4 / 4
4
しおりを挟む
「んんっ……」
さんざん乳首をつねられてこねくり回されて。たまらず喘いだ口を、ふさがれる。唇の間から入ってきた熱い舌が、雅のものの側面をなぞり、吸い上げる。口の中まで犯されるような激しいキスに、唇の端から唾液が垂れる。その垂れた唾液をぺろりと藤馬が舌で舐めとる。
「やめろ、んなこと……あっ」
藤馬の手が下肢に伸びる。お世辞にも立派とは言えない雅のものがつん、と自己主張している。
猛ったペニスを握りこんだ手を、笑顔で上下させながら、
「雅ちゃんのリードも可愛かったけど、やっぱ雅ちゃんに触ってる方が楽しいなー」
「はっ……んんっ」
シャワーも浴びられないままベッドにぶん投げられて、先ほどから藤馬にいいようにされている。今までほとんどが雅のリードだったが、多少は鬱憤が溜まっていたのだろう。
強弱をつけて竿をしごかれ、先端を指の腹で擦られ、達しそうになった雅は思わず腰が動いてしまう。
自分でも「早すぎだろ」と言いたくなったが、ここ最近の多忙でソロプレイすら全くご無沙汰だったことを考えるといた仕方ないだろう。
「藤馬……! も、イク……」
もうすぐで達しそうになったとき、藤馬は動きを早くするどころか、根元を握りこんでしまった。
「ちょ、なんで……!」
寸止めされて雅は半泣きだ。
「だって雅ちゃんは」
藤馬は根元を握りこんだ手は緩めないまま、もう片方の手でジーンズのベルトを緩めた。猛った自身を取り出して、雅の穴にあてがうと一気に突き刺す。まだまったく慣らされていない穴が、藤馬のペニスでぐぐっと広げられる。苦しさはあったが、慣れているせいか痛みはない。
「こっちでイカされる方が好きだもん、ね!」
「待って、お前ゴムしてないぃー!」
出すほうは別にいいだろう。困るのは出される雅だ。後処理はかなり面倒くさいのに。
ふっと藤馬は笑った。
「じゃあ抜く?」
わざとらしく弱い奥をこすられて、雅はいやいやと首を振った。
「抜くのやだぁ」
「いい子。じゃあ、雅ちゃんのいいところたっくさんついてあげるね」
ただでさえ寸止めされているのだ。あらがえなくても仕方ない。
(ようはオレがさっさとイッて、こいつに出される前に抜きさえすれば……)
「も……入れたんだからいいだろ……さっさと手ぇ放して、イカせろよ。ふぁ……ん……!」
未だ息子を握りこんだままの藤馬を真下から睨み上げるが、むしろ喜ばせていることに雅は気づいていない。
「もちろんイカせてあげるよ? 僕と一緒にね?」
「は? ふざけんな、何で一緒……! は……ん……! イクなら、さっさとイケよ! 遅漏野郎!」
悪態をつく雅に藤馬は気を悪くした様子もなく、抽挿を続ける。
藤馬のペニスの先端からあふれ出た先走りがローションのように滑りをよくし、ぐちゅぐちゅと水音を立てる。カリが壁をえぐる感覚が気持ちいい。
「雅ちゃんが早漏なんでしょ?」
「ふ……ンぁ……! うるせぇ!」
「可哀想だし、そろそろイカせてあげようかな? 次はもう少し頑張ってね?」
藤馬が雅のペニスの根元を解放する。
「は……あァ……!」
解放されたペニスの先端から、壊れた蛇口のように白い飛沫が勢いよく流れ出る。
「可愛い。雅ちゃん。大好きだよ」
耳元で囁いて、藤馬も雅の中に熱い飛沫を吐きだした。
さんざん抱きつぶされた後、腰砕けになった雅を藤馬は浴室で体をきれいにして処理をしてくれたりと至れり尽くせりで甲斐甲斐しく世話をしてくれた。
再びベッドに横になって、ぐったりしている雅の横で藤馬はご機嫌だ。
「僕も反省してるんだぁー。仕事に差しさわりあると思って手加減してたから。でも、二度とバカなこと考えられないように、毎日毎日思いっきり抱きつぶしておくべきだった」
「おっまえ……。今まで手加減してきたなぁー?」
いつもは言わば軽い短距離走だったのが、いきなりマラソンを走らされた気分だ。いくらビッチの雅とはいっても、もしもこんなセックスを毎日されたら身が持たないだろう。
「だから言ったでしょ? 雅ちゃんがリードしたがってるのが可愛かったから。それに次の日に響いたら可哀想だと思って」
「くっそー。こちとらおっさんなんだぞ。気ぃつかえよ」
「おんぶでもして帰ればいい?」
「死ね」
年下の幼なじみにおんぶされて帰宅なんて恥だ。雅が女の子ならば別だが。
「明日はお互い休みだし、ゆっくりしようか。雅ちゃんが回復するまで。つーか、お泊りしちゃえばいいじゃん」
「……うるせぇ」
にこにこ隣で笑う藤馬に、雅は敵う気がしなかった。
さんざん乳首をつねられてこねくり回されて。たまらず喘いだ口を、ふさがれる。唇の間から入ってきた熱い舌が、雅のものの側面をなぞり、吸い上げる。口の中まで犯されるような激しいキスに、唇の端から唾液が垂れる。その垂れた唾液をぺろりと藤馬が舌で舐めとる。
「やめろ、んなこと……あっ」
藤馬の手が下肢に伸びる。お世辞にも立派とは言えない雅のものがつん、と自己主張している。
猛ったペニスを握りこんだ手を、笑顔で上下させながら、
「雅ちゃんのリードも可愛かったけど、やっぱ雅ちゃんに触ってる方が楽しいなー」
「はっ……んんっ」
シャワーも浴びられないままベッドにぶん投げられて、先ほどから藤馬にいいようにされている。今までほとんどが雅のリードだったが、多少は鬱憤が溜まっていたのだろう。
強弱をつけて竿をしごかれ、先端を指の腹で擦られ、達しそうになった雅は思わず腰が動いてしまう。
自分でも「早すぎだろ」と言いたくなったが、ここ最近の多忙でソロプレイすら全くご無沙汰だったことを考えるといた仕方ないだろう。
「藤馬……! も、イク……」
もうすぐで達しそうになったとき、藤馬は動きを早くするどころか、根元を握りこんでしまった。
「ちょ、なんで……!」
寸止めされて雅は半泣きだ。
「だって雅ちゃんは」
藤馬は根元を握りこんだ手は緩めないまま、もう片方の手でジーンズのベルトを緩めた。猛った自身を取り出して、雅の穴にあてがうと一気に突き刺す。まだまったく慣らされていない穴が、藤馬のペニスでぐぐっと広げられる。苦しさはあったが、慣れているせいか痛みはない。
「こっちでイカされる方が好きだもん、ね!」
「待って、お前ゴムしてないぃー!」
出すほうは別にいいだろう。困るのは出される雅だ。後処理はかなり面倒くさいのに。
ふっと藤馬は笑った。
「じゃあ抜く?」
わざとらしく弱い奥をこすられて、雅はいやいやと首を振った。
「抜くのやだぁ」
「いい子。じゃあ、雅ちゃんのいいところたっくさんついてあげるね」
ただでさえ寸止めされているのだ。あらがえなくても仕方ない。
(ようはオレがさっさとイッて、こいつに出される前に抜きさえすれば……)
「も……入れたんだからいいだろ……さっさと手ぇ放して、イカせろよ。ふぁ……ん……!」
未だ息子を握りこんだままの藤馬を真下から睨み上げるが、むしろ喜ばせていることに雅は気づいていない。
「もちろんイカせてあげるよ? 僕と一緒にね?」
「は? ふざけんな、何で一緒……! は……ん……! イクなら、さっさとイケよ! 遅漏野郎!」
悪態をつく雅に藤馬は気を悪くした様子もなく、抽挿を続ける。
藤馬のペニスの先端からあふれ出た先走りがローションのように滑りをよくし、ぐちゅぐちゅと水音を立てる。カリが壁をえぐる感覚が気持ちいい。
「雅ちゃんが早漏なんでしょ?」
「ふ……ンぁ……! うるせぇ!」
「可哀想だし、そろそろイカせてあげようかな? 次はもう少し頑張ってね?」
藤馬が雅のペニスの根元を解放する。
「は……あァ……!」
解放されたペニスの先端から、壊れた蛇口のように白い飛沫が勢いよく流れ出る。
「可愛い。雅ちゃん。大好きだよ」
耳元で囁いて、藤馬も雅の中に熱い飛沫を吐きだした。
さんざん抱きつぶされた後、腰砕けになった雅を藤馬は浴室で体をきれいにして処理をしてくれたりと至れり尽くせりで甲斐甲斐しく世話をしてくれた。
再びベッドに横になって、ぐったりしている雅の横で藤馬はご機嫌だ。
「僕も反省してるんだぁー。仕事に差しさわりあると思って手加減してたから。でも、二度とバカなこと考えられないように、毎日毎日思いっきり抱きつぶしておくべきだった」
「おっまえ……。今まで手加減してきたなぁー?」
いつもは言わば軽い短距離走だったのが、いきなりマラソンを走らされた気分だ。いくらビッチの雅とはいっても、もしもこんなセックスを毎日されたら身が持たないだろう。
「だから言ったでしょ? 雅ちゃんがリードしたがってるのが可愛かったから。それに次の日に響いたら可哀想だと思って」
「くっそー。こちとらおっさんなんだぞ。気ぃつかえよ」
「おんぶでもして帰ればいい?」
「死ね」
年下の幼なじみにおんぶされて帰宅なんて恥だ。雅が女の子ならば別だが。
「明日はお互い休みだし、ゆっくりしようか。雅ちゃんが回復するまで。つーか、お泊りしちゃえばいいじゃん」
「……うるせぇ」
にこにこ隣で笑う藤馬に、雅は敵う気がしなかった。
0
お気に入りに追加
89
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
年上が敷かれるタイプの短編集
あかさたな!
BL
年下が責める系のお話が多めです。
予告なくr18な内容に入ってしまうので、取扱注意です!
全話独立したお話です!
【開放的なところでされるがままな先輩】【弟の寝込みを襲うが返り討ちにあう兄】【浮気を疑われ恋人にタジタジにされる先輩】【幼い主人に狩られるピュアな執事】【サービスが良すぎるエステティシャン】【部室で思い出づくり】【No.1の女王様を屈服させる】【吸血鬼を拾ったら】【人間とヴァンパイアの逆転主従関係】【幼馴染の力関係って決まっている】【拗ねている弟を甘やかす兄】【ドSな執着系執事】【やはり天才には勝てない秀才】
------------------
新しい短編集を出しました。
詳しくはプロフィールをご覧いただけると幸いです。
くまさんのマッサージ♡
はやしかわともえ
BL
ほのぼの日常。ちょっとえっちめ。
2024.03.06
閲覧、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
もう一本書く予定です。時間が掛かりそうなのでお気に入りして頂けると便利かと思います。よろしくお願い致します。
2024.03.10
完結しました!読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m
今月25日(3/25)のピクトスクエア様のwebイベントにてこの作品のスピンオフを頒布致します。詳細はまたお知らせ致します。
2024.03.19
https://pictsquare.net/skaojqhx7lcbwqxp8i5ul7eqkorx4foy
イベントページになります。
25日0時より開始です!
※補足
サークルスペースが確定いたしました。
一次創作2: え5
にて出展させていただいてます!
2024.10.28
11/1から開催されるwebイベントにて、新作スピンオフを書いています。改めてお知らせいたします。
2024.11.01
https://pictsquare.net/4g1gw20b5ptpi85w5fmm3rsw729ifyn2
本日22時より、イベントが開催されます。
よろしければ遊びに来てください。
エロゲ世界のモブに転生したオレの一生のお願い!
たまむし
BL
大学受験に失敗して引きこもりニートになっていた湯島秋央は、二階の自室から転落して死んだ……はずが、直前までプレイしていたR18ゲームの世界に転移してしまった!
せっかくの異世界なのに、アキオは主人公のイケメン騎士でもヒロインでもなく、ゲーム序盤で退場するモブになっていて、いきなり投獄されてしまう。
失意の中、アキオは自分の身体から大事なもの(ち●ちん)がなくなっていることに気付く。
「オレは大事なものを取り戻して、エロゲの世界で女の子とエッチなことをする!」
アキオは固い決意を胸に、獄中で知り合った男と協力して牢を抜け出し、冒険の旅に出る。
でも、なぜかお色気イベントは全部男相手に発生するし、モブのはずが世界の命運を変えるアイテムを手にしてしまう。
ちん●んと世界、男と女、どっちを選ぶ? どうする、アキオ!?
完結済み番外編、連載中続編があります。「ファタリタ物語」でタグ検索していただければ出てきますので、そちらもどうぞ!
※同一内容をムーンライトノベルズにも投稿しています※
pixivリクエストボックスでイメージイラストを依頼して描いていただきました。
https://www.pixiv.net/artworks/105819552
君が好き過ぎてレイプした
眠りん
BL
ぼくは大柄で力は強いけれど、かなりの小心者です。好きな人に告白なんて絶対出来ません。
放課後の教室で……ぼくの好きな湊也君が一人、席に座って眠っていました。
これはチャンスです。
目隠しをして、体を押え付ければ小柄な湊也君は抵抗出来ません。
どうせ恋人同士になんてなれません。
この先の長い人生、君の隣にいられないのなら、たった一度少しの時間でいい。君とセックスがしたいのです。
それで君への恋心は忘れます。
でも、翌日湊也君がぼくを呼び出しました。犯人がぼくだとバレてしまったのでしょうか?
不安に思いましたが、そんな事はありませんでした。
「犯人が誰か分からないんだ。ねぇ、柚月。しばらく俺と一緒にいて。俺の事守ってよ」
ぼくはガタイが良いだけで弱い人間です。小心者だし、人を守るなんて出来ません。
その時、湊也君が衝撃発言をしました。
「柚月の事……本当はずっと好きだったから」
なんと告白されたのです。
ぼくと湊也君は両思いだったのです。
このままレイプ事件の事はなかった事にしたいと思います。
※誤字脱字があったらすみません
ストレスを感じすぎた社畜くんが、急におもらししちゃう話
こじらせた処女
BL
社会人になってから一年が経った健斗(けんと)は、住んでいた部屋が火事で焼けてしまい、大家に突然退去命令を出されてしまう。家具やら引越し費用やらを捻出できず、大学の同期であった祐樹(ゆうき)の家に転がり込むこととなった。
家賃は折半。しかし毎日終電ギリギリまで仕事がある健斗は洗濯も炊事も祐樹に任せっきりになりがちだった。罪悪感に駆られるも、疲弊しきってボロボロの体では家事をすることができない日々。社会人として自立できていない焦燥感、日々の疲れ。体にも心にも余裕がなくなった健斗はある日おねしょをしてしまう。手伝おうとした祐樹に当たり散らしてしまい、喧嘩になってしまい、それが張り詰めていた糸を切るきっかけになったのか、その日の夜、帰宅した健斗は玄関から動けなくなってしまい…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
ひぇ!!とても好みの作品でした!!
雅さんの性格がとてもよき…
ちょっとヤンデレ?かな?が混じってる藤馬さんの性格もよきでした✩°。⋆⸜(*˙꒳˙* )⸝
ありがとうございます😇😇
あまり需要ないかなーと思っていたので嬉しいですー!ありがとうございます(*´∀`)ヤンデレ、ビッチの二人を気に入っていただいたようでよかったです。