上 下
26 / 52

26.魔法を習うのは抱いている最中に限る

しおりを挟む
 布団の上でかやを抱く。肌が白いから赤くなるとすぐにわかる。
 男に身を任せるようになってまだ二か月って言ってたっけ。この村では処女を散らした後はほぼ毎日誰かに抱かれるようになるのかな。そうなると生理の時期を除いたらもう延べ40人ぐらいがこの肌に触れたことになるのか。そもそもこの村に何人男がいるのかは知らないけど。
 僕の手のひらにおさまるサイズの胸をやわやわと揉み、その先端にちゅっと口づけた。

「あっ……」

 ゆかりさんのたわわな胸もいいけどこのおっぱいもいいなと思う。こうして覆ってしまえば僕以外には見えなくなるし。って何独占欲出してんだよ。今は僕に仕えてくれているけどこの美少女も僕のものじゃあないんだよな。そう思ったらちょっとだけ切なくなった。
 乳首をちゅっちゅっと吸って、臍を舐め、薄い下生えに口づける。

「あっ、旦那さまぁっ……かやは、かやは……」

 いけないいけない。触れるのもいいけど子種が大事なんだった。僕はかやの足を開かせて僕を受け入れる気持ちのいい穴を指で穿った。

「ああっ、旦那さま……旦那さま……」

 うん、十分なほど濡れている。

「かや、入れるよ」
「はい、どうか……」
「言わなくていい」

 そんなこと言わなくてもいくらでも抱くから。僕自身を穴の入口に当てて、そのままぐぐっと腰を進めた。

「ああっ……!」

 かやの背がのけ反るのがかわいい。僕のはそれほど大きくはないと思う。一応標準サイズだと思うんだけどどうなんだろうな。

「かや……かや……」

 かやを抱きしめてぐっぐっと中を穿つ。狭いけど柔らかい中がきゅうきゅうと僕自身を締め付ける。少しでも気を抜いたらすぐにでもイッてしまいそうだ。

「あっ、あっ、旦那、さま、旦那さまぁっ……!」

 ぶわりぶわりとかやのいい匂いが全身から発せられる。少しでも感じてくれていると思ったら嬉しくなった。女の子のイイトコロはあまりまだよくわからないのだけど、確か入口から少し入った上の辺りにGスポットがあるなんて聞いたことがあった。でも強く刺激すると痛くなっちゃうみたいだから意識しながら慎重に慎重に……。

「あっ、あっ、あっ、旦那さまぁっ、やぁっ、そこはっ……!」

 匂いだけじゃなくて嬌声の音も変わってきた。ひくひくと断続的に穴の中が痙攣する。あー、すっごく気持ちいい。ただ自分の欲望だけじゃなくてかやのことも感じさせようと思って動いたら余計に気持ちよくなった。

「くっ、かやっ……!」

 やヴぁい、僕の方が先にイキそう。

「旦那さまっ、かやで、かやで、気持ちよく……ああっ……!」

 そういうこと言っちゃだめだって思うんだけど、僕の腰の動きも止まりそうもない。

「かやっ、かやっ……イ、クぞっ……!」
「あっ、あっ、あっ、あっ……!」
「……ううっ……!?」

 イッたと思ったと同時に激しい痛みが背筋に走った。これは……確か……。

「あああっ……!?」

 こんなに痛みを覚えたのは初めてのことだった。僕はかやの身体の上に倒れ込みそうになるのをどうにか堪えた。

「旦那、さま……? あ、あの……」

 かやが困ったような、泣きそうな顔をしている。

「だ、大丈夫、だから……体重、かけちゃったらごめん……」

 かやを抱きしめたまま僕は横に転がった。

「あぁんっ……!?」

 萎えたとはいえ僕自身はかやの中に入ったままだった。穴を抉る角度が変わったのだろう。ちょっと悪いことをしたなと思った。

「旦那さま……あの……」

 僕は荒い息をどうにか整え、僕の中に入ってきただろう魔法を確認しようとした。そして、あれ? と思った。
 体力、精力増強の魔法と回復魔法を僕は覚えている。その他に増えたとしたら筋力増強の魔法があるはずだった。だが、今回はそれだけではなくもっと大量に魔法を覚えたみたいだった。
 かやをちらりと窺う。
 かやは困ったような、泣きそうな顔をしていた。
 ということはかやはこのことに気づいていないのだろう。僕はかやを安心させるように笑みかけた。

「ありがとう、かや。筋力増強の魔法、覚えられたよ」
「ほ、本当、ですかっ!? よかったぁ……うまくできなかったら、どうしようかと思って……」
「これでかやを危なげなく抱き上げることができる。ありがとう」
「そん、な……」

 かやを抱きしめたまま魔法の継承のしかたを改めて尋ねた。継承する予定の魔法を選択して、それを継承する相手に移すことをイメージするらしい。

「ちゃんとかやの中にもこの魔法はあるんだよね?」
「はい、ちゃんとございます」
「面白いシステムだなぁ。じゃあ僕が誰かに継承とかもできるのかな?」
「さぁ……元々魔法を継承しやすいのは女性が多いと言われていますので……」
「そういえばそんなこと聞いたような気がするな」

 そう言いながらかやの小ぶりな形の整った尻を揉む。

「あの、旦那さま……」

 かやの頬がまた薄桃色に染まった。おねだりなんかさせちゃいけないよな。ちょうど僕のもまた復活してるし。

「かや、今度はじっくり抱かせてくれ」
「あっ、はい……旦那さま、旦那さまぁ……」

 横向きの姿勢からかやを仰向けにして、僕は今度こそ心置きなくかやを抱いたのだった。



ーーーー
恋愛小説大賞参加しています。今月中にまた何回か更新できるといいなぁ。よろしくお願いします。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

社長の奴隷

星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

私は何人とヤれば解放されるんですか?

ヘロディア
恋愛
初恋の人を探して貴族に仕えることを選んだ主人公。しかし、彼女に与えられた仕事とは、貴族たちの夜中の相手だった…

【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)

幻田恋人
恋愛
 夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。  でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。  親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。  童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。  許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…  僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

処理中です...