上 下
86 / 97

85.お互いに好きってとても嬉しくて

しおりを挟む
「ひぐっ、ひっ……うぅ~……」

 鬼の愛情は僕が思っていたより何倍も重かったみたいで、こんなにも好きだけどもうやめてって思うぐらい愛されてしまった。涙がぼろぼろ溢れて止まらない。
 長は僕の中でイキ、その後で僕の乳を飲む。長の精液はすごくて、僕は毎回気をやってしまうのだけど、その後は乳を飲まれることで感じまくってしまう。乳首は吸われすぎて腫れる度にリンドルの魔法で治され、どんどんその感度を上げていく。どうも傷を治されれば治されるほどそこが敏感になるようで、おかげで僕の乳首はちょっと触れられるだけでも甘くなってしまう。

「も、やぁあっ……!」

 長はおっぱいが出なくなっても、僕の乳首をちゅくちゅくといつまでも舐めしゃぶっていた。

「嫌か?」
「……うぅ~……あま、い、からぁ……だんなさまぁ……」

 僕はいやいやをするように何度も首を振った。

「甘いならいいだろ?」

 長はまた顔を僕の胸に落とす。

「やっ……おもらしっ、しちゃうからぁ~……」
「そんなに感じてるのか。かわいいな」
「きゃああうっ……やっ、やっ……!」

 もう勃起もする力のないちんちんをやんわりと握られて揉まれたらたまらない。勃起はしないけどとろとろとなにか出ているのに刺激されて、僕はとうとうおもらししてしまった。

「やぁあっ……やーっ、やぁーっ、やああーーっ……!」

 恥ずかしい、恥ずかしいよぉ。びしゃびしゃに濡れて気持ち悪いし、おもらしなんてしたくないよぉ。

「ウイがおもらしするほど感じるのはいいな。いくらでも漏らせよ」
「やあぁああーーーーっっ……!」

 おもらししたくないのに感じすぎておもらししてしまう。だって抱かれた後におっぱいを飲まれるなんて初めてだし、感度もすごく上がってるみたいだしどうしたらいいのかわからない。
 恥ずかしがる僕の姿を見るのが長は好きで、もうどうしたらいいのかわからない。涙も止まらないし、気持ちいいし、もうぐちゃぐちゃだった。

「や、だぁ……ひぐっ、うぅ~~……」
「長殿、それぐらいにしておかないとウイ様の心が疲れてしまいます」
「ああ? 心が疲れるだと?」

 長にはピンとこないようだった。

「身体の疲れや傷は回復させることは可能ですが心は見えません。ですがウイ様が長殿の為に無理をしているのはわかります」

 リンドルはきっぱりと言った。

「無理、か……確かにな」

 長はリンドルの言うことに心当たりがあるみたいだった。

「ウイ様はとても感じやすいですが、それはウイ様のせいではありません。天使さまの身体になってしまったからです」
「んなこたあわかってる」
「ですからウイ様はまだご自分の身体の反応に戸惑っている状態です。感じてしまうのはしかたないとはいえ、感じすぎておもらしをしてしまうのは耐えがたいようです」

 カーッと全身が熱くなるのを感じた。それは、確かにそうなんだけど……改めて言われると余計に恥ずかしい。

「ウイ……」

 長が涙を流している僕を見つめた。とても怖い顔をしているのだけど、最近これが怖い顔なのかどうなのかわからなくなってきた。きっと長の顔が見慣れたのだと思う。むしろ長に見つめられるとどきどきしてしまう。

「おもらしするのは、嫌か?」

 何を聞いてるんだろうと思った。

「いや、です……」

 そんなの嫌に決まってる。

「何故嫌なんだ?」
「えええ」

 理由を聞かれてまた涙が浮かんだ。そんな恥ずかしいことを口にしなければいけないのだろうか。でも長は本気でわからないみたいだし……。

「その……恥ずかしい、し……濡れた感触が、気持ち悪いし……」
「濡れた感触が嫌なら舐めてやる」

 長はあくまで真摯だった。

「布団、汚しちゃう……」
「洗えばいい。俺はウイが気持ちよくなりすぎておもらしするのを見るのが好きだ。恥じらっているウイもすごくかわいい」

 顔の熱が全然引かない。

「す、き……」
「ああ、俺はウイが好きだ。もうお前以外いらない」

 涙がまたぶわっと溢れた。もう泣いてばかりで嫌になってしまう。

「旦那さまぁ……好きっ、大好きっ……」
「煽るなっつってんだろ……」

 長が困ったように言う。

「犬も食わないとはこのことですね。夫婦喧嘩にすらなってない」

 カヤテがケッと悪態をついた。

「僕の顔、汚くなってない、ですか……?」
「どこが汚いんだ?」
「だって、泣いてばかりだし……」
「そうなるようにヤッてるんだ。ウイが感じまくってとろとろになるのがたまらねえ」

 胸がきゅんきゅん疼く。いっぱいされちゃうとたいへんになっちゃうけど、長のお嫁さんにしてもらえてよかったと思った。

「旦那さま、好き……」
「だから……煽るなっつーの……」

 さっき治してもらった胸をそっと突き出すようにした。

「旦那さまぁ……おっぱい舐めて……」
「っ! いくらでも舐めてやるよっ」
「あっ、あっ、あんっ、あんっ……!」

 乳が出ない乳首をちゅくちゅく吸われ、尻穴を指でぐちょぐちょといじられる。
 長の体力に着いていくのはたいへんだけど、大好きって思う。もっともっと抱いてほしくて、僕は長の頭をぎゅうぎゅう抱きしめた。



ーーーーー
おっぱいも出るようになりましたし、今月中には完結予定ですー。よろしくー。
カヤテとこれから来る予定の天使さまの話が書きたいー。天使さまいっぱい書きたい(欲望のまま
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【R18】お嫁さんスライム娘が、ショタお婿さんといちゃらぶ子作りする話

みやび
恋愛
タイトル通りのエロ小説です。 前話 【R18】通りかかったショタ冒険者に襲い掛かったスライム娘が、敗北して繁殖させられる話 https://www.alphapolis.co.jp/novel/902071521/384412801 ほかのエロ小説は「タイトル通りのエロ小説シリーズ」まで

アナニー大好きな俺が電車の中でとろとろにされる話

キルキ
BL
アナニーが大好きなのに、自分の指だけじゃ満足できなくて日中もムラムラが止まらない男子が、電車の中で男たちにいっぱい愛撫されてとろとろになって快楽落ちする話。 難しいことは考えないで読むことをおすすめします。 ・エロばっかりです。ほぼエロです。注意! ・アナニー、痴漢、快楽攻め、乳首責め、フェラ、中出し、複数プレイ、攻めフェラ  ↑後々いろいろ追加されるかも ・主人公の顔立ちはかわいい系 ・主人公が淫乱です。童貞処女だけど初心では無いです。 2021.4.1 HOTランキング7位   BLカテゴリー内1位

今さら、私に構わないでください

ましゅぺちーの
恋愛
愛する夫が恋をした。 彼を愛していたから、彼女を側妃に迎えるように進言した。 愛し合う二人の前では私は悪役。 幸せそうに微笑み合う二人を見て、私は彼への愛を捨てた。 しかし、夫からの愛を完全に諦めるようになると、彼の態度が少しずつ変化していって……? タイトル変更しました。

【R18】溺愛される公爵令嬢は鈍すぎて王子の腹黒に気づかない

かぐや
恋愛
公爵令嬢シャルロットは、まだデビューしていないにも関わらず社交界で噂になる程美しいと評判の娘であった。それは子供の頃からで、本人にはその自覚は全く無いうえ、純真過ぎて幾度も簡単に拐われかけていた。幼少期からの婚約者である幼なじみのマリウス王子を始め、周りの者が シャルロットを護る為いろいろと奮闘する。そんなお話になる予定です。溺愛系えろラブコメです。 女性が少なく子を増やす為、性に寛容で一妻多夫など婚姻の形は多様。女性大事の世界で、体も中身もかなり早熟の為13歳でも16.7歳くらいの感じで、主人公以外の女子がイケイケです。全くもってえっちでけしからん世界です。 設定ゆるいです。 出来るだけ深く考えず気軽〜に読んで頂けたら助かります。コメディなんです。 ちょいR18には※を付けます。 本番R18には☆つけます。 ※直接的な表現や、ちょこっとお下品な時もあります。あとガッツリ近親相姦や、複数プレイがあります。この世界では家族でも親以外は結婚も何でもありなのです。ツッコミ禁止でお願いします。 苦手な方はお戻りください。 基本、溺愛えろコメディなので主人公が辛い事はしません。

兄がいるので悪役令嬢にはなりません〜苦労人外交官は鉄壁シスコンガードを突破したい〜

藤也いらいち
恋愛
無能王子の婚約者のラクシフォリア伯爵家令嬢、シャーロット。王子は典型的な無能ムーブの果てにシャーロットにあるはずのない罪を並べ立て婚約破棄を迫る。 __婚約破棄、大歓迎だ。 そこへ、視線で人手も殺せそうな眼をしながらも満面の笑顔のシャーロットの兄が王子を迎え撃った! 勝負は一瞬!王子は場外へ! シスコン兄と無自覚ブラコン妹。 そして、シャーロットに思いを寄せつつ兄に邪魔をされ続ける外交官。妹が好きすぎる侯爵令嬢や商家の才女。 周りを巻き込み、巻き込まれ、果たして、彼らは恋愛と家族愛の違いを理解することができるのか!? 短編 兄がいるので悪役令嬢にはなりません を大幅加筆と修正して連載しています カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。

【完結R18BL】どうしようもない俺に推しが舞い降りた

すだもみぢ
BL
双銀の鎮魂歌……それは今、人気のライトノベルズ。 普通のサラリーマンだった蒼一郎は、その中のキャラクターで脇キャラ悪役のスティアに惚れてしまう。 ある日、彼の元に謎のメールが届き、本物のスティアが異次元から現れた。 文字化けだらけのメールから推理すると、一緒にいられるのはわずかに三日間らしい。 しかし、このまま三日後に元の世界にスティアを戻せば、スティアはストーリーの進行上、死んでしまう。 彼を死なせないためには、彼が自分からこの世界にいたいと思わせなければいけなくて……。 結局は、推しを愛でる話です。 えっちシーンあり(話に☆マークがある回がそうです) 完結しております(全話予約投稿済) なろうにて掲載してましたが、こちらに再掲いたします。

前世で処刑された聖女、今は黒薬師と呼ばれています

矢野りと
恋愛
旧題:前世で処刑された聖女はひっそりと生きていくと決めました〜今世では黒き薬師と呼ばれています〜 ――『偽聖女を処刑しろっ!』 民衆がそう叫ぶなか、私の目の前で大切な人達の命が奪われていく。必死で神に祈ったけれど奇跡は起きなかった。……聖女ではない私は無力だった。 何がいけなかったのだろうか。ただ困っている人達を救いたい一心だっただけなのに……。 人々の歓声に包まれながら私は処刑された。 そして、私は前世の記憶を持ったまま、親の顔も知らない孤児として生まれ変わった。周囲から見れば恵まれているとは言い難いその境遇に私はほっとした。大切なものを持つことがなによりも怖かったから。 ――持たなければ、失うこともない。 だから森の奥深くでひっそりと暮らしていたのに、ある日二人の騎士が訪ねてきて……。 『黒き薬師と呼ばれている薬師はあなたでしょうか?』 基本はほのぼのですが、シリアスと切なさありのお話です。 ※この作品の設定は架空のものです。 ※一話目だけ残酷な描写がありますので苦手な方はご自衛くださいませ。 ※感想欄のネタバレ配慮はありません(._.)

【R18】ファンタジー陵辱エロゲ世界にTS転生してしまった狐娘の冒険譚

みやび
ファンタジー
エロゲの世界に転生してしまった狐娘ちゃんが犯されたり犯されたりする話。

処理中です...