25 / 46
元カレ
敏感
しおりを挟む
「ただいまぁ」
当たり前のように「ただいま」を言って家に入ると、慣れてきた空気の中に美味しそうな香りを見つける。
「あ、唐揚げ?」
タンタンとリズムよく聞こえてくる包丁の音に足音を馴染ませ、リビングに向かっていくと、彼の背中をみつけた。
「お? おかえりなさい、ごめんなさい。今できるんで」
「いいわよ。急がなくて、私もこれからリラックスするために準備があるから、それにしても今日もバイトだったの? 最近、随分と頑張るわね」
私が今の部署に配属になってから、あまり志賀くんが働く会社に行けなくなっていた。
それでも、たまに行くようにはしているが、回数はかなり減っている。
「ちょっと、忙しくて」
苦笑しながら手際よく唐揚げをお皿に盛りつけていく。
胃袋を刺激する匂いに私は我慢できずに、自室へ戻ると素早く着替えをすませていった。
ラフな格好で最近はいられるようになった。
同棲当初は気を使って、普段からしっかりとした服装にしていたけれど、一度彼がジャージで過ごしているのを見てから、私もラフな格好をするようになり、これがなんて楽なことやら。
「はい、できましたよ」
ことりと置かれたお皿の上に熱々の唐揚げある。
これは、凄い! なんでこんなに料理ができるのだろうか? 正直悔しい、私もそれなりに独り暮らし経験が長いので、料理はできるほうだと思っていたけれど、志賀くんの味に勝てる気がしない。
「「いただきます」」
二人声を揃えて食べ始める。
いつもの食卓に私の心は安堵していく。
食べ終えると、ソファーに座り観ない映画のあらすじを見ては「うーん……」と唸って次のページに移ってを繰り替えしていると、隣にぽふっと腰掛けてくる。
「何しているんですか?」
「何って、映画のあらすじを読んで、観たいリストに入れているのよ」
「それって、経験ありますけど観ませんよね」
そうなのだ、いつでも観られると思うと逆にタイミングがつかめない。
操作していたリモコンをテーブルに置いてソファーに深く腰掛けると、彼がさらに近づいてくる。
顔を向けると、志賀くんの顔も目の前にあった。 綺麗な瞳とお風呂上がりのすこし火照った頬の色が妙に艶っぽい。
こりっと、オデコが私のオデコにあたるとスリスリと甘えるようにこすってくる。
さわっと彼の前髪が触れるとくすぐったい気持ちになった。
「ちょっと、どうしたのよ?」
「いや、最近なんだか紗香さんが変な気がして」
「え?」
最近という単語に若干の心当たりがある。 それは、きっと彼が原因だろう。
突然去ったかと思ったら、今度は急に現れるんだもん、しかもあの調子だからこっちが変に意識してしまっているのかもしれない。
漆田くんのことを考えていると、志賀くんは少し複雑な表情をすると私の頬にキスをしてくる。
「ひゃっ」
突然のことで驚いてしまう。
でも、彼はそのまま私を抱きしめると、ぎゅっと力をいれてくる。
「ちょ、ちょっとどうしたのよ」
「紗香さんがどこかに行っちゃいそうで……」
「は? な、何言って……」
私が言葉を伝えようとすると、強制的に唇を塞がれてしまう。
いつもより、乱暴な気もするけれど、相変わらず優しいのには変わりがない。
そのまま、首筋をチロチロとなめてくるのが合図、左手でホックを外されるとそのままソファーを寝具用に変えて私たちは倒れていく。
「ご、ごめんなさい、明かり消してくれると助かるんだけど」
今までなら全然怠っていたムダ毛処理も、彼と住むようになってからはバッチリなので見られてマズイ部分はないが流石に明るいのは恥ずかしい。
だけど、志賀くんはリモコンに手を伸ばさずに私の服を脱がせていく。
「き、聞いてるんっ――」
「紗香さん綺麗ですし、それに全部見たいかも……」
腰と胸に手をもっていき、優しく撫でられると背中がゾクゾクとしてしまう。
私がリモコンを取ろうとするのを阻止されると、またキスをされ彼の愛が私を包み込んでいった。
***
薄暗い部屋でぼうっとしていた。
今日の志賀くんはなんだか、その……凄かった。
何がって言えないけれど、とにかく凄くて自分の中が壊れるんじゃないかと思ってしまうほどで、しばらく歩けなかったけれど、こうして自室へ戻ってきて気だるい体を横にしている。
「気付いているかな?」
私が今抱えているモヤモヤを敏感に感じ取ってくれているのかもしれない。
なんだろう、嫉妬? なんて、考えも浮かんだけれどそれって自惚なんじゃない? かって思う。
「私の自意識過剰かも」
今まで彼が入っていた部分を撫でると、はっきりと形が思い出せる。
自分がこんなに乱れるなんて思いもしなかった。 すっかり馴染んでしまった彼の色を思い出すとまた体が熱をもってしまう。
「私って愛されているのかな?」
はっきりとした言葉はまだない。
一度「好き」って言ってくれたけれど、それはどの程度の好きなのだろうか?
わからない、でも嫌われていないのは感じる。
もう少しで私の誕生日、そしたら三十だよ? それでも、彼は私をまだ抱いて愛してくれるのだろうか?
考えれば考えるほど、不安でしかない。
「寝よ」
時計を確認すると、既に十二時を過ぎようとしていた。
私は柔らかな布団をかぶり眠ることにする。 体は疲れているのに、眠れない。
「はぁ、思春期の中学生かって」
そんなことを呟いていいると、ヘアのドアがノックされた。
「え? どうしたの?」
「入ってもいいですか?」
立ち上がり、鍵を開けると志賀くんが入ってくる。
「ど、どうしたのよ?」
「いや、ちょっと眠れなくて」
バツが悪そうな表情で私に近づいてきて、また抱きしめてくれる。
ほわっと温かさで満たされてはじめた。
「このまま、一緒に寝ませんか?」
「しょ、しょうがないわね、いいわよ」
優しく癖っ毛を撫でてあげると、私の布団に入って抱き合ったまま眠ることにした。
ちょっとエッチな雰囲気になってしまったが、そこは仕事のことを考えてお互い抑えられたが、なんだろう私の性欲も増しているのだろうか? それとも単純に彼が一緒だから?
わからない感情だらけ、でも、これだけは言える。
この背中にまわった手の温もりは本当に安心できる。
今まで感じていた不安が一気になくなり、私たちは夢の世界へと無事に旅立つことができた。
当たり前のように「ただいま」を言って家に入ると、慣れてきた空気の中に美味しそうな香りを見つける。
「あ、唐揚げ?」
タンタンとリズムよく聞こえてくる包丁の音に足音を馴染ませ、リビングに向かっていくと、彼の背中をみつけた。
「お? おかえりなさい、ごめんなさい。今できるんで」
「いいわよ。急がなくて、私もこれからリラックスするために準備があるから、それにしても今日もバイトだったの? 最近、随分と頑張るわね」
私が今の部署に配属になってから、あまり志賀くんが働く会社に行けなくなっていた。
それでも、たまに行くようにはしているが、回数はかなり減っている。
「ちょっと、忙しくて」
苦笑しながら手際よく唐揚げをお皿に盛りつけていく。
胃袋を刺激する匂いに私は我慢できずに、自室へ戻ると素早く着替えをすませていった。
ラフな格好で最近はいられるようになった。
同棲当初は気を使って、普段からしっかりとした服装にしていたけれど、一度彼がジャージで過ごしているのを見てから、私もラフな格好をするようになり、これがなんて楽なことやら。
「はい、できましたよ」
ことりと置かれたお皿の上に熱々の唐揚げある。
これは、凄い! なんでこんなに料理ができるのだろうか? 正直悔しい、私もそれなりに独り暮らし経験が長いので、料理はできるほうだと思っていたけれど、志賀くんの味に勝てる気がしない。
「「いただきます」」
二人声を揃えて食べ始める。
いつもの食卓に私の心は安堵していく。
食べ終えると、ソファーに座り観ない映画のあらすじを見ては「うーん……」と唸って次のページに移ってを繰り替えしていると、隣にぽふっと腰掛けてくる。
「何しているんですか?」
「何って、映画のあらすじを読んで、観たいリストに入れているのよ」
「それって、経験ありますけど観ませんよね」
そうなのだ、いつでも観られると思うと逆にタイミングがつかめない。
操作していたリモコンをテーブルに置いてソファーに深く腰掛けると、彼がさらに近づいてくる。
顔を向けると、志賀くんの顔も目の前にあった。 綺麗な瞳とお風呂上がりのすこし火照った頬の色が妙に艶っぽい。
こりっと、オデコが私のオデコにあたるとスリスリと甘えるようにこすってくる。
さわっと彼の前髪が触れるとくすぐったい気持ちになった。
「ちょっと、どうしたのよ?」
「いや、最近なんだか紗香さんが変な気がして」
「え?」
最近という単語に若干の心当たりがある。 それは、きっと彼が原因だろう。
突然去ったかと思ったら、今度は急に現れるんだもん、しかもあの調子だからこっちが変に意識してしまっているのかもしれない。
漆田くんのことを考えていると、志賀くんは少し複雑な表情をすると私の頬にキスをしてくる。
「ひゃっ」
突然のことで驚いてしまう。
でも、彼はそのまま私を抱きしめると、ぎゅっと力をいれてくる。
「ちょ、ちょっとどうしたのよ」
「紗香さんがどこかに行っちゃいそうで……」
「は? な、何言って……」
私が言葉を伝えようとすると、強制的に唇を塞がれてしまう。
いつもより、乱暴な気もするけれど、相変わらず優しいのには変わりがない。
そのまま、首筋をチロチロとなめてくるのが合図、左手でホックを外されるとそのままソファーを寝具用に変えて私たちは倒れていく。
「ご、ごめんなさい、明かり消してくれると助かるんだけど」
今までなら全然怠っていたムダ毛処理も、彼と住むようになってからはバッチリなので見られてマズイ部分はないが流石に明るいのは恥ずかしい。
だけど、志賀くんはリモコンに手を伸ばさずに私の服を脱がせていく。
「き、聞いてるんっ――」
「紗香さん綺麗ですし、それに全部見たいかも……」
腰と胸に手をもっていき、優しく撫でられると背中がゾクゾクとしてしまう。
私がリモコンを取ろうとするのを阻止されると、またキスをされ彼の愛が私を包み込んでいった。
***
薄暗い部屋でぼうっとしていた。
今日の志賀くんはなんだか、その……凄かった。
何がって言えないけれど、とにかく凄くて自分の中が壊れるんじゃないかと思ってしまうほどで、しばらく歩けなかったけれど、こうして自室へ戻ってきて気だるい体を横にしている。
「気付いているかな?」
私が今抱えているモヤモヤを敏感に感じ取ってくれているのかもしれない。
なんだろう、嫉妬? なんて、考えも浮かんだけれどそれって自惚なんじゃない? かって思う。
「私の自意識過剰かも」
今まで彼が入っていた部分を撫でると、はっきりと形が思い出せる。
自分がこんなに乱れるなんて思いもしなかった。 すっかり馴染んでしまった彼の色を思い出すとまた体が熱をもってしまう。
「私って愛されているのかな?」
はっきりとした言葉はまだない。
一度「好き」って言ってくれたけれど、それはどの程度の好きなのだろうか?
わからない、でも嫌われていないのは感じる。
もう少しで私の誕生日、そしたら三十だよ? それでも、彼は私をまだ抱いて愛してくれるのだろうか?
考えれば考えるほど、不安でしかない。
「寝よ」
時計を確認すると、既に十二時を過ぎようとしていた。
私は柔らかな布団をかぶり眠ることにする。 体は疲れているのに、眠れない。
「はぁ、思春期の中学生かって」
そんなことを呟いていいると、ヘアのドアがノックされた。
「え? どうしたの?」
「入ってもいいですか?」
立ち上がり、鍵を開けると志賀くんが入ってくる。
「ど、どうしたのよ?」
「いや、ちょっと眠れなくて」
バツが悪そうな表情で私に近づいてきて、また抱きしめてくれる。
ほわっと温かさで満たされてはじめた。
「このまま、一緒に寝ませんか?」
「しょ、しょうがないわね、いいわよ」
優しく癖っ毛を撫でてあげると、私の布団に入って抱き合ったまま眠ることにした。
ちょっとエッチな雰囲気になってしまったが、そこは仕事のことを考えてお互い抑えられたが、なんだろう私の性欲も増しているのだろうか? それとも単純に彼が一緒だから?
わからない感情だらけ、でも、これだけは言える。
この背中にまわった手の温もりは本当に安心できる。
今まで感じていた不安が一気になくなり、私たちは夢の世界へと無事に旅立つことができた。
0
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
10 sweet wedding
国樹田 樹
恋愛
『十年後もお互い独身だったら、結婚しよう』 そんな、どこかのドラマで見た様な約束をした私達。 けれど十年後の今日、私は彼の妻になった。 ……そんな二人の、式後のお話。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
隠れ御曹司の手加減なしの独占溺愛
冬野まゆ
恋愛
老舗ホテルのブライダル部門で、チーフとして働く二十七歳の香奈恵。ある日、仕事でピンチに陥った彼女は、一日だけ恋人のフリをするという条件で、有能な年上の部下・雅之に助けてもらう。ところが約束の日、香奈恵の前に現れたのは普段の冴えない彼とは似ても似つかない、甘く色気のある極上イケメン! 突如本性を露わにした彼は、なんと自分の両親の前で香奈恵にプロポーズした挙句、あれよあれよと結婚前提の恋人になってしまい――!? 「誰よりも大事にするから、俺と結婚してくれ」恋に不慣れな不器用OLと身分を隠したハイスペック御曹司の、問答無用な下克上ラブ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる