160 / 170
第二十章 世界会議編
あらやだ! 鳥人だわ!
しおりを挟む
「我はスピア第一軍団の軍団長、クフォーである! ノース・コンティネントの皇帝はいずこにおわす!」
甲板に出るとずらっと黒衣の集団が二十人ほど並んどった。身体にぴったりと合うた薄手の服を着とる。胸には紋章のようなもんが刻まれとって、おそらくやけど雷雲を模したもんやろな。全員、頭をすっぽりと隠す兜を被っとった。
そん中で一番の長身で、胸に勲章のようなもんを付けとる、クフォーと名乗る男が声高に皇帝を呼んどる。
「首席補佐官のシヴ・フォン・クロバーです。失礼ですが――」
「首席補佐官? 皇帝はどこに居るのだ?」
シヴさんの言葉を遮って、偉そうに言うたクフォーの顔は、明らかに馬鹿にしとった。
細目で頬がこけとるくらいの痩せぎす。口は大きくて、甲高い声。
流石にシヴさんもムッとしたらしく「陛下はもうじきいらっしゃいます」と素っ気無く答えた。
「ふん。客を待たせるとは。皇帝とやらは傲慢なのだな」
いや、あんたのほうが傲慢やろと言いかけたけどやめた。
それにしても、鳥人いうてもどこに翼があるんやろか? あたし、鳥人のこと詳しくないから、結構興味があるんや。
「……なんだ小娘。さっきからじろじろと見て」
不審そうにあたしを見るクフォー。
「あ、ごめんな。気にせんでくれ」
「皇帝も傲慢なら、乗客も傲慢なのか?」
「謝っとるやないか。それにもうすぐ皇帝が――」
来るかもしれんでと言いかけたとき、クフォーが素早く腰に帯びてた剣を抜いて、あたしの首筋に突きつけた。
「無礼者めが! 我を見下しているのか!」
「気が短すぎひんか?」
隣に居たアイサちゃんが「ゆ、ユーリさん!」とあたしの袖を握った。怖いんやろな。
「見下してへん。気に障ったんやったら、きちんと謝るで」
「……貴様は何故怯えない? 剣を突きつけられているのに」
まあイレーネちゃんとの戦いを考えれば、喉元に剣を突きつけられても怖ないな。
「よしなさい。人間如きに苛立つなんて、鳥人の誇りに傷がつくわ」
クフォーの後ろから鈴の転がるような甘い声がした。
クフォーは「しかし姫……」と後ろを振り返った。
「この私が、不問にしろって言っているのよ」
そこに居ったのは、黒いドレスを着た、めっちゃ可愛い女の子やった。目が大きい。左右で色が異なっとる。右目が黒で左目が青かった。オッドアイちゅうやつやな。薔薇のように赤い唇。頬もほんのり赤い。歳はあたしの一個下くらいや。
「……姫がおっしゃるのなら」
剣を納めて、跪いてからクフォーがそう言うと「それでいいのよ」とにっこりと笑うた。
「あなた。お名前は?」
微笑みながらあたしの名を訊ねる、姫と呼ばれた少女。
「あたしの名前はユーリ・フォン・オーサカ。あんたは?」
「おい! 不敬だぞ!」
「いいのよ、クフォー。私の名前はルウ。よろしくね」
ルウちゃんか。良い子そうやんか。
「やあ。お待たせしました!」
気さくな挨拶で甲板にやってきたんは、さっきまで自分の養子が怯えとる姿をにやにや笑いながら見とった皇帝やった。
「どうも。北の大陸で一番偉い人、ケーニッヒ・カイザー・ソクラです」
「…………」
誰も何も言えへんかった。ひゅうっと冷たい風も吹く。
「あれ? 面白くなかったですか?」
「皇帝。これが俗に言う、滑ったちゅうやつや」
「ありゃ。これは困りましたね。あははは」
皇帝が困ったように頬を掻くと――いつの間にか黒衣の集団が私たちを囲った。
「……ここまで我らを馬鹿にしたのは、貴様らが初めてだ」
なんでこないに喧嘩っ早いんやろ?
「……鳥人は全種族の中で最も気が短い種族です」
シヴさんがこっそりと耳打ちした。ああ、そうやったんか。
「皇帝と言えども、ここで――」
「斬る? どうやってですか?」
皇帝が再び抜かれたクフォーの剣を指差す。
いつの間にか、真っ二つに折れとった。
「なっ――なんだと!?」
「ルウ姫、でしたね。招待に応じていただいて、恐悦至極に存じます」
ざわめく黒衣の集団を無視して、皇帝がルウちゃんに挨拶した。
ルウちゃんも唖然としとったけど、気を取り直したらしく、優雅に返した。
「こちらこそ。私も皇帝陛下に会えるのを心待ちにしていたのですよ」
「嬉しい御言葉ですね。それでは船内にどうぞ」
皇帝が促すとルウちゃんは「その前に一ついいですか?」と私を見ながら言うた。
「先ほど、そちらの女性がクフォーに対して無礼を働きましてね。その償いをしていただけませんか?」
げっ。思わぬ反撃やった。しかも嫌らしい笑みを浮かべとる。可愛らしいくせに性格悪いやんか。
「償い? ユーリさんが無礼ですか……仕方ありません。決闘をしましょう」
「ど、どういうこっちゃ!?」
突然の決闘宣言にあたしは思わず皇帝に詰め寄った。
ルウちゃんも想定していなかったらしく目を白黒させとる。クフォーと黒衣の集団はどよめいてとる。
「北の大陸では名誉を傷つけられたら決闘をするのですよ。ですよね、ユーリさん」
いや、そないな決まりはない……そう言いかけたけど、皇帝が目配せしとった。
はあ。しゃーないな。
「そうやな。決闘するしかあらへん」
「しょ、正気ですか!? 子どもと鳥人の軍団長を戦わせるんですか!?」
ルウちゃんは焦ったように手を振り回しながら断ろうとするけど、皇帝は意地悪く「仕方ないじゃないですか」と肩を竦めた。
「鳥人の姫が皇帝に抗議したんですから。非公式だとしてもね」
「――っ! 分かりました! クフォー! 勝負してあげなさい!」
クフォーは躊躇しとったけど、先ほどのやりとりを思い出したのか「代わりの剣を貸せ!」と傍の者に命じた。
やけになっとるなあ。
「なあ皇帝。どないする気なんや?」
こっそりと皇帝に呟くと「適当に痛めつけてあげてください」と口元を抑えながら笑うた。
「向こうはあなたが鉄血祭の優勝者だと知りませんからねえ」
「ほんまええ性格しとるわ……」
甲板の上であたしとクフォーは向かい合った。クフォーは既に剣を抜いとった。左手にはもう一本の剣を持っとった。
「それでは、いつでも始めていいですよ」
遠くから皇帝の適当な声が聞こえる。他の人らは遠巻きに見守っとる。
「……これを使え」
あたしの足元に剣が投げられた。
「丸腰の相手と戦うのは恥だ」
「お優しいなあ。でもええでこのままで」
そう返すとクフォーは「後悔するなよ!」と言うて斬りかかってくる。
あたしは「アイス・マシンガン」と合成魔法を使った。
次々と発射される氷の塊。クフォーは「うおおおお!?」と驚きながらも剣で弾く。
「近づかんと攻撃できひんでー」
「氷の魔法だと!? 聞いたことないぞ!」
するとクフォーはその場で跳躍した――いや、空を飛んだ。
「おお! 背中から翼生えとるやんか!」
まるで天使のようやなと感動を覚えた。物凄く大きい翼をはためかせながら、クフォーはどう攻めようかと考えとる様子やった。
「でもなあ。空飛ぶだけやったら、うちの妹でもできるし、あたしもできるんやで!」
あたしは氷の足場を作り、そのままクフォーに向かって伸ばし続けた。
「な、なんてでたらめな!」
「行くで! アクア・バズーカ!」
クフォーよりも高く飛んで、そっから上級魔法で攻撃する。
巨大な水の塊がクフォーに直撃した。
「ぐげええええええ!」
潰れたカエルのような悲鳴をあげながら、クフォーは甲板に叩きつけられた。
ふう。これなら文句あらへんやろ。
「勝負あり! ユーリさんの勝利!」
皇帝の宣言であたしの勝利が決まったけど、なんかしっくりけえへんな。
「凄い……! ユーリさん、そんなに強かったんだ……!」
走ってあたしに近づいたアイサちゃんが尊敬の眼差しで見つめとる。
「あはは。どうやった? 格好良かったか?」
「うん! 凄かった!」
皇帝も「いやあ。予想以上でしたよ」と笑いながらこっちに来た。
「素晴らしいですね。流石と言うべきでしょう」
「なあ。鳥人の軍団長ってこんなもんか?」
「彼も強い部類ですが、ユーリさんが強すぎるんですよ」
あたし、そないに強なってたんか?
「クフォー! しっかりしなさい!」
ルウちゃんが気絶しとるクフォーにビンタしとる。
まあ水の塊やからそないにダメージあらへんやろ。上級魔法言うても、威力殺したし。
「これで文句はありませんね? ルウ姫」
皇帝がにやにやしながらルウちゃんに近づく。ルウちゃんは唇を噛み締めながら「仕方ありません……!」と悔しそうにしとる。
「ついでに、私のお願いも聞いてくださったら、嬉しいのですが」
「なんですか? 聞くか聞かないかは知りませんけど」
拗ねた子どものようなルウちゃんに皇帝は言うた。
「今回の会議、私に味方してください」
えっ? こないなところでそないなこと言うんか?
みんなもそう思うたとき、続けて皇帝は言うた。
「そろそろ、敵対種族という差別をやめるべきだと思いませんか? 私は全種族の平等を提唱します」
甲板に出るとずらっと黒衣の集団が二十人ほど並んどった。身体にぴったりと合うた薄手の服を着とる。胸には紋章のようなもんが刻まれとって、おそらくやけど雷雲を模したもんやろな。全員、頭をすっぽりと隠す兜を被っとった。
そん中で一番の長身で、胸に勲章のようなもんを付けとる、クフォーと名乗る男が声高に皇帝を呼んどる。
「首席補佐官のシヴ・フォン・クロバーです。失礼ですが――」
「首席補佐官? 皇帝はどこに居るのだ?」
シヴさんの言葉を遮って、偉そうに言うたクフォーの顔は、明らかに馬鹿にしとった。
細目で頬がこけとるくらいの痩せぎす。口は大きくて、甲高い声。
流石にシヴさんもムッとしたらしく「陛下はもうじきいらっしゃいます」と素っ気無く答えた。
「ふん。客を待たせるとは。皇帝とやらは傲慢なのだな」
いや、あんたのほうが傲慢やろと言いかけたけどやめた。
それにしても、鳥人いうてもどこに翼があるんやろか? あたし、鳥人のこと詳しくないから、結構興味があるんや。
「……なんだ小娘。さっきからじろじろと見て」
不審そうにあたしを見るクフォー。
「あ、ごめんな。気にせんでくれ」
「皇帝も傲慢なら、乗客も傲慢なのか?」
「謝っとるやないか。それにもうすぐ皇帝が――」
来るかもしれんでと言いかけたとき、クフォーが素早く腰に帯びてた剣を抜いて、あたしの首筋に突きつけた。
「無礼者めが! 我を見下しているのか!」
「気が短すぎひんか?」
隣に居たアイサちゃんが「ゆ、ユーリさん!」とあたしの袖を握った。怖いんやろな。
「見下してへん。気に障ったんやったら、きちんと謝るで」
「……貴様は何故怯えない? 剣を突きつけられているのに」
まあイレーネちゃんとの戦いを考えれば、喉元に剣を突きつけられても怖ないな。
「よしなさい。人間如きに苛立つなんて、鳥人の誇りに傷がつくわ」
クフォーの後ろから鈴の転がるような甘い声がした。
クフォーは「しかし姫……」と後ろを振り返った。
「この私が、不問にしろって言っているのよ」
そこに居ったのは、黒いドレスを着た、めっちゃ可愛い女の子やった。目が大きい。左右で色が異なっとる。右目が黒で左目が青かった。オッドアイちゅうやつやな。薔薇のように赤い唇。頬もほんのり赤い。歳はあたしの一個下くらいや。
「……姫がおっしゃるのなら」
剣を納めて、跪いてからクフォーがそう言うと「それでいいのよ」とにっこりと笑うた。
「あなた。お名前は?」
微笑みながらあたしの名を訊ねる、姫と呼ばれた少女。
「あたしの名前はユーリ・フォン・オーサカ。あんたは?」
「おい! 不敬だぞ!」
「いいのよ、クフォー。私の名前はルウ。よろしくね」
ルウちゃんか。良い子そうやんか。
「やあ。お待たせしました!」
気さくな挨拶で甲板にやってきたんは、さっきまで自分の養子が怯えとる姿をにやにや笑いながら見とった皇帝やった。
「どうも。北の大陸で一番偉い人、ケーニッヒ・カイザー・ソクラです」
「…………」
誰も何も言えへんかった。ひゅうっと冷たい風も吹く。
「あれ? 面白くなかったですか?」
「皇帝。これが俗に言う、滑ったちゅうやつや」
「ありゃ。これは困りましたね。あははは」
皇帝が困ったように頬を掻くと――いつの間にか黒衣の集団が私たちを囲った。
「……ここまで我らを馬鹿にしたのは、貴様らが初めてだ」
なんでこないに喧嘩っ早いんやろ?
「……鳥人は全種族の中で最も気が短い種族です」
シヴさんがこっそりと耳打ちした。ああ、そうやったんか。
「皇帝と言えども、ここで――」
「斬る? どうやってですか?」
皇帝が再び抜かれたクフォーの剣を指差す。
いつの間にか、真っ二つに折れとった。
「なっ――なんだと!?」
「ルウ姫、でしたね。招待に応じていただいて、恐悦至極に存じます」
ざわめく黒衣の集団を無視して、皇帝がルウちゃんに挨拶した。
ルウちゃんも唖然としとったけど、気を取り直したらしく、優雅に返した。
「こちらこそ。私も皇帝陛下に会えるのを心待ちにしていたのですよ」
「嬉しい御言葉ですね。それでは船内にどうぞ」
皇帝が促すとルウちゃんは「その前に一ついいですか?」と私を見ながら言うた。
「先ほど、そちらの女性がクフォーに対して無礼を働きましてね。その償いをしていただけませんか?」
げっ。思わぬ反撃やった。しかも嫌らしい笑みを浮かべとる。可愛らしいくせに性格悪いやんか。
「償い? ユーリさんが無礼ですか……仕方ありません。決闘をしましょう」
「ど、どういうこっちゃ!?」
突然の決闘宣言にあたしは思わず皇帝に詰め寄った。
ルウちゃんも想定していなかったらしく目を白黒させとる。クフォーと黒衣の集団はどよめいてとる。
「北の大陸では名誉を傷つけられたら決闘をするのですよ。ですよね、ユーリさん」
いや、そないな決まりはない……そう言いかけたけど、皇帝が目配せしとった。
はあ。しゃーないな。
「そうやな。決闘するしかあらへん」
「しょ、正気ですか!? 子どもと鳥人の軍団長を戦わせるんですか!?」
ルウちゃんは焦ったように手を振り回しながら断ろうとするけど、皇帝は意地悪く「仕方ないじゃないですか」と肩を竦めた。
「鳥人の姫が皇帝に抗議したんですから。非公式だとしてもね」
「――っ! 分かりました! クフォー! 勝負してあげなさい!」
クフォーは躊躇しとったけど、先ほどのやりとりを思い出したのか「代わりの剣を貸せ!」と傍の者に命じた。
やけになっとるなあ。
「なあ皇帝。どないする気なんや?」
こっそりと皇帝に呟くと「適当に痛めつけてあげてください」と口元を抑えながら笑うた。
「向こうはあなたが鉄血祭の優勝者だと知りませんからねえ」
「ほんまええ性格しとるわ……」
甲板の上であたしとクフォーは向かい合った。クフォーは既に剣を抜いとった。左手にはもう一本の剣を持っとった。
「それでは、いつでも始めていいですよ」
遠くから皇帝の適当な声が聞こえる。他の人らは遠巻きに見守っとる。
「……これを使え」
あたしの足元に剣が投げられた。
「丸腰の相手と戦うのは恥だ」
「お優しいなあ。でもええでこのままで」
そう返すとクフォーは「後悔するなよ!」と言うて斬りかかってくる。
あたしは「アイス・マシンガン」と合成魔法を使った。
次々と発射される氷の塊。クフォーは「うおおおお!?」と驚きながらも剣で弾く。
「近づかんと攻撃できひんでー」
「氷の魔法だと!? 聞いたことないぞ!」
するとクフォーはその場で跳躍した――いや、空を飛んだ。
「おお! 背中から翼生えとるやんか!」
まるで天使のようやなと感動を覚えた。物凄く大きい翼をはためかせながら、クフォーはどう攻めようかと考えとる様子やった。
「でもなあ。空飛ぶだけやったら、うちの妹でもできるし、あたしもできるんやで!」
あたしは氷の足場を作り、そのままクフォーに向かって伸ばし続けた。
「な、なんてでたらめな!」
「行くで! アクア・バズーカ!」
クフォーよりも高く飛んで、そっから上級魔法で攻撃する。
巨大な水の塊がクフォーに直撃した。
「ぐげええええええ!」
潰れたカエルのような悲鳴をあげながら、クフォーは甲板に叩きつけられた。
ふう。これなら文句あらへんやろ。
「勝負あり! ユーリさんの勝利!」
皇帝の宣言であたしの勝利が決まったけど、なんかしっくりけえへんな。
「凄い……! ユーリさん、そんなに強かったんだ……!」
走ってあたしに近づいたアイサちゃんが尊敬の眼差しで見つめとる。
「あはは。どうやった? 格好良かったか?」
「うん! 凄かった!」
皇帝も「いやあ。予想以上でしたよ」と笑いながらこっちに来た。
「素晴らしいですね。流石と言うべきでしょう」
「なあ。鳥人の軍団長ってこんなもんか?」
「彼も強い部類ですが、ユーリさんが強すぎるんですよ」
あたし、そないに強なってたんか?
「クフォー! しっかりしなさい!」
ルウちゃんが気絶しとるクフォーにビンタしとる。
まあ水の塊やからそないにダメージあらへんやろ。上級魔法言うても、威力殺したし。
「これで文句はありませんね? ルウ姫」
皇帝がにやにやしながらルウちゃんに近づく。ルウちゃんは唇を噛み締めながら「仕方ありません……!」と悔しそうにしとる。
「ついでに、私のお願いも聞いてくださったら、嬉しいのですが」
「なんですか? 聞くか聞かないかは知りませんけど」
拗ねた子どものようなルウちゃんに皇帝は言うた。
「今回の会議、私に味方してください」
えっ? こないなところでそないなこと言うんか?
みんなもそう思うたとき、続けて皇帝は言うた。
「そろそろ、敵対種族という差別をやめるべきだと思いませんか? 私は全種族の平等を提唱します」
0
お気に入りに追加
41
あなたにおすすめの小説
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
婚約破棄され逃げ出した転生令嬢は、最強の安住の地を夢見る
拓海のり
ファンタジー
階段から落ちて死んだ私は、神様に【救急箱】を貰って異世界に転生したけれど、前世の記憶を思い出したのが婚約破棄の現場で、私が断罪される方だった。
頼みのギフト【救急箱】から出て来るのは、使うのを躊躇うような怖い物が沢山。出会う人々はみんな訳ありで兵士に追われているし、こんな世界で私は生きて行けるのだろうか。
破滅型の転生令嬢、腹黒陰謀型の年下少年、腕の立つ元冒険者の護衛騎士、ほんわり癒し系聖女、魔獣使いの半魔、暗部一族の騎士。転生令嬢と訳ありな皆さん。
ゆるゆる異世界ファンタジー、ご都合主義満載です。
タイトル色々いじっています。他サイトにも投稿しています。
完結しました。ありがとうございました。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる