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38.キスだけじゃ終わらないのが困る
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ジャックとのキスは本当に気持ちがいい。横抱きにされて、口腔内を蹂躙され、舌を絡め取られて感じてしまう。庭の向こうから視線を感じてぞくぞくした。レイドたちが見ているのだろうか。
「んんっ……」
巨人族の男たちに抱かれて、情けないと思われてたりするのだろうか。でもしょうがないし。俺はもうこうして生きていくことしかできないんだから。でも、軽蔑するような目を向けられていたら嫌だから、俺は目をぎゅっと閉じてジャックに口づけられていた。
「んんっ、はぁあ……」
「カイト、お茶が冷める」
「やっ……もっとキス……」
お茶よりジャックにキスされてる方がいい。だって気持ちいいし、愛されてるって思えるから。
「飲んで菓子を食べてくれ。せっかくカイトの為に焼いたのだから」
「え……お菓子って、ジャックが焼いてくれたの?」
目を丸くする。籠に盛られたクッキーは買ってきたものではなかったらしい。こんな大男がちまちまと俺の為にクッキーを焼いているなんて誰が思うだろうか。
「? 菓子は作るものだろう?」
「あー、うん……そっか……」
確かにこの世界に来てから、天使になるまで「お菓子」と呼べるものを食べた覚えはなかった。生きていくのに精いっぱいだったし、元々甘いお菓子を買う方でもなかった。ここに連れて来られてから、俺は甘いお菓子を食べるようになったのだ。
「ジャックって、お菓子とか作るの好き?」
「嫌いではないな。カイトがおいしそうに食べてくれるから」
そうはにかんで言われ、俺は顔に熱が上がるのを感じた。なんなんだよこれ、反則だろ。
すっごくキスしたくなった。
「ジャック、キスして」
「カイト……」
困ったような顔をされた。
「今すっごくキスしたい……」
おねだりするように首に腕を回したら、しょうないなと言うように唇が落とされた。
「んっ……」
口づけはすぐに深くなって、ジャックの舌が俺の舌を優しくあやすように愛撫する。気持ちいい……とうっとりして、ふと目を開けたら庭の向こうが見えてしまった。まずい、と思ったけど、何故かレイドともう一人の奴隷は股間を押さえるようにして前かがみになっていた。なんかあったのかな?
口づけを解かれてお茶とお茶菓子を堪能して、俺はまた家の中に戻された。
「全く……カイトは罪作りだな」
ジャックが苦笑したように言った。
「?」
なんか俺、悪いことした?
ちら、と護衛として側にいるビットと例の竜族を見たら、二人ともまたヘッドバンキングしていた。だから何やってるんだっての。
「舐めさせろ」
寝室のベッドの上に下ろされたら、ジャンが覆い被さってきた。
「えええ……?」
「天使がここまで誰かを魅了するとは思ってなかった。おまんこ舐めさせろ」
それ全然どこも繋がらないと思うんだけど、どういうことなんだ? 俺は首を傾げた。
「カイトがかわいい」
どこがかわいいというのか。
「乳首とちんちんとおまんこ舐めさせろ」
増えてる。意味わかんない。
「ええと……?」
「兄さん、乳首を可愛がってやってください」
「わかった」
全然わかんない。
俺を後ろからジャックがだっこする。俺にもたれるように言うからお言葉に甘えて背をもたせかけたら、大きな手が俺の両胸に触れて、陥没している乳首を指先でツンツンとつつき始めた。
「ジャック……? あっ……!」
両足を持ち上げられて広げられた。これはジャンだった。
「カイトのおまんこ、舐めるからな」
だからどうしてそうなるんだよ。よくわからないけど、ジャンは肉厚で長い舌を俺に見せつけるようにして、べろべろと俺の尻穴を舐め始めた。やだもう気持ちいい。
「あっ、あっ……」
ジャックにつつかれている乳首はだんだんと顔を出し始め、すぐに摘まめるぐらい大きくなってしまった。ジャックの指が俺の乳首を摘まみ、くりくりといじる。
「ああっ、あんっ、あんっ、あんっ……!」
尻穴の中を開くように、ジャンが舌先でぐりぐりと入口をこじ開けた。って本当は出口だと思うんだけど、最近は二人にめちゃくちゃディープキスされちゃうし、でっかいイチモツをこれでもかと入れられていっぱい感じさせられちゃうからよくわからない。
「やぁんっ、ひっぱっちゃっ、ああんっ、なかっ、入れちゃだめっ、だめぇっ!」
ジャックが乳首をくりくりしながら、乳頭をかりかりしたり、引っ張ったり捻ったりする。尻穴の中をぐちゅぐちゅ舐められていると、乳首への刺激が全て快感に変わってしまうから困る。普通引っ張ったり捻られたら痛いはずなのにそれすらも気持ちいい。
「ひねっちゃ、やだぁっ、ああっ、なめちゃ、だめっ、ぞりぞりしちゃ、やっ、だめっ、だめっ!」
俺がどんなに快感で啼いても、二人の手や舌の動きは止まらない。中をねっとりと何度も舐められるのがたまらない。だから俺の身体って本当にどうなってるんだろう。乳首もいじられはじめてそんなに経たないのに、もう強く引っ張られても捻られても感じまくってしまう。
「あぁんっ、あんっ、あんっ……!」
「カイト、かわいい……。こんなに乳首をいじられて感じるなんて、本当にかわいい奥さんだな」
ジャックに耳元で囁かれてびくびくしてしまう。
お願いだからそんなこと言わないでほしい。もっと感じちゃうから。
「んんっ……」
巨人族の男たちに抱かれて、情けないと思われてたりするのだろうか。でもしょうがないし。俺はもうこうして生きていくことしかできないんだから。でも、軽蔑するような目を向けられていたら嫌だから、俺は目をぎゅっと閉じてジャックに口づけられていた。
「んんっ、はぁあ……」
「カイト、お茶が冷める」
「やっ……もっとキス……」
お茶よりジャックにキスされてる方がいい。だって気持ちいいし、愛されてるって思えるから。
「飲んで菓子を食べてくれ。せっかくカイトの為に焼いたのだから」
「え……お菓子って、ジャックが焼いてくれたの?」
目を丸くする。籠に盛られたクッキーは買ってきたものではなかったらしい。こんな大男がちまちまと俺の為にクッキーを焼いているなんて誰が思うだろうか。
「? 菓子は作るものだろう?」
「あー、うん……そっか……」
確かにこの世界に来てから、天使になるまで「お菓子」と呼べるものを食べた覚えはなかった。生きていくのに精いっぱいだったし、元々甘いお菓子を買う方でもなかった。ここに連れて来られてから、俺は甘いお菓子を食べるようになったのだ。
「ジャックって、お菓子とか作るの好き?」
「嫌いではないな。カイトがおいしそうに食べてくれるから」
そうはにかんで言われ、俺は顔に熱が上がるのを感じた。なんなんだよこれ、反則だろ。
すっごくキスしたくなった。
「ジャック、キスして」
「カイト……」
困ったような顔をされた。
「今すっごくキスしたい……」
おねだりするように首に腕を回したら、しょうないなと言うように唇が落とされた。
「んっ……」
口づけはすぐに深くなって、ジャックの舌が俺の舌を優しくあやすように愛撫する。気持ちいい……とうっとりして、ふと目を開けたら庭の向こうが見えてしまった。まずい、と思ったけど、何故かレイドともう一人の奴隷は股間を押さえるようにして前かがみになっていた。なんかあったのかな?
口づけを解かれてお茶とお茶菓子を堪能して、俺はまた家の中に戻された。
「全く……カイトは罪作りだな」
ジャックが苦笑したように言った。
「?」
なんか俺、悪いことした?
ちら、と護衛として側にいるビットと例の竜族を見たら、二人ともまたヘッドバンキングしていた。だから何やってるんだっての。
「舐めさせろ」
寝室のベッドの上に下ろされたら、ジャンが覆い被さってきた。
「えええ……?」
「天使がここまで誰かを魅了するとは思ってなかった。おまんこ舐めさせろ」
それ全然どこも繋がらないと思うんだけど、どういうことなんだ? 俺は首を傾げた。
「カイトがかわいい」
どこがかわいいというのか。
「乳首とちんちんとおまんこ舐めさせろ」
増えてる。意味わかんない。
「ええと……?」
「兄さん、乳首を可愛がってやってください」
「わかった」
全然わかんない。
俺を後ろからジャックがだっこする。俺にもたれるように言うからお言葉に甘えて背をもたせかけたら、大きな手が俺の両胸に触れて、陥没している乳首を指先でツンツンとつつき始めた。
「ジャック……? あっ……!」
両足を持ち上げられて広げられた。これはジャンだった。
「カイトのおまんこ、舐めるからな」
だからどうしてそうなるんだよ。よくわからないけど、ジャンは肉厚で長い舌を俺に見せつけるようにして、べろべろと俺の尻穴を舐め始めた。やだもう気持ちいい。
「あっ、あっ……」
ジャックにつつかれている乳首はだんだんと顔を出し始め、すぐに摘まめるぐらい大きくなってしまった。ジャックの指が俺の乳首を摘まみ、くりくりといじる。
「ああっ、あんっ、あんっ、あんっ……!」
尻穴の中を開くように、ジャンが舌先でぐりぐりと入口をこじ開けた。って本当は出口だと思うんだけど、最近は二人にめちゃくちゃディープキスされちゃうし、でっかいイチモツをこれでもかと入れられていっぱい感じさせられちゃうからよくわからない。
「やぁんっ、ひっぱっちゃっ、ああんっ、なかっ、入れちゃだめっ、だめぇっ!」
ジャックが乳首をくりくりしながら、乳頭をかりかりしたり、引っ張ったり捻ったりする。尻穴の中をぐちゅぐちゅ舐められていると、乳首への刺激が全て快感に変わってしまうから困る。普通引っ張ったり捻られたら痛いはずなのにそれすらも気持ちいい。
「ひねっちゃ、やだぁっ、ああっ、なめちゃ、だめっ、ぞりぞりしちゃ、やっ、だめっ、だめっ!」
俺がどんなに快感で啼いても、二人の手や舌の動きは止まらない。中をねっとりと何度も舐められるのがたまらない。だから俺の身体って本当にどうなってるんだろう。乳首もいじられはじめてそんなに経たないのに、もう強く引っ張られても捻られても感じまくってしまう。
「あぁんっ、あんっ、あんっ……!」
「カイト、かわいい……。こんなに乳首をいじられて感じるなんて、本当にかわいい奥さんだな」
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