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44.身体の変化に戸惑ってる

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 仰向けで布団に横たわっている俺にのしかかりながら、キールはうっとりしたようにちゅくちゅくと俺の乳首を吸い、もう片方の乳首も指でくにくにと揉んでいる。それがなんかもどかしくてつい腰が揺れてしまった。

「元気ですね。よかった……」

 キールは俺自身が勃起していることを確認すると、すでに部屋の隅に控えていた鬼たちを呼んだ。

「リー、天使さまの朝勃ちを鎮めてさしあげなさい」
「はい!」
「え? やっ、だめぇっ……!」

 乳首をいじられて感じてしまっていることがただでさえ恥ずかしいのに、そこをいじられちゃうなんて勘弁してほしかった。

「真っ赤ですね。かわいい」

 キールが俺の顔を見て嬉しそうに言う。俺はぱくぱくと口を開け閉めすることしかできなかった。

「天使さま、失礼します」

 ささっとリーが近づいてきて俺の足の間に入り、足を持ち上げた。

「やっ、だめっ……!」

 そんなに股を広げられたら恥ずかしい。だけどリーはそんなこと関係ないと言うように、ふるふると震えて勃ち上がりかけている俺自身をぱくりと咥えた。

「あっ、あーっ……!」

 鬼は全部大きいから、まるで俺自身を食べられてしまうようでびくびくしてしまった。でもリーは俺自身をすっぽりと口腔内に納めてしまうと、まるで飴を舐めるようにくちゅくちゅと舐め始めた。

「あっ、あっ、あっ、あっ……!」

 そんな転がすように舐められたらおかしくなってしまう。それと同時に胸への愛撫もキールにされてしまい、俺はそう間を置かずにイカされてしまった。

「あーっ、あーっ、あーっ、あーっ……!」

 ちゅうううっ! と乳首を吸われ、もう片方の乳首は指先で引っ張られた。リーは飴を転がすように俺自身を舐めながら、何度も俺自身を吸った。おかげですぐに精が出てしまい、それはリーにごくりと飲まれてしまった。

「んっ、あっ、すっちゃ、やぁあっ……!」

 感じちゃうからそんなに吸わないでほしかった。
 吸われると痛いとも感じるのだけど、どこもかしこもいじられているうちに吸われたり引っ張られたりするのが密かに好きになってしまった。言わないっ、絶対に言わないけどっ。おかげで余計に感じてしまうからそんなにちゅうちゅう吸っちゃだめだと思った。

「朝食もまだでしたね。名残惜しいですが、食休みが済んでからジュン様のおまんこを躾けることにしましょう」
「えええ……」

 キールににっこりして言われ、期待で背筋がぞくぞくするのが感じられた。

「そんなの、やだ……」

 キールが口角を上げた。

「でしたら、おっぱいをずっといじらせていただけますか?」
「や、やだっ……!」

 俺は両腕で胸を守るように交差させた。

「ふふ……ジュン様はやだやだばっかりですね」

 俺は涙目でキールを睨んだ。だってエロイことばっかり言うじゃないか。
 ちゅ、と口づけられて、なんだ誤魔化されているような気になったがまずは朝食を取ることにした。シーツでくるまれて抱き上げられるとどきどきしてしまう。俺、やっぱりおかしいかも、って思いながら食べた。思ったよりおなかがすいていたみたいで、いつもより多めに食べることができたようだった。
 キールに横抱きにされたまま食休みもした。
 最初表情が動かなかったキールだが、ここ数日そうでもなくなってきたと思う。冷静になって眺めてみれば、キールの目は雄弁だった。そんなに俺のこと優しい目で見ないでほしかった。なんか、いたたまれないから。
 それ以上にどきどきしてしまうのは、部屋の隅に控えている鬼たちの視線だ。リーもワンドもクドも舐めるように俺を見ているから、これからいったい何をされてしまうのだろうと思ってしまうのだ。
 やっぱり俺、おかしくなってる。

「ジュン様、どうされました?」

 つい顔を俯かせてしまったせいか、キールに声をかけられた。

「なんでも、ない……」

 俺絶対スキモノになってると思う。だってあの三人の視線を感じて、尻穴の奥がきゅんきゅんしてしまっているから。

「キール……」

 身体が作り変わっているのはわかっている。でもそれが怖くてしかたなくて、ついキールに声をかけてしまった。

「ジュン様、なにか?」
「あ、の……」

 だめかもしれないけど、聞いてみないとって思った。

「カヤテが戻ってくるまで、その……何もしないでいるのはだめ、なのか?」

 キールは目を丸くした。

「そう、ですね……たまにはそんな時間があってもいいかと思いますが……」

 そう応えながらキールはちら、と鬼たちを見た。やっぱり鬼たちが納得しないよな、と残念に思った。もし、ただ口づけだけ、とかそういうことを許してくれたら……と考えてしまう。口づけだけではだめだと言うなら、胸だけなら舐めても……と想像しただけで尻穴の奥がきゅんとなってしまった。
 おかしい。やっぱり俺の身体がおかしくてとても怖い。心だけ置き去りにされているみたいで目が潤んできた。

「ジュン様はお疲れの様子ですが、あなた方はどうしたいですか?」

 キールはまっすぐ鬼たちに尋ねた。鬼たちは顔を見合わせる。
 できれば、カヤテが戻ってくるまでの時間を穏やかに過ごさせてほしいと思った。



ーーーーー
戸惑ってるジュン君の巻。鬼たちの返答や如何に?
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