私の恋人はイケメン妖なので、あなた達とは次元が違います!


私の名前は桃原 姫(ももはら ひめ)、16歳。

見て分かる通り、私は「姫」と名付けられたけど、性格はお世辞にもお姫様みたいにお淑やかとは言えない。

だからこの名前で揶揄われることも少なくなかった。

ーー『もっと可愛くお淑やかにできねぇの?』

ーー『姫って呼ぶの、恥ずかしいよなぁー。』

ーー『名前負けにも程があるだろ。そんな性格じゃ恋人なんてできねぇよ!』



悲しくて、悔しくて、名前で呼ばれる事が嫌になった。

でも、このまま言われっぱなしはもっと嫌!
いつかイイ男を捕まえて、私を否定した奴らを絶対に見返してやる!

…とまぁそんな訳で、学校の男子達とは間違っても恋なんか生まれる事は無かった。

でもついに、私にも好きな人ができたの!

誰もが羨む程の超イケメンで、ちょっと意地悪だけどドキドキさせてくれる、

『律(りつ)』という妖にーー。






※この物語はフィクションです。実在の人物、国、団体には一切関係ございません。
※名前に関して中傷している描写がありますが、蔑視している訳ではございません。ご理解頂けた上でお読み頂きますようお願い致します。

※3/22タイトル変更しました。元「姫の初恋物語」
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