上 下
1 / 3

異世界に転移したらしい俺

しおりを挟む
 いや~めっちゃ変なこと言っていい?俺さ~異世界に転移したらしんよねw
 あっやめてこいつ頭おかしくなったとか思わんといて。これってある意味テンプレじゃん、あるあるじゃん?
 事実は小説より奇なりって言うじゃん!
 
 まあ、そんな言い訳はおいておいて事実確認をするとだな、俺はただ道を歩いてただけなんよ。
 いやホントに!そしたらいきなり背中にドッ!!って衝撃感じてさ、いきなり俺時速何百キロ出てるんこれみたいな勢いでふっ飛ばされたんよ。いや、速さは体感の話で実際には多分時空的な何かを超えてたんやろうけどねで頭んなかに、

「ごめんね~私の可愛い甥っ子がこっちの世界の子欲しいっていうからあなたにしたわ。」

「えっ」

「どっちみちあなた明日刺されて死ぬからいいわよね~。」

「えっ?えっ?」

「あっ身体の構造とか色々良いようにしておくから心配しなくて大丈夫よ~。」

「え~~」

って声が聞こえてきてさ、気づいた?俺えしか言ってないんだけど。反論する隙もなかったっちゅーの。
 体感的にはめっちゃ速いスピードで身体ふっ飛ばされててるから頭全然回らんかったし‥俺超必死だったわ。

 まあ、俺はそんな感じでここに来たんよね。このThe儀式みたいな石の祭壇の上にさ。
 周りにはローブ着たおっさん等が、

「今すぐ大司教様を呼べー!!」
「ああ!天から使わされた御使い様だ」
「美しいっ直視できないっ」バタッ

とかなんとか騒ぎ立てている。いや何人か倒れたな大丈夫か?

 にしてもこのおっさん等ハリウッドスターをちょっとむさくしたレベルのイケオジばかりでこのヨーロッパ風の儀式の場に良く似合っている。

 何やろ俺を美しいと称えるような声が聞こえてくるが俺は中肉中背の日本人。こいつ等のほうがよっぽど顔面偏差値が高いんだが。
 俺はあと10歩ぐらいで塩顔イケメンなのにね~っと言われたことがある程度の顔だ。なんだよあと10歩って‥と当時は思ったものだ。今は後10歩でイケメンなら良いことじゃね。と開き直っている。

 そうやって辺りを見ながら思考に耽っていると、離れたところに見えた扉が両開きで開き白のローブをまとったおっさんが入ってきた。

 そのおっさんは何人かの取り巻きを連れ早足気味にこちらに向かってくる。よく見ると周りのローブのおっさん達よりも少し細めで優しげな顔をしている。

 また、後ろに連れている男達のうちの一人がローブではなく貴族のようなカッコをしている。髪は金髪、肌は白目で目は水色王子かよ。これで王子じゃなかったら詐欺だろってほど王子の見た目をしたやつだな。



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。

白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。 最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。 (同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!) (勘違いだよな? そうに決まってる!) 気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。

王道にはしたくないので

八瑠璃
BL
国中殆どの金持ちの子息のみが通う、小中高一貫の超名門マンモス校〈朱鷺学園〉 幼少の頃からそこに通い、能力を高め他を率いてきた生徒会長こと鷹官 仁。前世知識から得た何れ来るとも知れぬ転校生に、平穏な日々と将来を潰されない為に日々努力を怠らず理想の会長となるべく努めてきた仁だったが、少々やり過ぎなせいでいつの間にか大変なことになっていた_____。 これは、やりすぎちまった超絶カリスマ生徒会長とそんな彼の周囲のお話である。

愉快な生活

白鳩 唯斗
BL
王道学園で風紀副委員長を務める主人公のお話。

平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです

おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの) BDSM要素はほぼ無し。 甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。 順次スケベパートも追加していきます

真冬の痛悔

白鳩 唯斗
BL
 闇を抱えた王道学園の生徒会長、東雲真冬は、完璧王子と呼ばれ、真面目に日々を送っていた。  ある日、王道転校生が訪れ、真冬の生活は狂っていく。  主人公嫌われでも無ければ、生徒会に裏切られる様な話でもありません。  むしろその逆と言いますか·····逆王道?的な感じです。

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。

小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。 そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。 先輩×後輩 攻略キャラ×当て馬キャラ 総受けではありません。 嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。 ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。 だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。 え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。 でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!! ……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。 本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。 こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。

平凡な男子高校生が、素敵な、ある意味必然的な運命をつかむお話。

しゅ
BL
平凡な男子高校生が、非凡な男子高校生にベタベタで甘々に可愛がられて、ただただ幸せになる話です。 基本主人公目線で進行しますが、1部友人達の目線になることがあります。 一部ファンタジー。基本ありきたりな話です。 それでも宜しければどうぞ。

学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語

紅林
BL
『桜田門学院高等学校』 日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

処理中です...