眠っているだけ。
それはさぞ退屈だろう。
「何かやりたい事探せばいいじゃない?」
片桐さんに聞いてみた。
「やりたい事なら見つけたよ」
片桐さんはそう返した。
やがて学級崩壊すら起こさなくなった。
それはFGが大人しくなったからじゃない。
学級崩壊という騒動を理由にSHが暴れ出すから。
この学校ではSHに逆らうことは許されない。
そういう掟が出来ていた。
対立する相手がいなくなったら当然また退屈になる。
だから片桐さんは「退屈だ」とわめいている。
そんな彼女にも一つだけ楽しみがあるらしい。
給食が終ると石原大地君と楽しそうに話をしている。
2人は付き合っているらしい。
そんな事実はこの学校ではどうでもいい話だ。
交際相手がいることは何のステータスにもならない。
この学校では日常の事だった。
毎月誰かが告白をしている異常な学校。
だけど私にはいない。
私はありとあらゆる面で負けるのか?
せめて一つくらい……。
気になる人くらいいる。
この悪童だらけのクラスの中で一際大人びた感じの男子がいる。
石原入鹿。
彼だけは一人自分の空間を作って一人本を読んでいる。
成績も悪くない。
彼なら……。
私は思い切って彼を放課後体育館裏に呼び出した。
「原口さんどうしたの?こんなところに呼び出して」
石原君はやってきた。
そして彼に私の好意を伝えた。
「へえ、原口さんは僕が好きなんだ」
石原君はそう言って何かを考えている。
「それは片桐さんに対する対抗心からとかじゃないと言い切れる?」
私は返答に詰まった。
それを見て、石原君はくすりと笑う。
「図星だったみたいだね」
終わった。
ただの対抗心だった。
駄目なら他をあたればいい。
なのに、なぜ胸が痛い?
この目から流れてくるものは何?
だけど石原君は言う。
「泣くのはまだ早いよ?僕はまだちゃんと返事してない」
石原君は私にとどめを刺すつもりらしい。
そう思っていた。
「いいよ、僕みたいな何のとりえもない男でよければ」
「どうして?私はただの対抗心で……」
「いいじゃないか。ただの対抗心でも気持ちを打ち明ける勇気は凄いと思う。それだけで僕は原口さんを好きになる理由になるよ。尊敬してる」
反対に告白された?
ただの対抗心は悲しみに包まれてそして喜びに変わり恋心へと移っていた。
「振ったら原口さんは負けたことになるんだろ?そんな残酷な事はできない。形だけでもいいから付き合ってください」
石原君はそういう。
形だけか……。
「今形だけでもって言ったよね?」
「ごめん、それもある意味残酷かもしれない。まだ僕も子供だから上手い返事が他に思いつかなくて」
「そんなことはどうでもいいの!」
私はそう言うと石原君に抱き着いて唇を重ねる。
形だけでも残しておこう。
「ごめん……」
私はそう言った。
石原君の大事にしていた唇を勝手な理由で奪ってしまった。
「いいの?」
石原君はそういう。
「石原君こそ私なんかで良かった?」
「もちろんだよ」
石原君はそう言ってスマホを取り出す。
「とりあえず連絡先でも交換しようか?」
「とりあえずじゃなくてちゃんと付き合いたい」
自分勝手だとは思うけど、私に突然舞い降りた季節。
希望に溢れ、情熱に満ちて、やがて枯れていき、悲しみの季節が訪れる。
それを繰り返していくだけかと思っていたら突然訪れた5番目の季節。
石原君は私の5番目の季節。
「わかった、よろしくね」
「ええ、よろしく」
「じゃ、また明日ね」
そう言って帰っていく石原君。
その晩メッセージがさっそく届いていた。
「この件に関してだけは原口さんは片桐さんに負けてないと思う。これからは胸を張って良いと思うよ」
石原君なりの想い遣りなのだろう。
「原口さんじゃなくて星香でいいよ」
「わかった、じゃあ僕も入鹿で」
突然舞い込んだ5番目の季節。
それはずっと続くものなのだろう。
季節が変わっていくように。
10月中旬。
中間テストが終った。
とはいえ来月は期末テストがある。
中学というのはどうしてこうもテストが多いんだろう?
そんな急激に変わる物でもないだろうに。
テストが終ると翼と一緒に帰ろうとする。
しかし光太に呼び止められる。
「ちょっと話がしたいから放課後カラオケ行かね?」
翼と話をして行くことにした。
だけど、光太が言う。
「翼さんはごめん!今回は男子だけで行きたいんだ」
「……そういうことならいいよ」
多分翼は光太の心を読んでいたんだろう。
「と、いうわけで空。1時間後に近所のカラオケ店で」
「何でカラオケ店?」
「他に誰にも邪魔されない個室なんて無いだろ?」
確かにそうだな。
「わかった。じゃあ、1時間後に」
そう言って一度家に帰ると制服を脱いで着替える。
あまり話をしている時間もないので家を出て自転車でカラオケ店に向かう。
カラオケ店にはクラスの男子が大体いた。
「じゃ、取りあえず中に入ろうぜ」
光太がそう言うと僕達はカラオケ店に入る。
部屋を取って皆が入ると光太がさっそく話題に触れる。
「ここにいる皆は彼女がいる。間違いないな?」
「まあ、そうですね。異常な状態ですけど」
酒井君が言う。
「それじゃ、ぶっちゃけて言う。皆夏休みに経験してるよな?」
そういう話か。
「僕はしました。情けない話ですが」
酒井君は自分の家でしたそうだ。
翼に押し倒されて。
まあ、僕も人の事言えないか。
「でもそれがどうかしたの?」
僕が光太に聞いていた。
「いやさ、よく言うじゃん。経験したら世界が変わるって。皆どうなのかな?と思ってさ」
それが女子に聞かれたくない理由か。
「特に変わりはないですね」
酒井君が言う。
他の皆もあまり変化がない様だ。
「やっぱ何も変わらないものなのかな」
光太が言う。
「僕は変わったかな」
そう言ったのは僕だった。
「どう変わったんだ?」
皆の注目を浴びる。
変わった事。
それは以前のように美希から求めてこなくなったこと。
まるで別人みたいに。
かといって他人行儀な態度でもなく普通に接してる。
「お前何かへましたんじゃないのか?」
光太が言う。
やっぱそういう結論に辿り着くだろうな。
急に不安になる。
美希に愛想尽かされた?
僕に飽きた?
悩み始めたら止まらない。
「まあ、美希は結構大人っぽいしな」
光太が言う。
ここまでの恋だったか。
「しょうがない、じゃあ皆空を励ます為にも盛り上がろうぜ!」
突然始まった相談会は僕を慰める会に変わった。
皆は気分を盛り上げようとしてくれたけどとてもじゃないけどそんな気分になれなかった。
そして気落ちして家に帰る。
「まだ中学生なんだから夜遊びは行けませんよ」
母さんに怒られた。
彼女を放って遊び惚けてどうするの!と言われた。
もうそういう関係ではないらしい。
部屋に戻ると翼が「おかえり」ってやってきた。
翼は僕を見るなり笑っていた。
「思った通りだったみたいだね」
翼は全部お見通しみたいだ。
女性の恋は全て上書き保存だという。
美希も、もうすでに新しい恋に切り替わっているのだろうか?
夕食と風呂を済ませると僕はゲームをしている。
すると美希から電話がかかってきた。
「どうしたの?」
「翼から話を聞いたから」
「なんて聞いたの?」
「空は不安になってるって」
やっぱり翼にはお見通しだったのか。
「理由も知ってるの?」
「なんとなくだけど翼から聞いた……でも翼から聞いた話でいいの?」
僕の不安なんだから僕が話すべきなんじゃないのか?
考えた末僕から美希に打ち明けた。
すると美希は笑っていた。
「あのさ……私がそんなに経験豊富だと思っていたの?」
空の初めてはとても優しくて嬉しかった。でも……
「態度が変わったように思えたのはもうそういう関係だから焦らなくたってきっと空から求めて来てくれると思ったから」
一度見た経験、快感。それはずっと覚えている。
僕の心はとても情熱的だった。
私達は辿り着いたんだ。
だったらもうこれ以上の物はいらない。いつだって手に入る関係に慣れたのだから。
僕の取り越し苦労だった?
「肉体関係より大切な感情。私は空からちゃんと受け取ったよ」
美希はそう言って笑っている。
「……大人になったら夜景の綺麗なレストランに2人で行かない?」
美希が言う。
父さんが教えてくれた夜景の綺麗なレストランだ。
そこに行きたいと美希が言う。
ずっと恋してるからと願っている。
翼は僕に訪れる。
目眩く願わくば悠遠に。
「……私の家防音聞いてるからいつでもいいよ」
それは僕の部屋も同じだけど……彼女の家でってどうなんだろう?
「母さんは”さっさと既成事実を作ってしまいなさい”って急かしてるから」
無茶だろ。
(2)
分からない。
どうして私は片桐天音に勝てない?
彼女の才能。
一言で片づけるのが悔しかった。
がむしゃらに頑張っても片桐さんに負けてしまう。
しかも運動能力も秀でている。
だからなんだろうか?
いつも退屈そうにしている。
悪戯も山本喜一君が学級崩壊を起こすようになってぱたりとやんだ。
それは「馬鹿馬鹿しくなった」の一言で済ませてしまった。
勉強をするでもなくスポーツをするでもなくただひたすらぼーっと眠っているだけ。
それはさぞ退屈だろう。
「何かやりたい事探せばいいじゃない?」
片桐さんに聞いてみた。
「やりたい事なら見つけたよ」
片桐さんはそう返した。
やがて学級崩壊すら起こさなくなった。
それはFGが大人しくなったからじゃない。
学級崩壊という騒動を理由にSHが暴れ出すから。
この学校ではSHに逆らうことは許されない。
そういう掟が出来ていた。
対立する相手がいなくなったら当然また退屈になる。
だから片桐さんは「退屈だ」とわめいている。
そんな彼女にも一つだけ楽しみがあるらしい。
給食が終ると石原大地君と楽しそうに話をしている。
2人は付き合っているらしい。
そんな事実はこの学校ではどうでもいい話だ。
交際相手がいることは何のステータスにもならない。
この学校では日常の事だった。
毎月誰かが告白をしている異常な学校。
だけど私にはいない。
私はありとあらゆる面で負けるのか?
せめて一つくらい……。
気になる人くらいいる。
この悪童だらけのクラスの中で一際大人びた感じの男子がいる。
石原入鹿。
彼だけは一人自分の空間を作って一人本を読んでいる。
成績も悪くない。
彼なら……。
私は思い切って彼を放課後体育館裏に呼び出した。
「原口さんどうしたの?こんなところに呼び出して」
石原君はやってきた。
そして彼に私の好意を伝えた。
「へえ、原口さんは僕が好きなんだ」
石原君はそう言って何かを考えている。
「それは片桐さんに対する対抗心からとかじゃないと言い切れる?」
私は返答に詰まった。
それを見て、石原君はくすりと笑う。
「図星だったみたいだね」
終わった。
ただの対抗心だった。
駄目なら他をあたればいい。
なのに、なぜ胸が痛い?
この目から流れてくるものは何?
だけど石原君は言う。
「泣くのはまだ早いよ?僕はまだちゃんと返事してない」
石原君は私にとどめを刺すつもりらしい。
そう思っていた。
「いいよ、僕みたいな何のとりえもない男でよければ」
「どうして?私はただの対抗心で……」
「いいじゃないか。ただの対抗心でも気持ちを打ち明ける勇気は凄いと思う。それだけで僕は原口さんを好きになる理由になるよ。尊敬してる」
反対に告白された?
ただの対抗心は悲しみに包まれてそして喜びに変わり恋心へと移っていた。
「振ったら原口さんは負けたことになるんだろ?そんな残酷な事はできない。形だけでもいいから付き合ってください」
石原君はそういう。
形だけか……。
「今形だけでもって言ったよね?」
「ごめん、それもある意味残酷かもしれない。まだ僕も子供だから上手い返事が他に思いつかなくて」
「そんなことはどうでもいいの!」
私はそう言うと石原君に抱き着いて唇を重ねる。
形だけでも残しておこう。
「ごめん……」
私はそう言った。
石原君の大事にしていた唇を勝手な理由で奪ってしまった。
「いいの?」
石原君はそういう。
「石原君こそ私なんかで良かった?」
「もちろんだよ」
石原君はそう言ってスマホを取り出す。
「とりあえず連絡先でも交換しようか?」
「とりあえずじゃなくてちゃんと付き合いたい」
自分勝手だとは思うけど、私に突然舞い降りた季節。
希望に溢れ、情熱に満ちて、やがて枯れていき、悲しみの季節が訪れる。
それを繰り返していくだけかと思っていたら突然訪れた5番目の季節。
石原君は私の5番目の季節。
「わかった、よろしくね」
「ええ、よろしく」
「じゃ、また明日ね」
そう言って帰っていく石原君。
その晩メッセージがさっそく届いていた。
「この件に関してだけは原口さんは片桐さんに負けてないと思う。これからは胸を張って良いと思うよ」
石原君なりの想い遣りなのだろう。
「原口さんじゃなくて星香でいいよ」
「わかった、じゃあ僕も入鹿で」
突然舞い込んだ5番目の季節。
それはずっと続くものなのだろう。
季節が変わっていくように。
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