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42.このオナホ、なんで作ったんだっけ?
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「えっと……別に誰とって、したい相手がいるわけではないんだけど……」
「……うん」
僕はとても困惑していた。今日頼まれた雑用を済ませてライヤを呼びに行き、騎士団で昼食を食べ終えて今はライヤの部屋にいる。そこでライヤ以外にも使ってもらったらどうかなぁと言ったら壁ドンされてしまった。騎士団の寮の壁ってそれなりに厚く作られてるはずなんだけどそれでも揺れた。
「僕、ライヤのしか知らないから……」
小首を傾げてそう言ったら、ライヤが自分の鼻を押さえた。
「やヴぇ、クル……」
「?」
どうしたんだろう。
「ヤーナ、自分のだって知ってんだろ」
そういえばそうだった。でもあれは。
「そうなんだけど、刺激強すぎてよくわかんなくなっちゃうから……」
自分のちんちんは味わうってかんじじゃないんだよね。だって自分の中が気持ちよすぎてわけがわからなくなっちゃうし。
ん? そういえば僕自分で気持ちよくなりたくてオナホ作ったんだよね? 他の人のとかいらなくない?
でも僕が気持ちよくなるにはやっぱり一人は手伝いが必要だよね。
それは。
僕はじっとライヤを見た。
「? どうしたんだ?」
ライヤが困ったような顔をした。
ハンサムではないと思う。顔も身体もいかつくて、見た目は全然好みじゃない。でも僕のことを好きだって、お嫁さんにしたいって言うし、何よりもライヤのちんちんは好きだと思う。最初はオナホを使ってもらわなきゃいけないほどおっきくて長くてごつごつしてるイチモツは、僕を夢中にさせる。それに絶倫だし?
「んー……やっぱライヤがいいや。うん、ライヤの好き」
「……説明を求む」
ライヤは眉間に指を当てた。理解できないって言っているみたいだった。
なんだかんだいってライヤってお堅いんだよね~。
うまく僕が説明できるといいんだけど、わかってもらえるかな?
「んーとね、僕自分大好きだからー自分だけで気持ちよくなれたらなーって思ってこれ作ったんだよね」
「そういえばそんなこと言ってたな」
「でも思ったより感じすぎちゃって、自分で腰は触れないしどうしようってなっちゃって」
「…………」
我ながらどうしようもないとは思う。
だけど。
「ライヤはさ、そんな僕でもいーんでしょ?」
ライヤは今度はこめかみに指を当てた。頭痛がするのかな。
「……なんで俺はこんなのに惚れたんだ?」
「あ、こんなのってひどーい! ……僕のこと、伴侶にしたいって思うぐらい好きなんだよね?」
「ああ……ヤーナを抱きたくてしょうがない。一日中抱いて抱いて抱きまくって……俺だけのものにしたい」
ぞくぞくした。こんなに思われてるならいいかなって思う。オナホ使えば身体の相性は抜群だと思うし。
「……子どもはまだいらないけどいい?」
「それはできたらでいいだろう。とにかく俺はヤーナが欲しい」
「じゃあ……いいよ」
僕はライヤの首に腕を回した。背は10cmぐらいしか違わないんだけどね、身体の大きさがかなり違うから腕を回すのもたいへんだ。ライヤの首太い。
「確認するが……ヤーナは俺の嫁になってくれるんだな?」
「うん」
「なんでそうなった?」
えー、なんでわかんないのー?
「えー……僕自分大好きなんだよ?」
「知ってる」
「僕を大好きな人ってライヤじゃん」
「……俺がヤーナを好きだからってことか?」
「? それ以外に何があるの?」
「ああうん、わかった。これからたっぷり俺の愛を教えてやる」
腰の奥がきゅんとした。
「いっぱい気持ちよくしてくれる?」
「ああ。俺なしじゃいられないぐらいいろいろしてやるよ」
きゅんきゅんする。尻穴もひくひくしてきた気がする。
ライヤは僕を抱き上げて、ベッドに押し倒した。期待で僕自身がもう立ち上がり始めている。
「……覚悟しろ」
うん、する。
「ライヤの、好きにして……?」
ライヤは苦しそうな顔をした。
「……煽ってんじゃねーよ」
唇が重なって、僕はライヤの宣言通りたっぷりと彼の愛を教えられてしまったのだった。もー、気持ちよすぎて頭おかしくなっちゃう。
ーーーーー
やっと完結が見えてきたー(ぉぃ
「……うん」
僕はとても困惑していた。今日頼まれた雑用を済ませてライヤを呼びに行き、騎士団で昼食を食べ終えて今はライヤの部屋にいる。そこでライヤ以外にも使ってもらったらどうかなぁと言ったら壁ドンされてしまった。騎士団の寮の壁ってそれなりに厚く作られてるはずなんだけどそれでも揺れた。
「僕、ライヤのしか知らないから……」
小首を傾げてそう言ったら、ライヤが自分の鼻を押さえた。
「やヴぇ、クル……」
「?」
どうしたんだろう。
「ヤーナ、自分のだって知ってんだろ」
そういえばそうだった。でもあれは。
「そうなんだけど、刺激強すぎてよくわかんなくなっちゃうから……」
自分のちんちんは味わうってかんじじゃないんだよね。だって自分の中が気持ちよすぎてわけがわからなくなっちゃうし。
ん? そういえば僕自分で気持ちよくなりたくてオナホ作ったんだよね? 他の人のとかいらなくない?
でも僕が気持ちよくなるにはやっぱり一人は手伝いが必要だよね。
それは。
僕はじっとライヤを見た。
「? どうしたんだ?」
ライヤが困ったような顔をした。
ハンサムではないと思う。顔も身体もいかつくて、見た目は全然好みじゃない。でも僕のことを好きだって、お嫁さんにしたいって言うし、何よりもライヤのちんちんは好きだと思う。最初はオナホを使ってもらわなきゃいけないほどおっきくて長くてごつごつしてるイチモツは、僕を夢中にさせる。それに絶倫だし?
「んー……やっぱライヤがいいや。うん、ライヤの好き」
「……説明を求む」
ライヤは眉間に指を当てた。理解できないって言っているみたいだった。
なんだかんだいってライヤってお堅いんだよね~。
うまく僕が説明できるといいんだけど、わかってもらえるかな?
「んーとね、僕自分大好きだからー自分だけで気持ちよくなれたらなーって思ってこれ作ったんだよね」
「そういえばそんなこと言ってたな」
「でも思ったより感じすぎちゃって、自分で腰は触れないしどうしようってなっちゃって」
「…………」
我ながらどうしようもないとは思う。
だけど。
「ライヤはさ、そんな僕でもいーんでしょ?」
ライヤは今度はこめかみに指を当てた。頭痛がするのかな。
「……なんで俺はこんなのに惚れたんだ?」
「あ、こんなのってひどーい! ……僕のこと、伴侶にしたいって思うぐらい好きなんだよね?」
「ああ……ヤーナを抱きたくてしょうがない。一日中抱いて抱いて抱きまくって……俺だけのものにしたい」
ぞくぞくした。こんなに思われてるならいいかなって思う。オナホ使えば身体の相性は抜群だと思うし。
「……子どもはまだいらないけどいい?」
「それはできたらでいいだろう。とにかく俺はヤーナが欲しい」
「じゃあ……いいよ」
僕はライヤの首に腕を回した。背は10cmぐらいしか違わないんだけどね、身体の大きさがかなり違うから腕を回すのもたいへんだ。ライヤの首太い。
「確認するが……ヤーナは俺の嫁になってくれるんだな?」
「うん」
「なんでそうなった?」
えー、なんでわかんないのー?
「えー……僕自分大好きなんだよ?」
「知ってる」
「僕を大好きな人ってライヤじゃん」
「……俺がヤーナを好きだからってことか?」
「? それ以外に何があるの?」
「ああうん、わかった。これからたっぷり俺の愛を教えてやる」
腰の奥がきゅんとした。
「いっぱい気持ちよくしてくれる?」
「ああ。俺なしじゃいられないぐらいいろいろしてやるよ」
きゅんきゅんする。尻穴もひくひくしてきた気がする。
ライヤは僕を抱き上げて、ベッドに押し倒した。期待で僕自身がもう立ち上がり始めている。
「……覚悟しろ」
うん、する。
「ライヤの、好きにして……?」
ライヤは苦しそうな顔をした。
「……煽ってんじゃねーよ」
唇が重なって、僕はライヤの宣言通りたっぷりと彼の愛を教えられてしまったのだった。もー、気持ちよすぎて頭おかしくなっちゃう。
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やっと完結が見えてきたー(ぉぃ
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