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ささやかな望み(9)
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クインは「天使」である。普段は王城の狩場で働いている。彼はジーゲン村で木こりをしていたが、イチモツがあまりにでかかった為ずっと童貞だったらしい。で、僕が召喚されたと聞いて村を出てきたけど、王都に着いた時には三十歳になってたんだって。倒れたところを騎士に介抱されて、医官のキリーンさんに「天使」だと断定されて命が助かったのだと聞いた。あと一週間早ければ、なんて思うとやりきれない。
でももしクインが「天使」にならなかったら、十日に一度抱かれるなんてことはなかっただろう。抱かれたとしても一度きりで、クインはそれ以降誰も抱かずに生きていっただろう。
どちらがいいのかなんて僕にはわからない。でも、この世界にきて僕は幸せだと思う。だってすごく大事にされているから。
僕の取り柄は抱かれることだけなんだから、いい気にならないようにしないと。
だって僕はすぐ調子に乗るから。あのイケメンの上司に真面目に注意されていた時だって、僕は勘違いしていたんだ。
なんか最近例の上司のことをよく思い出すんだよね。なんでだろう?
「アキラ、どうかしたのですか?」
首を傾げていたらしい。クインを玉座の間のベッドの上で待っている間、セラスが付き合って待っていてくれている。
「あ、ごめん。なんでもない、です」
上司の話はしない方がいいと思う。だってセラスは彼にものすごく怒っていたから。もしまた召喚とかされて手打ちにされたりしたら嫌だ。今だから思う。僕も悪かったんだって。
でも、イヤミとか延々言われたり雑用をこれでもかと押し付けられたのはちょっと……。
「遅くなりました。申し訳ありません」
「クイン!」
そんなことを考えていたらクインが来た。僕は嬉しくなって、目の前まで来たクインを抱きしめた。って、全然腕が背中に届かないけど。
「王が待っていましたよ」
「それはたいへん失礼しました。王、お待たせしてしまって……」
「そういうのいいから! ね、クイン。ぎゅってして!」
セラスに苦笑交じりに言われてクインは恐縮した。でもそんなことどうでもいい。セラスのことは好きだけどクインのことも好きだから。
「王は甘えん坊ですね」
クインがふふっと笑って僕を抱きしめ返してくれた。大好きだーって思う。
「それに……シーツだけを羽織って待っていてくださるなんて、積極的ですね」
そっと優しくベッドに押し倒されて胸がきゅうううんっ! と疼く。
「王のおっぱい、吸ってもいいですか?」
「ま、まだ出ない、よ?」
「ええ、あとでたっぷり飲ませてください。今は王のおっぱいを可愛がりたいのです」
あーもうだめかもしれない。胸がきゅんきゅんしてどうしたらいいかわからない。
「ん……クイン、舐めて……」
顔がすごく熱い。熱がどんどん上がっておかしくなってしまいそうだ。シーツをずらして胸を出すと、クインが優しくぺろりと舐めてくれた。
「……あっ……」
舌先でころころと転がされて、すぐに乳首が固くなってしまう。そうなったらちゅうっと吸われてしまい、僕はびくびくと身を震わせた。
「王はとても感じやすいですね……」
もう片方の乳首も同じようにされて感じてしまう。そのままクインは腹も臍もぺろぺろと舐めて、勃ち上がりかけている僕自身をぱくりと咥えてしまった。
「ああーんっ……!」
くちゅくちゅちゅくちゅくと、それほど大きくない僕自身をクインが舐めしゃぶる。優しくて気持ちよくて僕はびくびくと身体を震わせることしかできない。クインも抱かれる側のせいかその愛撫はとても繊細だ。自分がされたら嬉しいって愛撫をされているように思えるから、今度クインのイチモツも舐めてみたいな。クインはどんなふうに啼くんだろう。
「あっ、あっ、クインッ、イッちゃうぅっ……!」
僕の身体は本当に感じやすくてすぐにイッてしまう。クインはごくごくと僕の精液を飲むと、
「王の蜜はすごくおいしいです」
と満足そうに言った。
「やぁっ……!」
「王は恥ずかしがりやなのですね。おまんこも舐めさせてください」
「あっ……」
もうっ! クインも天使なのにぃっ! って恨みがましい目で睨むけど全然効果なんかんかなくて、足を広げられてぺろぺろくちゅくちゅとおまんこを舐め舐めされてしまった。もうおまんこは感じちゃうからだめなのに。
「あっ、あっ、あんっ、あんっ……!」
クインはわざわざ舐めやすいように僕のお尻をしっかり持ち上げて、中からとろりと出てくる分泌液もじゅるじゅると音を立てて飲んだ。
「あっ、あっ、吸っちゃ、だめぇっ……!」
「王の愛液……とてもおいしいです。クセになりますね」
「やだぁっ、そんなことっ……!」
クインは自分が抱かれる側なせいかすごく素直で、思ったことは全部口に出してしまう。それには計算も何もないからかえって恥ずかしい。無意識の言葉責めが一番堪える、かも。
クインは夢中になって僕のおまんこをぺろぺろと舐めて、僕を散々啼かせた。クインのイチモツを受け入れた時には、僕はもう快感でどうしようもなくなっていた。好きだけど、クインももう少し加減してほしい。
でももしクインが「天使」にならなかったら、十日に一度抱かれるなんてことはなかっただろう。抱かれたとしても一度きりで、クインはそれ以降誰も抱かずに生きていっただろう。
どちらがいいのかなんて僕にはわからない。でも、この世界にきて僕は幸せだと思う。だってすごく大事にされているから。
僕の取り柄は抱かれることだけなんだから、いい気にならないようにしないと。
だって僕はすぐ調子に乗るから。あのイケメンの上司に真面目に注意されていた時だって、僕は勘違いしていたんだ。
なんか最近例の上司のことをよく思い出すんだよね。なんでだろう?
「アキラ、どうかしたのですか?」
首を傾げていたらしい。クインを玉座の間のベッドの上で待っている間、セラスが付き合って待っていてくれている。
「あ、ごめん。なんでもない、です」
上司の話はしない方がいいと思う。だってセラスは彼にものすごく怒っていたから。もしまた召喚とかされて手打ちにされたりしたら嫌だ。今だから思う。僕も悪かったんだって。
でも、イヤミとか延々言われたり雑用をこれでもかと押し付けられたのはちょっと……。
「遅くなりました。申し訳ありません」
「クイン!」
そんなことを考えていたらクインが来た。僕は嬉しくなって、目の前まで来たクインを抱きしめた。って、全然腕が背中に届かないけど。
「王が待っていましたよ」
「それはたいへん失礼しました。王、お待たせしてしまって……」
「そういうのいいから! ね、クイン。ぎゅってして!」
セラスに苦笑交じりに言われてクインは恐縮した。でもそんなことどうでもいい。セラスのことは好きだけどクインのことも好きだから。
「王は甘えん坊ですね」
クインがふふっと笑って僕を抱きしめ返してくれた。大好きだーって思う。
「それに……シーツだけを羽織って待っていてくださるなんて、積極的ですね」
そっと優しくベッドに押し倒されて胸がきゅうううんっ! と疼く。
「王のおっぱい、吸ってもいいですか?」
「ま、まだ出ない、よ?」
「ええ、あとでたっぷり飲ませてください。今は王のおっぱいを可愛がりたいのです」
あーもうだめかもしれない。胸がきゅんきゅんしてどうしたらいいかわからない。
「ん……クイン、舐めて……」
顔がすごく熱い。熱がどんどん上がっておかしくなってしまいそうだ。シーツをずらして胸を出すと、クインが優しくぺろりと舐めてくれた。
「……あっ……」
舌先でころころと転がされて、すぐに乳首が固くなってしまう。そうなったらちゅうっと吸われてしまい、僕はびくびくと身を震わせた。
「王はとても感じやすいですね……」
もう片方の乳首も同じようにされて感じてしまう。そのままクインは腹も臍もぺろぺろと舐めて、勃ち上がりかけている僕自身をぱくりと咥えてしまった。
「ああーんっ……!」
くちゅくちゅちゅくちゅくと、それほど大きくない僕自身をクインが舐めしゃぶる。優しくて気持ちよくて僕はびくびくと身体を震わせることしかできない。クインも抱かれる側のせいかその愛撫はとても繊細だ。自分がされたら嬉しいって愛撫をされているように思えるから、今度クインのイチモツも舐めてみたいな。クインはどんなふうに啼くんだろう。
「あっ、あっ、クインッ、イッちゃうぅっ……!」
僕の身体は本当に感じやすくてすぐにイッてしまう。クインはごくごくと僕の精液を飲むと、
「王の蜜はすごくおいしいです」
と満足そうに言った。
「やぁっ……!」
「王は恥ずかしがりやなのですね。おまんこも舐めさせてください」
「あっ……」
もうっ! クインも天使なのにぃっ! って恨みがましい目で睨むけど全然効果なんかんかなくて、足を広げられてぺろぺろくちゅくちゅとおまんこを舐め舐めされてしまった。もうおまんこは感じちゃうからだめなのに。
「あっ、あっ、あんっ、あんっ……!」
クインはわざわざ舐めやすいように僕のお尻をしっかり持ち上げて、中からとろりと出てくる分泌液もじゅるじゅると音を立てて飲んだ。
「あっ、あっ、吸っちゃ、だめぇっ……!」
「王の愛液……とてもおいしいです。クセになりますね」
「やだぁっ、そんなことっ……!」
クインは自分が抱かれる側なせいかすごく素直で、思ったことは全部口に出してしまう。それには計算も何もないからかえって恥ずかしい。無意識の言葉責めが一番堪える、かも。
クインは夢中になって僕のおまんこをぺろぺろと舐めて、僕を散々啼かせた。クインのイチモツを受け入れた時には、僕はもう快感でどうしようもなくなっていた。好きだけど、クインももう少し加減してほしい。
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