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43.成長が早すぎる
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……大分おなかも大きくなってきて、魔王と密着して抱き合うのはできなくなってきた。
切ないけど、そろそろ生まれるのではないかと魔王が言っていたから、それはそれでいいと思った。魔王がずっと抱いてくれるから、卵はそんなに動かないし形もあまり変えない。時々ぼこんっと音が鳴るように動いて、それで感じさせられてしまうこともある。それぐらい魔王の卵は僕の中に馴染んでいた。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
お乳も出るようになったせいか、みんなして僕のお乳を飲みにくる。乳首も長く、おっきくなっちゃって元の大きさなんてもう覚えてない。
そんなにお乳飲まれても平気なのかなって心配になったけど、精液ほど魔力は含んでないから精液を垂れ流しにするよりはいいそうだ。だから引き続きちんちんの穴も犯されてるし、乳首もずっと吸われている。魔王の魔力は無尽蔵なのかなって思うぐらい抱かれてるし……。
「あんっ、あんっ、あんっ、あああっ」
もう快感のことしか考えられなくて困ってしまう。
そんな日々を送っていたある日、産まれるって思った。
「あっ、待っ……産まれ、そう……」
「わかった」
魔王がずるずるとイチモツを抜き、乳首を吸っていた魔族も脇に避けた。
「あっ、あっ、あっ」
ルフはちんちんの穴をじゅぽじゅぽ犯しているけど、それはそれでいいみたいだ。魔王に後ろから抱きしめられるようにして足を拡げられて、みんなに見えるようにされた。
「ああっ!」
卵が一個、中を下りてくるのがわかった。そして卵はゆっくりゆっくり動きながら尻穴から顔を覗かせた。
「あああっ……」
「クルト、卵を押し出しなさい」
「んんっ!」
最後はお尻に力を入れて、どうにか出すことができた。
「ああっ……」
それは、暗い緑色をした卵だった。かなりでかい。こんなでっかいものが僕の中に入っていたなんて信じられないと思うような大きさだった。目を丸くしている僕に、魔王は卵を渡してくれた。
「抱いてみろ」
「ん……」
「魔王様、奥さま、おめでとうございます!!」
「あっ……」
魔族や魔物たちの声が一斉に響き、魔の国全体が一瞬揺れたような気がした。
「あああっ!」
その衝撃に刺激されたのか、もう一個卵が下りてきて……。
次の卵は黄色かった。でもさすがに三つ目は出てこなかった。卵の形は鶏のそれに似ていて、でもあまりにもでかくて戸惑った。こんなでかいの、本当に僕の中に入ってたのかな?
「一度に二つも! 素晴らしいです!」
イオールが殊の外喜んでくれて嬉しかったけど、僕はちんちんの穴を犯されっぱなしだからただただ感じているだけだ。
魔王は二つの卵を僕の胸に付けるようにした。
そしたら、卵が形を変えて溶けていき暗い緑色の髪の赤ん坊と、黄色い髪の赤ん坊が現れた。
「えええっ!? ああっ」
そして赤ん坊は当たり前のように僕の乳首に吸い付き、ごくごくとお乳を飲み始めた。
「さぁ、もう一人が生まれるまで励まなくてはな」
魔王はニヤリとすると、またイチモツをずぶずぶと僕の尻穴に入れてしまった。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
最後の一人が生まれるには、それからまた何日かかかった。最後の一人の卵は真っ黒だった。三人とも僕の胸に張り付いてかわいかったけど、先に生まれた二人はどんどん育って、イオールが言った通り、一週間後には少年の魔王と同じぐらいの大きさになった。
「え、ええー……」
「魔族や魔物は基本自然発生しますからね。これぐらいの早さで成長しないと死んでしまうかもしれませんからしょうがないです」
イオールがそう教えてくれたけど、僕としてはなんだか不思議だった。
食べるのはこの国を巡っている魔力だからそれは問題ないものの、弱い者は淘汰される傾向にあるらしい。
暗い緑色の髪の子がグリーン、黄色い髪の子はイエロー、黒い髪の子はダークという名になった。みなすぐに身体は大きくなったけど、精神は伴わないせいか、大きくなってもずっと僕のお乳を飲んでいる。魔王の子だからかわいいんだけど、やっぱり不思議だった。
だって、なんか日に日に舌遣いがエロくなってるんだもん。
「んっ、んんっ……」
今日もグリーンとダークがお乳を飲んでるんだけど、乳首を甘噛みしたりとか変に刺激するから困ってしまう。
「あっ、旦那、さまぁ……」
昨日から魔王が仕事だと不機嫌そうに出かけていき、やっと帰ってきた。僕は嬉しくなって魔王に手を伸ばした。
「クルト、ただいま。グリーン、ダーク、どけ」
グリーンとダークはしぶしぶ僕の乳首を放した。そしてベッドの端に腰掛けて僕と魔王を眺める。
「旦那さま、おかえりなさい……」
魔王に抱きしめられて幸せだって思う。
「お仕事お疲れ様」
「ああ、そなたから離れなければならないのが一番堪えるな。全く、あの勇者の剣とやらは何がしたいのか……」
「え? 勇者の剣がどうかしたの?」
久しぶりに聞いた名称だった。
「大したことではないが、勇者の剣を持ったパーティーがまた魔の国に入ってきたのだ。今回は別の人間の国からだな」
「そう、なんだ……」
そんなことってあるんだと思った。勇者の剣は確か、千年ぐらい僕がいた国にあったはずだけどどうしたんだろう。
「勇者の剣が別の国に飛んで勇者候補とやらを見つけたんだろう。全く、あのなまくらではイオールにも傷一つつけられないのだが何を勘違いしているのか」
「それなら、いいけど……」
魔王が傷つけられそうになったら僕が全力で守るって思った。だって僕、魔王よりも強いみたいだし。
ーーーーー
作者に名前のセンスを期待してはいけないのです(ぉぃ
切ないけど、そろそろ生まれるのではないかと魔王が言っていたから、それはそれでいいと思った。魔王がずっと抱いてくれるから、卵はそんなに動かないし形もあまり変えない。時々ぼこんっと音が鳴るように動いて、それで感じさせられてしまうこともある。それぐらい魔王の卵は僕の中に馴染んでいた。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
お乳も出るようになったせいか、みんなして僕のお乳を飲みにくる。乳首も長く、おっきくなっちゃって元の大きさなんてもう覚えてない。
そんなにお乳飲まれても平気なのかなって心配になったけど、精液ほど魔力は含んでないから精液を垂れ流しにするよりはいいそうだ。だから引き続きちんちんの穴も犯されてるし、乳首もずっと吸われている。魔王の魔力は無尽蔵なのかなって思うぐらい抱かれてるし……。
「あんっ、あんっ、あんっ、あああっ」
もう快感のことしか考えられなくて困ってしまう。
そんな日々を送っていたある日、産まれるって思った。
「あっ、待っ……産まれ、そう……」
「わかった」
魔王がずるずるとイチモツを抜き、乳首を吸っていた魔族も脇に避けた。
「あっ、あっ、あっ」
ルフはちんちんの穴をじゅぽじゅぽ犯しているけど、それはそれでいいみたいだ。魔王に後ろから抱きしめられるようにして足を拡げられて、みんなに見えるようにされた。
「ああっ!」
卵が一個、中を下りてくるのがわかった。そして卵はゆっくりゆっくり動きながら尻穴から顔を覗かせた。
「あああっ……」
「クルト、卵を押し出しなさい」
「んんっ!」
最後はお尻に力を入れて、どうにか出すことができた。
「ああっ……」
それは、暗い緑色をした卵だった。かなりでかい。こんなでっかいものが僕の中に入っていたなんて信じられないと思うような大きさだった。目を丸くしている僕に、魔王は卵を渡してくれた。
「抱いてみろ」
「ん……」
「魔王様、奥さま、おめでとうございます!!」
「あっ……」
魔族や魔物たちの声が一斉に響き、魔の国全体が一瞬揺れたような気がした。
「あああっ!」
その衝撃に刺激されたのか、もう一個卵が下りてきて……。
次の卵は黄色かった。でもさすがに三つ目は出てこなかった。卵の形は鶏のそれに似ていて、でもあまりにもでかくて戸惑った。こんなでかいの、本当に僕の中に入ってたのかな?
「一度に二つも! 素晴らしいです!」
イオールが殊の外喜んでくれて嬉しかったけど、僕はちんちんの穴を犯されっぱなしだからただただ感じているだけだ。
魔王は二つの卵を僕の胸に付けるようにした。
そしたら、卵が形を変えて溶けていき暗い緑色の髪の赤ん坊と、黄色い髪の赤ん坊が現れた。
「えええっ!? ああっ」
そして赤ん坊は当たり前のように僕の乳首に吸い付き、ごくごくとお乳を飲み始めた。
「さぁ、もう一人が生まれるまで励まなくてはな」
魔王はニヤリとすると、またイチモツをずぶずぶと僕の尻穴に入れてしまった。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
最後の一人が生まれるには、それからまた何日かかかった。最後の一人の卵は真っ黒だった。三人とも僕の胸に張り付いてかわいかったけど、先に生まれた二人はどんどん育って、イオールが言った通り、一週間後には少年の魔王と同じぐらいの大きさになった。
「え、ええー……」
「魔族や魔物は基本自然発生しますからね。これぐらいの早さで成長しないと死んでしまうかもしれませんからしょうがないです」
イオールがそう教えてくれたけど、僕としてはなんだか不思議だった。
食べるのはこの国を巡っている魔力だからそれは問題ないものの、弱い者は淘汰される傾向にあるらしい。
暗い緑色の髪の子がグリーン、黄色い髪の子はイエロー、黒い髪の子はダークという名になった。みなすぐに身体は大きくなったけど、精神は伴わないせいか、大きくなってもずっと僕のお乳を飲んでいる。魔王の子だからかわいいんだけど、やっぱり不思議だった。
だって、なんか日に日に舌遣いがエロくなってるんだもん。
「んっ、んんっ……」
今日もグリーンとダークがお乳を飲んでるんだけど、乳首を甘噛みしたりとか変に刺激するから困ってしまう。
「あっ、旦那、さまぁ……」
昨日から魔王が仕事だと不機嫌そうに出かけていき、やっと帰ってきた。僕は嬉しくなって魔王に手を伸ばした。
「クルト、ただいま。グリーン、ダーク、どけ」
グリーンとダークはしぶしぶ僕の乳首を放した。そしてベッドの端に腰掛けて僕と魔王を眺める。
「旦那さま、おかえりなさい……」
魔王に抱きしめられて幸せだって思う。
「お仕事お疲れ様」
「ああ、そなたから離れなければならないのが一番堪えるな。全く、あの勇者の剣とやらは何がしたいのか……」
「え? 勇者の剣がどうかしたの?」
久しぶりに聞いた名称だった。
「大したことではないが、勇者の剣を持ったパーティーがまた魔の国に入ってきたのだ。今回は別の人間の国からだな」
「そう、なんだ……」
そんなことってあるんだと思った。勇者の剣は確か、千年ぐらい僕がいた国にあったはずだけどどうしたんだろう。
「勇者の剣が別の国に飛んで勇者候補とやらを見つけたんだろう。全く、あのなまくらではイオールにも傷一つつけられないのだが何を勘違いしているのか」
「それなら、いいけど……」
魔王が傷つけられそうになったら僕が全力で守るって思った。だって僕、魔王よりも強いみたいだし。
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作者に名前のセンスを期待してはいけないのです(ぉぃ
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