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1922
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1922年…
ツタンカーメンが発見された。ハワード・カーターがほぼ無傷のエジプト王の墓を発掘するのだ。
中には、様々な副葬品と輝くばかりの黄金マスクを施された美しい少年王のミイラが埋葬されていた。
そして…そこから始まる悲劇。
そう、王の墓を暴くものには死の翼が触れるのだ。
当時の新聞と、昭和のオカルト雑誌はそう言って恐怖を煽った。
「って、そんなんいいのよっ(>_<。)いまは、今は、ファティマの予言を何とかするのよ。脱線してたら、死んでもおわらないんだよぅ。」
私は叫んだ。
もう、『パラサイト』はそれであっちこっちに、ぶつかって、お陰で評価も低く終わった…
物語は分かりやすく、テーマは簡潔にひとつに絞るのよっ。
叫ぶ私をベルフェゴールは鼻で笑う。
「ふっ、そんなだから、いつまでも底辺を這い回る事になるのよ。」
「底辺を這い回るのは、ファティマの話に関係ないじゃん!もう、それでなくとも長くなってるんだから、関係ない話はどうでもいいのっ。ファティマの予言とキリスト教に集中しようよ。」
泣き言だ。でも、今は、泣いてすがっても終わりにしたい。もう、大二段を書かないと、大会に間に合わない。
「あるじゃない…『パラサイト』には、ふんだんに使われてるわよ。」
ベルフェゴールは呆れたように言う。
「それがどうしたのよっ、あの話はね、シケイダだの寄生虫の話から、地獄についても書かれてるわよっ。
改編前は聖徳太子ミステリーにも触れてるわ。
こんにゃくと群馬の都市伝説もかかわってるわ。
もう、そんなんだから、滅茶苦茶な話になって終わったのよ。評価も貰えずに!だから、ちゃんとしないといけないのよ。横道にそれずに、今度は書くのよ。
今度こそ、星の金貨に囲まれるエンディングを見るんだもん。」
私は叫んだ。
改編時に1人、PVも動かない孤独な作業のなか、何度も妄想した世界。
全ての謎がとけ、作者とキャラと読者の開放の時…
私の作品に降り積もる沢山の評価…
頑張って、完結にたどり着いた者だけが見ることの出来る孤高の頂…
その為には、横道にそれる癖を強制しないといけない。
「…あるわよ。」
ベルフェゴールはそんな私に低く強い口調で言葉を投げた。
「はあ?」
「あなた、自分の読者をバカにした発言よ。今の。」
なんか、ベルフェゴールは怒ってる。
「馬鹿に…何てしてないわ。」
「してるわよ。少ないと言っても、ブックマークも評価もある作品なのよ?
ただ、無意味に情報を羅列したような文章に彼らは評価したわけじゃないのよ。」
「(;゜ー゜)」
「ちゃんと意味がある話だから、魅力があったから、評価をくれたのよ。
あまり、自分を卑下すると、ひいては、自分の読者を馬鹿にすることになるわよ。」
ベルフェゴールの言葉が胸に突き刺さった…
泣きたくなるような、こんな青春小説のお説教を良い中年の私が、悪魔にたれられる…
私の地獄…ふと、そんな題名が頭をよぎった。
ツタンカーメンが発見された。ハワード・カーターがほぼ無傷のエジプト王の墓を発掘するのだ。
中には、様々な副葬品と輝くばかりの黄金マスクを施された美しい少年王のミイラが埋葬されていた。
そして…そこから始まる悲劇。
そう、王の墓を暴くものには死の翼が触れるのだ。
当時の新聞と、昭和のオカルト雑誌はそう言って恐怖を煽った。
「って、そんなんいいのよっ(>_<。)いまは、今は、ファティマの予言を何とかするのよ。脱線してたら、死んでもおわらないんだよぅ。」
私は叫んだ。
もう、『パラサイト』はそれであっちこっちに、ぶつかって、お陰で評価も低く終わった…
物語は分かりやすく、テーマは簡潔にひとつに絞るのよっ。
叫ぶ私をベルフェゴールは鼻で笑う。
「ふっ、そんなだから、いつまでも底辺を這い回る事になるのよ。」
「底辺を這い回るのは、ファティマの話に関係ないじゃん!もう、それでなくとも長くなってるんだから、関係ない話はどうでもいいのっ。ファティマの予言とキリスト教に集中しようよ。」
泣き言だ。でも、今は、泣いてすがっても終わりにしたい。もう、大二段を書かないと、大会に間に合わない。
「あるじゃない…『パラサイト』には、ふんだんに使われてるわよ。」
ベルフェゴールは呆れたように言う。
「それがどうしたのよっ、あの話はね、シケイダだの寄生虫の話から、地獄についても書かれてるわよっ。
改編前は聖徳太子ミステリーにも触れてるわ。
こんにゃくと群馬の都市伝説もかかわってるわ。
もう、そんなんだから、滅茶苦茶な話になって終わったのよ。評価も貰えずに!だから、ちゃんとしないといけないのよ。横道にそれずに、今度は書くのよ。
今度こそ、星の金貨に囲まれるエンディングを見るんだもん。」
私は叫んだ。
改編時に1人、PVも動かない孤独な作業のなか、何度も妄想した世界。
全ての謎がとけ、作者とキャラと読者の開放の時…
私の作品に降り積もる沢山の評価…
頑張って、完結にたどり着いた者だけが見ることの出来る孤高の頂…
その為には、横道にそれる癖を強制しないといけない。
「…あるわよ。」
ベルフェゴールはそんな私に低く強い口調で言葉を投げた。
「はあ?」
「あなた、自分の読者をバカにした発言よ。今の。」
なんか、ベルフェゴールは怒ってる。
「馬鹿に…何てしてないわ。」
「してるわよ。少ないと言っても、ブックマークも評価もある作品なのよ?
ただ、無意味に情報を羅列したような文章に彼らは評価したわけじゃないのよ。」
「(;゜ー゜)」
「ちゃんと意味がある話だから、魅力があったから、評価をくれたのよ。
あまり、自分を卑下すると、ひいては、自分の読者を馬鹿にすることになるわよ。」
ベルフェゴールの言葉が胸に突き刺さった…
泣きたくなるような、こんな青春小説のお説教を良い中年の私が、悪魔にたれられる…
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