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7.あそこもここもそこも
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またイカされてしまった。
今度は尻穴の中をにゅぐっにゅぐっと舐められながら。
俺自身を舐めしゃぶるキールの口の中に出してしまい、涙がこぼれた。
「あっ、あっ、あーっ、あーっ……!」
それを当たり前のようにキールがゴクリと飲み込んだ。それだけではなく、きゅうきゅうと萎えていく俺自身を口腔内で揉んだ。たまらなかった。背をのけ反らせがくがくと震えながら、尻穴の中を舐めるカヤテの舌の動きにもまた感じてしまった。
おかしい。こんなのおかしい。
「あっ、やっ、イッた、からぁっ、あんっ、あっ、あっ……!」
悲鳴のような声を上げて離してほしいと訴えているのに、二人はなかなか顔を上げてはくれなかった。
ちゅくちゅく、くちゅくちゅと濡れた音が響いてその音に耳が犯される。やっとカヤテが顔を上げた。
「おまんこがひくひくして、とてもかわいいです。もっといっぱい感じるようになりましょうね」
嬉しそうにそんな恥ずかしいことを言われて、俺は泣きたくなった。しかも萎えたはずの俺自身にキールがいつまでもちゅ、ちゅと口づけてるし。
「やっ、やぁっ、だめっ、キール、あっ、あっ……!」
そんなにいじられたらまた勃ってしまう。そしたらまたイカされてしまうのかと思ったら尻穴がきゅっと締まった。
「あっ……!?」
つん、とカヤテが尻穴を突いた。
「おちんちんをいじられるとやはり反応しますね。やはりしばらくをおちんちんを刺激しながらかわいがりましょう」
「ジュン様の蜜、もっとください」
涙がぽろりとこぼれた。もう、なんなんだよこの二人はあっ。
「も、やぁっ……」
「おや、今夜はもう無理なのですか? 天使さまはおっぱいを毎日育てなくてはいけないのですよ? できませんか?」
カヤテに言われて俺は涙を拭いた。
「できる、けど……」
「けど?」
「ちんちんは……」
「貴方が気持ちよくならなければ意味がないのです。ですから諦めてください」
「そん、な……」
また涙がこぼれた。
カヤテは嘆息した。
「貴方をいじめたいわけではないのです。ですが、ウイ様はこんなことで音を上げたりはしませんでしたよ?」
それを聞いてそうだ、と思った。ウイの代わりに鬼をできるだけ受け止めると決めたのに、この程度で音を上げていたらウイの足を引っ張ってしまう。それだけは絶対に嫌だった。
「し、してもいいっ、からっ!」
「それでこそ天使さま候補です」
カヤテがにっこり笑んだ。
キールがちゅ、ちゅと俺自身に口づけながらぼそっと呟いた。
「……鬼ですね」
「鬼ですよ」
その会話の意味もよくわからなかった。鬼は鬼だろう。
「あっ、あっ……!」
キールはいつまでも俺自身に口づけたり舐めたりしている。表情はそれほど動いているように見えないのになんだか嬉しそうだった。だからそんなに吸われたらっ。
「さあ、おっぱいを育てましょうね」
カヤテがにこにこしながら近づいてきて、ちゅ、と唇に口づけた。
「おっぱいって……」
「ここですよ」
「あっ!」
乳首をいきなり摘ままれてびくん、と身体が跳ねた。
「天使さまはここから乳を出さなければいけません。その為には乳首をいっぱいいじって大きく、長く育てなければなりません」
「そん、な……」
胸もそんなにいじられてしまうなんて知らない。でも、そういえばいっぱい愛されている天使は乳が出るようになるって聞いたような……。
信じられない思いでカヤテを見たが、彼はにこにこしているだけだ。ふと、ウイはどうなのだろうと考えた。
「あの……ウイは……」
カヤテの笑みが深くなった。
「ウイ様のおっぱいも出るようになっていますよ? 長様や世話係の聖職者、それから他の鬼たちにもいっぱい愛されて毎日おいしい乳を飲ませてくださいます」
「え……カヤテも、その……ウイのを飲んだ、のか?」
カヤテは目を見開いた。
「ああ、そういうことですか、なるほどなるほど……」
そして頷きながらこう呟き、
「はい。天使さまのおっぱいはそれはもう美味です。また直接飲ませていただきたいぐらいです」
更に笑みを深くしてこう言った。
あのでかい長を受け止め、世話係の聖職者にも触れられて更に他の鬼たちも受け入れているなんて……。
俺が代われるものなら代わってやりたい。
それにはまずこのカヤテを俺の元に引き止めなければと思った。
「お、俺から乳が出るようになったら……」
「貴方のおっぱいが飲めるようになったら最高ですね。毎日毎晩飲ませていただきたいです」
毎日、毎晩? 俺はどれだけ胸を吸われてしまうのだろうか。
「じゃ、じゃあ……出るようになるまで、育てろよ……」
「はい、全力で愛させていただきますね」
カヤテはにこにこしながら俺の両方の乳首を摘まみ、くにくにと揉み始めた。それと同時にまたキールが俺自身を舐める。
「やっ、同時、はぁっ……!」
「いっぱい感じると出やすくなるそうですよ?」
「あっ、あっ……」
そんなことを言われたら逆らえない。
でも乳ってどれぐらいで出てくるようになるんだろう? 一週間ぐらいいじられ続けたら出るようになるものなのかな。
ーーーーー
カヤテ、心の呟き。
「さすがにここ二週間はウイ様を抱かせていただいておりませんし、直接乳も飲んではいません。ですが、ウイ様は乳をいっぱい出してくださいますので搾乳された乳は飲用、料理用などで普通に使わせていただいております。そういった形で私もたまにカップで飲ませていただいています。甘くてとてもおいしいです。ウイ様の乳、最高です」
どこまでも鬼畜なカヤテでした。ひどい。
せんでーん。
「天使さまの愛で方」三話目を昨日更新しました。fujossy限定ですので、あらすじに記載のurlからどうぞ♪
また、「冴えないサラリーマンの僕が異世界トリップしたら王様に!?」の番外編を昨日更新しました。よろしければご覧ください。
今度は尻穴の中をにゅぐっにゅぐっと舐められながら。
俺自身を舐めしゃぶるキールの口の中に出してしまい、涙がこぼれた。
「あっ、あっ、あーっ、あーっ……!」
それを当たり前のようにキールがゴクリと飲み込んだ。それだけではなく、きゅうきゅうと萎えていく俺自身を口腔内で揉んだ。たまらなかった。背をのけ反らせがくがくと震えながら、尻穴の中を舐めるカヤテの舌の動きにもまた感じてしまった。
おかしい。こんなのおかしい。
「あっ、やっ、イッた、からぁっ、あんっ、あっ、あっ……!」
悲鳴のような声を上げて離してほしいと訴えているのに、二人はなかなか顔を上げてはくれなかった。
ちゅくちゅく、くちゅくちゅと濡れた音が響いてその音に耳が犯される。やっとカヤテが顔を上げた。
「おまんこがひくひくして、とてもかわいいです。もっといっぱい感じるようになりましょうね」
嬉しそうにそんな恥ずかしいことを言われて、俺は泣きたくなった。しかも萎えたはずの俺自身にキールがいつまでもちゅ、ちゅと口づけてるし。
「やっ、やぁっ、だめっ、キール、あっ、あっ……!」
そんなにいじられたらまた勃ってしまう。そしたらまたイカされてしまうのかと思ったら尻穴がきゅっと締まった。
「あっ……!?」
つん、とカヤテが尻穴を突いた。
「おちんちんをいじられるとやはり反応しますね。やはりしばらくをおちんちんを刺激しながらかわいがりましょう」
「ジュン様の蜜、もっとください」
涙がぽろりとこぼれた。もう、なんなんだよこの二人はあっ。
「も、やぁっ……」
「おや、今夜はもう無理なのですか? 天使さまはおっぱいを毎日育てなくてはいけないのですよ? できませんか?」
カヤテに言われて俺は涙を拭いた。
「できる、けど……」
「けど?」
「ちんちんは……」
「貴方が気持ちよくならなければ意味がないのです。ですから諦めてください」
「そん、な……」
また涙がこぼれた。
カヤテは嘆息した。
「貴方をいじめたいわけではないのです。ですが、ウイ様はこんなことで音を上げたりはしませんでしたよ?」
それを聞いてそうだ、と思った。ウイの代わりに鬼をできるだけ受け止めると決めたのに、この程度で音を上げていたらウイの足を引っ張ってしまう。それだけは絶対に嫌だった。
「し、してもいいっ、からっ!」
「それでこそ天使さま候補です」
カヤテがにっこり笑んだ。
キールがちゅ、ちゅと俺自身に口づけながらぼそっと呟いた。
「……鬼ですね」
「鬼ですよ」
その会話の意味もよくわからなかった。鬼は鬼だろう。
「あっ、あっ……!」
キールはいつまでも俺自身に口づけたり舐めたりしている。表情はそれほど動いているように見えないのになんだか嬉しそうだった。だからそんなに吸われたらっ。
「さあ、おっぱいを育てましょうね」
カヤテがにこにこしながら近づいてきて、ちゅ、と唇に口づけた。
「おっぱいって……」
「ここですよ」
「あっ!」
乳首をいきなり摘ままれてびくん、と身体が跳ねた。
「天使さまはここから乳を出さなければいけません。その為には乳首をいっぱいいじって大きく、長く育てなければなりません」
「そん、な……」
胸もそんなにいじられてしまうなんて知らない。でも、そういえばいっぱい愛されている天使は乳が出るようになるって聞いたような……。
信じられない思いでカヤテを見たが、彼はにこにこしているだけだ。ふと、ウイはどうなのだろうと考えた。
「あの……ウイは……」
カヤテの笑みが深くなった。
「ウイ様のおっぱいも出るようになっていますよ? 長様や世話係の聖職者、それから他の鬼たちにもいっぱい愛されて毎日おいしい乳を飲ませてくださいます」
「え……カヤテも、その……ウイのを飲んだ、のか?」
カヤテは目を見開いた。
「ああ、そういうことですか、なるほどなるほど……」
そして頷きながらこう呟き、
「はい。天使さまのおっぱいはそれはもう美味です。また直接飲ませていただきたいぐらいです」
更に笑みを深くしてこう言った。
あのでかい長を受け止め、世話係の聖職者にも触れられて更に他の鬼たちも受け入れているなんて……。
俺が代われるものなら代わってやりたい。
それにはまずこのカヤテを俺の元に引き止めなければと思った。
「お、俺から乳が出るようになったら……」
「貴方のおっぱいが飲めるようになったら最高ですね。毎日毎晩飲ませていただきたいです」
毎日、毎晩? 俺はどれだけ胸を吸われてしまうのだろうか。
「じゃ、じゃあ……出るようになるまで、育てろよ……」
「はい、全力で愛させていただきますね」
カヤテはにこにこしながら俺の両方の乳首を摘まみ、くにくにと揉み始めた。それと同時にまたキールが俺自身を舐める。
「やっ、同時、はぁっ……!」
「いっぱい感じると出やすくなるそうですよ?」
「あっ、あっ……」
そんなことを言われたら逆らえない。
でも乳ってどれぐらいで出てくるようになるんだろう? 一週間ぐらいいじられ続けたら出るようになるものなのかな。
ーーーーー
カヤテ、心の呟き。
「さすがにここ二週間はウイ様を抱かせていただいておりませんし、直接乳も飲んではいません。ですが、ウイ様は乳をいっぱい出してくださいますので搾乳された乳は飲用、料理用などで普通に使わせていただいております。そういった形で私もたまにカップで飲ませていただいています。甘くてとてもおいしいです。ウイ様の乳、最高です」
どこまでも鬼畜なカヤテでした。ひどい。
せんでーん。
「天使さまの愛で方」三話目を昨日更新しました。fujossy限定ですので、あらすじに記載のurlからどうぞ♪
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