上 下
16 / 59

15.魔の国のごはんって?

しおりを挟む
「奥さまはおちんちんの穴もいっぱい犯してほしいのですよね?」
「……うん……」

 イオールにバレちゃった。僕ってば本当に陥落するの早すぎ。

「それならそうと言わなければいけませんよ? 私がもし用事などで離れても、奥さまのおちんちんの穴を犯せる者を用意しますので安心してくださいね」

 僕はもう涙をぼろぼろこぼすことしかできない。そこまでしてちんちんを犯されたいわけじゃないんだよぉ。でも犯されたら気持ちよすぎてもってしてって思っちゃうから。

「ね……みんな、どういう風にごはんって食べてるの?」

 人間の国で悪さをする魔族や魔物たちは直接人間を食べたりしていたって聞いたから気になった。

「ごはん、ですか……私は主に魔力や、誰かの快楽ですね」
「快楽?」

 首を傾げた。

「はい。奥さまが感じているのがとてもよく伝わって、すごくおいしいですよ」

 カーッ! と全身が熱くなるのを感じた。

「そういう魔族や魔物の方が多いはずです。感情を食べるというのでしょうか。恐怖や怒りなどを一番おいしいと思う者もいるようですが少数派ですね。この国は魔力が満ちていますから基本食事をとる必要はありませんが、奥さまの快感はとてもおいしいのでクセになります」
「そ、そう、なんだ……」

 なんと返事をしたらいいのかわからなかった。

「クルト、そなたの恥じらう姿もかわいいが、もっと求めてもよいのだぞ? 今日もたっぷりこのおまんこを満たしてやろう」
「あっ、そんなぁ……」

 少年の姿の魔王の指が、三本尻穴に入ってくる。いくらほっそりした指だって、三本も入れられたら痛いんじゃないかなって思うんだけど、僕の尻穴は喜んで迎え入れてしまった。

「ぁんっ……僕のお尻……緩くなっちゃった?」

 心配になって魔王に聞いたら、魔王が天を仰いだ。

「……クルトは、私のイチモツが好きなのだろう?」
「……はい……」

 魔王の凶悪なイチモツ、大好き。できれば舐めさせてもらいたいけど、だめかな?

「私のイチモツが欲しいのならガバガバなおまんこでなければいけないだろう?」

 ガバガバって、ガバガバって……。
 全身の熱が全然去らない。

「よいか。私の嫁たる者、私がそなたを抱きたいと思った時すぐに抱けなければならぬ」
「あっ……は、はいっ……」

 尻穴がきゅーんっとなった。

「クルトのおまんこは中が見えるぐらいガバガバなぐらいでちょうどいいのだ。わかったか?」
「はいっ!」

 嬉しいよぉ。僕は魔王に抱きついた。
 でももしもそれ以上拡がって、魔王にとっても緩くなっちゃったらどうしよう?

「またおかしなことを考えているな?」
「だ、だって……旦那さまのイチモツより拡がっちゃったら……」
「そんなことか」

 魔王はこともなげに呟いた。

「そうだな。クルトのおまんこは優秀だからすぐに私のイチモツの形を覚えてしまうやもしれぬ。だがそなたはもう人ではない。おまんこの拡張には時間はかかるが、収縮させるのは簡単だ。そなたの体内に巡る魔力に命じて身体の復元も可能だ。人にはもう戻れぬがな」
「ええっ?」
「そなたは優秀だ。だがな」
「あっあっあっ」

 魔王はもう一本指を増やした。

「私はガバガバのおまんこの方が好きだ。もし私のイチモツよりおまんこが拡がったら、他の者と共に抱いてやろう」
「と、共にって……」

 そんなことされたら壊れちゃうかも。

「イチモツの形に拡がったおまんこほどおいしそうなごちそうはありませんからね。おちんちんの穴を犯すのもいいですが、おまんこの中も舐めさせてくださいね?」

 イオールにまでそんなことを言われ、たまらなくなってしまった。

「旦那、さまぁ……抱いてぇ……」

 もっと僕の尻穴、ガバガバにしてほしい。魔王のイチモツでいっぱいしてほしいよぉ。

「全く……なんてかわいい嫁なのか」

 魔王は嬉しそうに呟くと、四本の指から僕の中に魔力を注ぎ始めた。

「ひぃんっ、ああっ、あっ、あぁんっ、あんっ、あんっ!」

 直接中に魔力を注がれちゃったらめちゃくちゃ感じちゃうよぉっ。
 そうしながら魔王は指をぐりんぐりんと回す。内壁がそれに擦られて、余計に気持ちよくなってしまう。

「入れておかないとすぐにここは閉じてしまうからな。もっと拡げねばならぬ」

 そう言いながら、魔王は僕の尻穴の中にいっぱい魔力を注いで拡げてくれた。魔王のイチモツがすんなり入るぐらい拡がった時には、僕はいっぱいイキまくっててイオールにちんちんを揉まれていたのだった。

「魔王様のイチモツを入れてもらったら、おちんちんの穴も犯してあげましょうね」

 イオールがとんでもないことを言う。すっごく気持ちいいことは間違いないんだけど、魔王のイチモツで奥まで抉られちゃってる時にちんちんの穴を犯されたら感じっぱなしになってしまう。

「ぁんっ、そんな、ことっ……」
「お好きですよね? 奥さまの精液はとてもおいしいのです。おちんちんの穴を犯すと、もっと濃厚で更に美味となるのですよ。私に味わわせてくれませんか?」
「あっ、あっ、あっ」
「さぁ、私にもクルトのおまんこを味わわせてくれ」
「あっ、ひぃっ、ひぃいいっ、あぁあああああっっ!?」

 魔王のイチモツの切っ先が、散々拡げられた尻穴にねじ込まれる。魔王のでっかいイチモツ、大好きだよぉって思った。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

虐げられ聖女(男)なので辺境に逃げたら溺愛系イケメン辺境伯が待ち構えていました【本編完結】(異世界恋愛オメガバース)

美咲アリス
BL
虐待を受けていたオメガ聖女のアレクシアは必死で辺境の地に逃げた。そこで出会ったのは逞しくてイケメンのアルファ辺境伯。「身バレしたら大変だ」と思ったアレクシアは芝居小屋で見た『悪役令息キャラ』の真似をしてみるが、どうやらそれが辺境伯の心を掴んでしまったようで、ものすごい溺愛がスタートしてしまう。けれども実は、辺境伯にはある考えがあるらしくて⋯⋯? オメガ聖女とアルファ辺境伯のキュンキュン異世界恋愛です、よろしくお願いします^_^ 本編完結しました、特別編を連載中です!

ヒロイン不在の異世界ハーレム

藤雪たすく
BL
男にからまれていた女の子を助けに入っただけなのに……手違いで異世界へ飛ばされてしまった。 神様からの謝罪のスキルは別の勇者へ授けた後の残り物。 飛ばされたのは神がいなくなった混沌の世界。 ハーレムもチート無双も期待薄な世界で俺は幸せを掴めるのか?

エロゲ世界のモブに転生したオレの一生のお願い!

たまむし
BL
大学受験に失敗して引きこもりニートになっていた湯島秋央は、二階の自室から転落して死んだ……はずが、直前までプレイしていたR18ゲームの世界に転移してしまった! せっかくの異世界なのに、アキオは主人公のイケメン騎士でもヒロインでもなく、ゲーム序盤で退場するモブになっていて、いきなり投獄されてしまう。 失意の中、アキオは自分の身体から大事なもの(ち●ちん)がなくなっていることに気付く。 「オレは大事なものを取り戻して、エロゲの世界で女の子とエッチなことをする!」 アキオは固い決意を胸に、獄中で知り合った男と協力して牢を抜け出し、冒険の旅に出る。 でも、なぜかお色気イベントは全部男相手に発生するし、モブのはずが世界の命運を変えるアイテムを手にしてしまう。 ちん●んと世界、男と女、どっちを選ぶ? どうする、アキオ!? 完結済み番外編、連載中続編があります。「ファタリタ物語」でタグ検索していただければ出てきますので、そちらもどうぞ! ※同一内容をムーンライトノベルズにも投稿しています※ pixivリクエストボックスでイメージイラストを依頼して描いていただきました。 https://www.pixiv.net/artworks/105819552

光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。

みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。 生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。 何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。

子犬だと思っていた幼馴染が実は狼さんだった件

バナナマヨネーズ
BL
とある事情で自国から逃げ出したアズサは、隣国アルマース王国の侯爵に拾われた。 侯爵はアズサを実の息子のウルシュカームと同じように大切に育ててくれたのだ。 時は過ぎ、アズサはウルシュカームと共に騎士学校に入学するが、とあることが切っ掛けでアズサを好きなウルシュカームの理性がぐらぐらと……。 この物語は、性について無知な訳あり美少年と、好きな子にだけ子犬モードになる実は狼さんだったりする幼馴染が繰り広げるドタバタ勘違いラブコメである。 全38話

異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします。……やっぱり狙われちゃう感じ?

み馬
BL
※ 完結しました。お読みくださった方々、誠にありがとうございました! 志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。 わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!? これは、とある加護を受けた8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。 おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。 ※ 独自設定、造語、下ネタあり。出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。 ★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★ ★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★

転生先のぽっちゃり王子はただいま謹慎中につき各位ご配慮ねがいます!

梅村香子
BL
バカ王子の名をほしいままにしていたロベルティア王国のぽっちゃり王子テオドール。 あまりのわがままぶりに父王にとうとう激怒され、城の裏手にある館で謹慎していたある日。 突然、全く違う世界の日本人の記憶が自身の中に現れてしまった。 何が何だか分からないけど、どうやらそれは前世の自分の記憶のようで……? 人格も二人分が混ざり合い、不思議な現象に戸惑うも、一つだけ確かなことがある。 僕って最低最悪な王子じゃん!? このままだと、破滅的未来しか残ってないし! 心を入れ替えてダイエットに勉強にと忙しい王子に、何やらきな臭い陰謀の影が見えはじめ――!? これはもう、謹慎前にののしりまくって拒絶した専属護衛騎士に守ってもらうしかないじゃない!? 前世の記憶がよみがえった横暴王子の危機一髪な人生やりなおしストーリー! 騎士×王子の王道カップリングでお送りします。 第9回BL小説大賞の奨励賞をいただきました。 本当にありがとうございます!! ※本作に20歳未満の飲酒シーンが含まれます。作中の世界では飲酒可能年齢であるという設定で描写しております。実際の20歳未満による飲酒を推奨・容認する意図は全くありません。

転生するにしても、これは無いだろ! ~死ぬ間際に読んでいた小説の悪役に転生しましたが、自分を殺すはずの最強主人公が逃がしてくれません~

槿 資紀
BL
駅のホームでネット小説を読んでいたところ、不慮の事故で電車に撥ねられ、死んでしまった平凡な男子高校生。しかし、二度と目覚めるはずのなかった彼は、死ぬ直前まで読んでいた小説に登場する悪役として再び目覚める。このままでは、自分のことを憎む最強主人公に殺されてしまうため、何とか逃げ出そうとするのだが、当の最強主人公の態度は、小説とはどこか違って――――。 最強スパダリ主人公×薄幸悪役転生者 R‐18展開は今のところ予定しておりません。ご了承ください。

処理中です...