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86.好きになっちゃったんだからしょうがない

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 カヤテの笑顔が見えたのを確認した途端、布団を剥がれて彼の腕の中に囚われてしまった。

「あっ!? やだぁっ……」

 カーッと顔がまた熱くなる。カヤテの腕は力強くて、とても逃げられそうもなかった。そのことにどきどきしてしまう。しかたなく俺はカヤテの胸に顔を伏せるようにした。

「ジュン様、どうされたのですか? キールたちのタガが外れてしまったのでしょうか」

 それは間違いなかった。でも今はそれだけじゃない。中がすごく疼いてしまって、すぐにイチモツを入れてほしくてたまらない。でもそれをどう伝えたらいいのかわからなくて、俺は涙をこぼした。

「ジュン様、大丈夫ですよ。今はさせませんから」

 俺はぎゅうぎゅうカヤテに抱きついていやいやをするように首を振った。欲情しちゃったから抱いてなんてとても言えない。でも尻穴の奥はきゅんきゅんしてイチモツを求めていた。
 どうしよう。どうしたらいいんだろう。

「カヤテぇ……」

 小さい声で訴える。

「ジュン様……ああ」

 カヤテは俺の濡れた声に、やっと気づいてくれたみたいだった。そして、俺の背筋を撫で上げた。その手の動きにもびくびく感じてしまう。

「はーっ……ジュン様はなんてかわいいんでしょう。名を呼ばれたら抑えきれなくなってしまうじゃありませんか。ジュン様、今日はもう諦めて私にいっぱい抱かれてください」
「あっ……」

 カヤテは俺をそのまま押し倒し、服の前をくつろげてイチモツをぶるんと出した。

「カヤテ様っ、それはっ!」
「カヤテ様ひどいですっ!」
「おっぱい! 天使さまのおっぱい!」

 鬼たちの抗議を黙殺し、カヤテは俺に向かってニヤリとすると、欲しがりな尻穴にずぶりっ! とイチモツを突き入れてくれたのだった。

「あっ、あああっ……!?」

 涙がぶわっと浮かんでこぼれた。嬉しいっ、嬉しいっ。尻穴の中がカヤテのイチモツを喜んできゅうきゅう締め付けた。

「くぅうっ……! ジュン様の中っ、最高ですっ!」
「あぁんっ、カヤテッ、カヤテぇっ……好きっ、好きぃっ……!」

 俺はカヤテの首に腕を回して、ぎゅうぎゅう抱きしめる。カヤテのイチモツ好きっ、もっとでっかくしてほしいっ。だって、でっかくて長いの、知ってるから……。

「ああもうっ! なんてこと言うんですかぁっ!」

 カヤテが俺をきつく抱きしめてぐりぐりと腰を押し付ける。

「あぁあああっ……!?」
「そんなかわいいこと言われたらっ、我慢なんてできませんよっ!」
「ひぃいっ、あああああーーっっ!?」

 ぐぐーっとカヤテのイチモツがでっかく、太くなっていく。中を拡げられる快感に身体がびくびく震える。身体の奥がカヤテのイチモツを欲しがっているのがわかる。

「奥まで入れますよっ!」
「あっ!」

 腰を押さえられて、ずぶぶっとでっかくなったイチモツが更に奥に入ってきた。

「あーっ、あーっ、あーっ、あーっ!!」

 奥、穿たれるの気持ち、いいよぉっ。奥の窄まりをぐぽっと貫通されてしまったことで、俺はすぐにイッてしまった。がくがくがくがくっと身体が跳ねて、イッてることがわかっているのにカヤテはそのまま俺の身体を持ち上げてしまった。

「あっ、あっ、ひぃいいいいんっっ!?」

 入れたまま体勢変えるのやめてほしい。その間にあらぬところまで抉られて余計に感じてしまうから。カヤテにきつく抱きしめられたまま彼の上に座るようにさせられる。対面座位は抱きしめられて気持ちいいのだけど、イチモツが更に深く入ってしまうから身体の震えが止まらない。

「あっ、あっ、んんっ、あぁんっ……!」
「ジュン様のおっぱい……」
「あぁあんっ!?」

 カヤテが俺の乳首にちゅっと口づける。途端に甘い疼きが走って、またびくん! と大きく震えてしまった。

「ジュン様の乳、飲みたいです……」

 そう言いながらちゅくちゅくしゃぶられるのがたまらない。俺も、早く乳が出てこないかなって思ってしまった。そしたら、抱かれながらカヤテに飲んでもらえるのに。
 もっともっとカヤテが俺に夢中になってくれるのにって……。
 胸の奥から何かがせり上がってきて、なんだろうと思ったら。

「んっ!?」

 カヤテはもう片方の乳首もくにくにと揉みながら、乳輪を唇で何度も押すようにした。
 そして、ゴクリと何かを飲み込んだような音がした。

「あぁんっ!?」

 カヤテが無言で何度も乳輪を押す。もう片方の乳首は乳頭をこすこすと刺激され、なんか重いかんじがするような気がした。
 俺はカヤテの頭を抱きしめながら、ぐぐーっと何度も動くカヤテのイチモツに翻弄された。

「あっあっ、ああっ、やっ、あぁんっ、あっ、あっ、あっ……!」

 中、気持ちいいっ。もっとごちゅごちゅしてほしいよぉ。乳首も、なんでこんなに気持ちいいんだろう……。
 胸の奥が熱くなって何か吸われている感覚が生まれた。おかしい。ナニコレナニコレ。

「やっ、なにっ、あぁあんっ!?」
「ああ、こっちも飲んであげないといけませんね」
「あぁあんっ!?」

 もう片方の乳首をカヤテがしゃぶり始めたら、その胸の奥が熱くなって……。
 俺はおそるおそる、カヤテが吸っていた乳首を見た。

「あっ、ああっ!?」

 なんか白い液体が出てる?

「ジュン様のおっぱい、おいしいです!」
「えええええ!?」

 部屋の隅に控えていたキールと鬼たちが驚愕の声を上げた。
 とうとう乳も出るようになってしまったみたいだった。
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