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10.やっと魔法を教えてもらいます

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 翌日の朝も例のように起こされ、しっぽりした後朝食をとった。
 けれどやつれないのが不思議だ。出せばそれなりに疲れるのだが、ゆかりさんのふわふわな身体を触っているともっとしたくなってしまう。魔法の存在を知らなかったら僕って実は絶倫? とか思ってしまっただろうが、明らかに精力増強の魔法がかけられているようだ。目をそらすゆかりさんの姿がそう語っていた。

「魔法、教えてもらえます?」

 目の前でにっこりして言えば、ゆかりさんは困ったような顔をした。

「それはかまわないのですが、まず魔法がどういうものか旦那さまはご存知ですか?」
「どういうもの、といいますと?」

 漠然としすぎてよくわからない。僕にとって魔法とは、簡単にはできない超常現象のようなものだ。

「確か旦那さまは魔法のない世界からいらしたのですよね?」
「はい」

 もしかしたら本当はあるのかもしれないが僕の知っている範囲ではなかったと思う。

「そうしますとまず魔法を使う為の魔素が体内にあるかどうかが問題になります。魔素の量が少なければどんな魔法を継承できても使用できません」

 魔素とか、ファンタジーっぽい用語が出てきた。

「まず魔素って何ですか?」
 ゲームでいうMPみたいなものなんだろうけど、そんなの目に見えてわかるものなのかな。もしかして「ステータスオープン」とか言ったら見えたりして。もし言ってなにも起こらなかったら恥ずかしいからやらないけど。

「目には見えませんがこの世界の生き物には備わっているものです。ただ種族や個体によりその量は違います」
「その量を調べる方法ってないんですか?」
「魔素の量を正確に測る方法はございません。ただ産まれた際に魔法を持っているか、また継承した魔法によって自分が使えるか使えないかがわかります」
「けっこう漠然としているんですね」
「そうなのです。旦那さまは魔法を持っていらっしゃらないので、試しに体力増強の魔法を継承させていただきます。無事継承がなされれば、それが使用できるかどうか旦那さまご自身で理解できるかと思います」
「その、何度か言われている”継承”ってなんですか?」

 ゆかりさんは微笑んで、僕に手を翳した。

「魔法を習得する法です。少し痛みがある方法と、抱き合う方法のどちらがよろしいですか?」
「……痛いのは嫌です」
「では旦那さま、どうかお情けを……」
「はい」

 着物をはだけてその豊満なおっぱいを見せられたら僕に逆らうすべはない。
 ゆかりさんを布団に押し倒して、僕は再度確認することにした。

「ええと、その魔法を僕が習得できない場合もあるんですよね」
「はい。魔法にも相性があるので必ず継承できるとは限りません。その際は確認し、また別の魔法を継承する形でもよろしいでしょうか」
「うーんと、その継承する時は必ずゆかりさんを抱くんですよね」
「はい、そうしていただけると嬉しいです」

 なんというか、嬉しいのは僕じゃないのかと思うのだが、ゆかりさんは本当に幸せそうに僕に抱かせてくれるからたまらない。これが演技だとしてもずっと続けてくれるならそれでいいと思ってしまう。

「うーん、魔法の継承? ができなくてもゆかりさんはその……」
「私は旦那さまのものですわ」
「……はい」

 ここで愛の言葉でもなんでもさらりと言えればよかったけど、僕は言葉に詰まってしまいそっけない返事しかできなかった。でもそれもわかっているというように微笑まれたら勝ち目なんかない。つか、元々僕なんかがゆかりさんにかなうわけもないのだ。僕にできることと言えば柔らかくてふわふわなおっぱいを揉んだり吸ったりすることとか、温かくて柔らかい中に囚われて延々腰を振るぐらいだ。
 昨日のゆかりさんの痴態を思い出すだけで僕自身が硬くなる。またあの甘い蜜を舐めたい。

「ゆかりさん!」
「旦那、さま?」

 僕は押し倒したゆかりさんの身体から下にずれると、ゆかりさんの柔らかい太ももをがばあっと広げさせた。ゆかりさんは着物の下に下着を着けてはいない。昔は日本もそうだったらしいなと思いながら、整えられた下生えと広げたことで覗いた大事なところが少し濡れているのを確認した。
 この淫乱が、という言葉が頭に浮かんだが彼女は淫乱でもなんでもない。子種を得ることは彼女たちにとって大事なことだし、ゆかりさんの顔を見ればうっすらと赤くなり、恥ずかしがっているようだった。その表情がたまらなくて僕はゆかりさんの秘処にむしゃぶりついた。

「あっ、旦那、さまぁっ……」

 僕をいつも受け入れてくれる穴の入口を舐め、そのまま舌をずぶずぶと差し入れる。そして彼女の狭い中をべろべろと舐め、その甘い蜜をじゅるじゅると啜った。昨日もたっぷり飲ませてもらったが、ゆかりさんの蜜はほんのりと甘いのだ。しょっぱいものだと聞いていたがこの世界の女性は違うのかもしれない。

「あっ、あっ、旦那、さま……」

 いやいやをするようにくねる腰をがしっと固定し、僕は満足するまでゆかりさんの蜜を舐め啜った。そしてゆかりさんがぐったりした頃にようやくその中に入ったのだった。
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