まさかwebで ミステリー大賞に リベンジする日が来るなんて！

1922

18

 「まあ、そんな顔しないで、楽しみなよ。」
本の妖精が笑いかける。
 が、笑いかける元気は無い。
「そんな事を言っても…こんなの、どう終結するのよ!!」
私は叫ぶ。

 色々と、新たな事実がわいてくる。
「どうって…終結したから、今があるんじゃない？」
妖精は気楽でいい。
「もう、本当に面倒なんだから。」

 私は、あれから広がる世界についてはなし始めた。
 そう、私はホラーＲＰＧのプレイヤーのようにファティマの聖母の長い物語の世界を止めどなくさ迷う。
1917年…
この年、聖母が姿を現す少し前、４月６日、アメリカがドイツに宣戦布告をするのだ。

 そして、よく月の５月、後の大統領ケネディがこの世に生を受けるのだ。

 なんか、関係ないようで、良い感じに関係してる雰囲気があるのが気になる。
 この時のアメリカ大統領はウッドロウ・ウィルソン。
 彼は、第一次世界大戦終結のために尽力する。
 が、1919年10月、脳梗塞をおこして執務が難しい状態になる。

 ウィルソンの任期は1921年で終了するが、実質は1919年。
 ロシアがポーランドと混乱の最中にある頃までなのだ。

 年表を軸に物語を作り始めると、なんとも不気味な雰囲気を…世界史は語り始める。

 さて、ここで、ブリア協会を加えてみる。

 この秘密結社とナチスに繋がりを持たせ、そこに年表を付け加えて行くと…
 一人の人物が浮上するのだ。

 アレイスター・クロウリー
 そして、彼に小説でディすられ、第一次世界大戦の終結と共にこの世を去ることになった、マグレガー・メイザースである。