上 下
85 / 99

84.聖職者もやっぱり変態だ

しおりを挟む
 カヤテは朝からイチモツをでっかく、長くして、俺の奥までたっぷりぐぽぐぽしてから仕事に行った。なんかつやつやしていた気がする。なんでだよぉ。
 キールが嬉しそうに、布団に横たわってぐったりしている俺の身体を清めてくれた。

「ジュン様、おまんこいっぱい拡げられちゃいましたね?」

 また顔が熱くなる。なんでそんなにキールは嬉しそうなのだろう。

「や、やだっ……」

 そんなこと言わないでほしくてそっぽを向いた。

「ジュン様があまりにもかわいらしいから、カヤテ殿も我慢がきかなくなってしまったのでしょう。後で私にも抱かせてください」
「……う、うん……」

 前開きの服を着せられて朝食をいただいた。その後もしっかり食休みの時間をとってくれるのがありがたいといつも思う。
 なんでそんなに丁寧にしてくれるのかなって思ったら、えっちを好きになってもらう為なんて言われた。

「おなかが重い状態ではとても楽しめませんよね? ジュン様がえっちに集中できるようにお休みの時間があるのですよ」
「う……」

 言われてみればそれはそうなのかもしれないけど、気持ちとしては複雑だった。
 そんな食休みが終れば、当たり前のように布団に運ばれてキールが覆いかぶさってくる。

「ジュン様……そんなに赤くなっていたら、食べてしまいますよ?」

 どんなに抱かれたって恥ずかしいものは恥ずかしいんだからしょうがないじゃないか。耳たぶをかぷかぷされて震えた。
 毎日俺は抱かれるだけなんだけど、俺を抱いている奴らはこの生活が嫌ではないらしい。

「キールは、さ……俺の世話係? だからわかるんだけど……リーたちって他に何かやることないの?」

 すでに部屋の隅に控えているリーたちに尋ねた。

「ジュン様がお休みの間に仕事はしておりますから大丈夫ですよ」
「そう、なんだ……」

 やっぱり仕事してるんだよな? 俺はただ抱かれてるだけなんだけど……。

「ジュン様は私たちに愛される為にいらっしゃるんですよ?」
「うん……」

 天使はそう、誰かに庇護されなければ生きられない。魔法も使えなくなるし、ちょっとでも傷ついたりしたらすぐに死んでしまう。精液を身体の奥に注がれなければ生きていくこともできない。
 ちゅ、と口づけられた。

「ジュン様が愛しくてなりません。天使さまの夫になれるなんて、夢を見ているみたいです」

 なのに、キールは本当に嬉しそうにそんなことを言うのだ。

「俺、は……」
「聖職者としての魔法を使えることがわかってから、ずっと切望していたのですよ。おそらく、王の降臨を一番待ち望んでいたのは私でしょう。ジュン様は天使さまにはなりたくなかったかもしれませんが、私は貴方の夫になりたかった」
「あっ……」

 キールが俺の乳首をくにくにといじりはじめた。

「ここからおっぱいが出るようになったらどれほど嬉しいでしょう……。もっと大きくなるように育てて差し上げますからね」
「あっ、あっ、あっ」

 ちゅ、ちゅと何度も角度を変えて軽く口づけられながら両方の乳首をくにくにと揉まれる。乳首をいじられてしまうとすぐに感じてしまうから、俺はびくびく震えることしかえできない。

「あっ、あっ、ああっ……!」
「ジュン様かわいい……愛しています」
「あぁんっ……!?」

 キールの顔が胸に落ちてきて、ぺろりと勃ち上がっている乳首を舐めた。舐められるともっと感じてしまうから勘弁してほしいのに、キールは嬉しそうに何度も乳首を吸った。
 そして俺の尻穴を指でいじる。

「あぁあっ!?」
「まだここはほころんでいますね。カヤテ殿のはでかいから……私のはこのままでも入りますかね」
「やっ、キールぅ……」

 慣らさないでそのまま入れられたことはそんなになかったと思う。でも俺の身体はイチモツを入れられればすぐに気持ちよくなってしまうから、大丈夫だと思った。

「あとでおまんこ舐めさせていただきますね」

 キールは少し考えていたみたいだったけど、まずは入れることに決めたらしかった。

「あぁああっ……!」
「柔らかいっ……気持ちいいです、ジュン様」

 ひくひくしている尻穴にキールのイチモツが突き入れられた。人よりも大きくて、ただの人のままであったら受け入れられなかっただろう大きさだ。でも俺は天使だし、さっきまで規格外のイチモツでごりごり犯されていたからただ気持ちよくなるだけだった。

「あぁんっ、キールッ、キールぅ……」

 ぎゅうぎゅう抱きしめられて、俺もキールの首に腕を回す。抱かれればこうやってすぐに気持ちよくなって喘ぐことしかできない。感じすぎてすぐに涙は出てしまうし、涎だって垂れてしまう。きゅうっと尻穴を締めればキールの身体がびくん、と跳ねた。

「ジュン様、だめでしょう?」
「あんっ、あんっ、あんっ!」

 締めたことを窘めるように腰を強く押し付けられて、ぐりぐりと腰を回されてしまった。

「あぁんっ、だってぇっ……」
「だって? なんですか?」
「あっ、ゆ、緩くなってないかなって……」

 顔が熱い。キールの動きが一瞬止まった。

「……緩くなってしまっていいんですよ? それだけでっかいイチモツでおまんこをぐちょぐちょにされてしまったのですから……緩くなってしまったおまんこ、是非舐めたいです」
「あっ、やっ、やぁあっ……!」

 そんなエロいことばっかり言わないでほしい。ずぶりっずぶりっと尻穴の中をいじめられて、俺はすぐにイカされてしまったのだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

転生したら死にそうな孤児だった

佐々木鴻
ファンタジー
過去に四度生まれ変わり、そして五度目の人生に目覚めた少女はある日、生まれたばかりで捨てられたの赤子と出会う。 保護しますか? の選択肢に【はい】と【YES】しかない少女はその子を引き取り妹として育て始める。 やがて美しく育ったその子は、少女と強い因縁があった。 悲劇はありません。難しい人間関係や柵はめんどく(ゲフンゲフン)ありません。 世界は、意外と優しいのです。

夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの?

モスマンの娘
BL
天才と白狼〜天才科学者の家に、可愛いお馬鹿な白狼が迷い込んだ、でも白狼の正体は、狼を執着する科学者に、暗い過去にとらわれる狼 歪んだ性知識と無知な性知識故に、本当の幸せな営みはできるの?   ジョン 白い長髪に可愛い系イケメン 身長は190センチ以上もある、細マッチョ体型 お馬鹿で、食いしん坊、辛い過去から少々ヤンデレ気味 アキラ 科学者で天才、綺麗系イケメン メガネにボサボサ頭で見た目に無頓着 身長は170センチ以上、かなり細い 頭がよく、コミュ障、人から嫌煙された過去から、ジョンに執着気味 ジョンは飼い主にかなりひどい虐待をされていた。そこから逃げ出して、迷い込んだのは天才科学者アキラの家 取り返そうとする飼い主にアキラは立ち向かう。 可愛いジョンをこれ以上、傷つけさせないために。 そして迎えるは、甘々生活のハズがジョンの間違った性知識&アキラの無知がとんでもない性生活に 二人がヤンデレ気味 ジョンは痛い可哀想な表現がありますが、二人はひたすら甘々ですが、プレイは激しいです。 ジョンが優しい口調てすが、やってることがSです。 アキラが純粋で無知ですが、体がMになります。 18禁になります。 明記しておきますので、苦手な方は飛ばしてください。 お気に入り登録、しおり、ありがとうございます。感想、お待ちしています。 読んてみたいプレイありましたら、ぜひに教えてください。 18禁 溺愛 執着 SM 浣腸 甘々 ハッピーエンド スパンキング 鞭 アナル、アナルパール、せつない、ヤンデレ、おもらし、拡張、S字結腸

【第一部完結】風変わりな魔塔主と弟子

めーぷる
BL
魔法使いが暮らしている魔塔の天辺に住む魔塔主のテオドールは 見た目は魔法使いには全く見えない筋肉質。 接近戦もいけるのに、国随一の魔法使いという規格外。 おまけに 自堕落、破天荒、ギャンブラーなどなど。 様々な不名誉な二つ名を欲しいままにする要注意人物。 その魔塔主の弟子であるレイヴンは魔塔主を支える補佐官。 テオドールに振り回されながらも真面目に努力を続けている。 ひたむきで癒されると評判の、街でも人気な美形魔法使い。 だがその実態はテオドールに対しては言いたい放題の毒舌持ち。 子どもっぽさが抜けない猫かぶりなツンデレ気質で極度の鈍感。 「1人ですんのも飽きたんだって。別に減るもんじゃねぇし、たまにはいいだろ」 「頭まで酔ってんのかこのおっさんは……殴ってやろうか…」 そんなテオドールが酒に酔って気分が良くなった勢いでレイヴンに手を出してしまって…… 鈍感で思い込みの激しい弟子に思いは伝わるのか? 年の差11歳の師匠と弟子が周りを巻き込む ドタバタ恋愛あり、バトルありのファンタジーコメディ。 ※魔塔主のテオドールはとても口が悪い設定です。 汚い言葉を使う場面も多々ございますが、それを推奨する意図はありません。 あくまでもフィクションとしてお楽しみいただければ幸いです。 ・ストックが切れたので書きあがり次第、更新してます。 ・R18描写アリの話は※付いてます。読む時はご注意下さい。 ・勢いで書いてます。誤字脱字等チェックしてますが、不備があるかもしれません。 ・公開済のお話も加筆訂正する場合があります。 ・表紙はかんたん表紙メーカーで作成しています。 ・フジョッシーさん、ムーンさんにも掲載しています。 内容はほぼ変わりませんが、そちら2つは三人称視点です。 こちらは攻め視点で書き直しています。 ・細かい台詞回しなどの訂正がありますが、三人称と一人称で根本的な違いはありません。

転生王女は異世界でも美味しい生活がしたい!~モブですがヒロインを排除します~

ちゃんこ
ファンタジー
乙女ゲームの世界に転生した⁉ 攻略対象である3人の王子は私の兄さまたちだ。 私は……名前も出てこないモブ王女だけど、兄さまたちを誑かすヒロインが嫌いなので色々回避したいと思います。 美味しいものをモグモグしながら(重要)兄さまたちも、お国の平和も、きっちりお守り致します。守ってみせます、守りたい、守れたらいいな。え~と……ひとりじゃ何もできない! 助けてMyファミリー、私の知識を形にして~! 【1章】飯テロ/スイーツテロ・局地戦争・飢饉回避 【2章】王国発展・vs.ヒロイン 【予定】全面戦争回避、婚約破棄、陰謀?、養い子の子育て、恋愛、ざまぁ、などなど。 ※〈私〉=〈わたし〉と読んで頂きたいと存じます。 ※恋愛相手とはまだ出会っていません(年の差) ブログ https://tenseioujo.blogspot.com/ Pinterest https://www.pinterest.jp/chankoroom/ ※作中のイラストは画像生成AIで作成したものです。

髪の色は愛の証 〜白髪少年愛される〜

あめ
ファンタジー
髪の色がとてもカラフルな世界。 そんな世界に唯一現れた白髪の少年。 その少年とは神様に転生させられた日本人だった。 その少年が“髪の色=愛の証”とされる世界で愛を知らぬ者として、可愛がられ愛される話。 ⚠第1章の主人公は、2歳なのでめっちゃ拙い発音です。滑舌死んでます。 ⚠愛されるだけではなく、ちょっと可哀想なお話もあります。

お前らの目は節穴か?BLゲーム主人公の従者になりました!

MEIKO
BL
僕、エリオット・アノーは伯爵家嫡男の身分を隠して、公爵家令息のジュリアス・エドモアの従者をしている。事の発端は十歳の時…我慢の限界で田舎の領地から家出をして来た。もう戻る事はないと己の身分を捨て、心機一転王都へやって来たものの、現実は厳しく死にかける僕。薄汚い格好でフラフラと彷徨っている所を救ってくれたのが我らが坊ちゃま…ジュリアス様だ!坊ちゃまと初めて会った時、不思議な感覚を覚えた。そして突然閃く「ここって…もしかして、BLゲームの世界じゃない?おまけにジュリアス様が主人公だ!」 知らぬ間にBLゲームの中の名も無き登場人物に転生してしまっていた僕は、命の恩人である坊ちゃまを幸せにしようと奔走する。だけど何で?全然シナリオ通りじゃないんですけど? お気に入り&いいね&感想をいただけると嬉しいです!孤独な作業なので(笑)励みになります。 ※貴族的表現を使っていますが、別の世界です。ですのでそれにのっとっていない事がありますがご了承下さい。

【R18】恋愛遊戯『異世界編』〜魔族リアスと戦士アシュランの場合〜

へてぃと。🐦‍🔥
恋愛
🌸風花 楓音(カザハナ フウネ)…‥この世界ではフーネと呼ばれる。20歳大学生。リアスとアシュラン二人の間で翻弄される。 💙リアス・サーコルディア……魔族の力ある一族。藍色の髪に赤い瞳。美しい顔をしている。召喚されたヒロインを花嫁に見初め、子を作ろうとする。 🩷アシュラン・ヴァルディア……勇者パーティの戦士。抜群の戦闘力と智略を持っている。強い正義感を持ち、仲間たちからアッシュと呼ばれ信頼もされている。フーネを助け出し、正気に戻すために尽力することになる。 ※シリーズものですが、1話完結としてもご覧いただけるかと思います。(前半、❤️(後半)で1話です) ───── ・ 。゚☆: *.☽ .* :☆゚. ────── 【ご注意ください】 🔸本作はR-18作品です。苦手な方、年齢が満たない方はブラウザバックをお願いいたします。 🔸あくまでお話である。ということをご理解いただいた上でお読みください。 【こんな方におすすめ】(主観です) ・長いお話は疲れる。 ・難しい文章は苦手。 ・今、無駄に頭使いたくない。 ・隙間時間に少しだけ読みたい。 ・夜寝る前のお供に。 ・ちょっとだけ癒されたい。 ・辻褄とか内容はだいたいでいいから、とりあえずえっちなお話だけ読みたい(その場合は後半(❤️)からをお勧めします) ※どう足掻いても、えっちなことしてるだけのゆるーいお話なので、苦手だと感じた方は、ブラウザバックをお願いいたします。 ※表紙のAIイラスト制作はS.Hapi様 ───── ・ 。゚☆: *.☽ .* :☆゚. ────── ※誤字脱字見つければ修正、文章の変更、お知らせの追加等その時々でいたします。 ※こちらの作品はpixivにも出しています。Fantiaでは8月に公開予定です。 ※こちらの作品は各1話のみpixivでヒロインの名前変換も適応しています。(内容が僅かに違う場合があります) ★オナニー・快楽堕ち(メス堕ち)・淫語・クンニ・クリ責め・乳首責め・溺愛・執着・連続絶頂などもゆるーくあります。 ───── ・ 。゚☆: *.☽ .* :☆゚. ────── ⭐️電子だと少し読みづらいのでお話を二つに分けました。 ※前半……R17くらい。本番が苦手な方はこちらのみがお勧めです。 ※❤️(後半)……手っ取り早くえっちなお話だけ読みたい方向け。

タイムスリップビール~黒船来航、ビールで対抗~

ルッぱらかなえ
大衆娯楽
★作中で出来上がるビールは、物語完結時に実際に醸造する予定です これは読むビール、飲める物語 ーーーー 時は江戸。もしくは江戸によく似た時代。 「泥酔して、起きたらみんなちょんまげだった!!!」 黒船来航により世間が大きく揺らぐ中、ブルワー(ビール醸造家)である久我山直也がタイムスリップしてきた。 そんな直也が転がり込んだのは、100年以上の歴史を持つ酒蔵「柳や」の酒を扱う居酒屋。そこで絶対的な嗅覚とセンスを持ちながらも、杜氏になることを諦めた喜兵寿と出会う。 ひょんなことから、その時代にはまだ存在しなかったビールを醸造しなければならなくなった直也と喜兵寿。麦芽にホップにビール酵母。ないない尽くしの中で、ビールを造り上げることができるのか?! ビールという飲み物を通じ、歴史が、そして人の心が動く。これはお酒に魅せられ、お酒の力を信じた人たちのお話。

処理中です...