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のーまじん

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セカンドシーズン

名前

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 世界のイメージが出来てきたので、名前をつけてみることにする。

 大陸、国、土地、
 登場人物の名前など。

 それらは、名前や土地を覚えてくれた人に幸があるものがいい。

 昔の児童小説だと、同じ虫の仲間とか、貝の名前とか、鉱物などの英語や学術名称をベースに作られたりしていて、後でその事を知った時、なんだか嬉しかった事を思い出す。

 私には、崇高な考えはないけど、
 それでも、小さなオマケは商売の基本だし、自分が貰って嬉しかったので、少頑張ることにしてみる。
 火星に人類が行く計画もまだ健在みたいだし、
 中学時代、人生をかけて投稿した作品が火星の話だったので、地名は火星から貰うことに決めた。

 過酷な火星の風土や地理まではさすがに盛り込むことはせず、フランス北部をイメージした気候。
 火星で使われている地名の異世界に決める。

 私は、『アルカディア平地』に主人公たちの国を作ることにした。
 アドニス平原の向こうには、アルプス山脈なんて比較にならない…太陽系で最大級のオリンポス山がそびえ立つ。

 水はけの良い平地は、ぶどうの栽培には適しているらしいけど、
 甘くて美味しいリンゴを栽培し、ドラゴン退治をするために、アドニス平原の手前に少し良い感じの山を作ることにする。

 ここに来て、ローランド以外の名前を軽く考える。
 探査機の名前にしよう。
 まずは、はじめて火星に到着したソビエトの探査機から『マルス』

 次は、やはりアメリカのバイキングといきたいけど、さすがに名前には向かないし、
 ノルマンディの語源のノルマン人とは、北(スカンジナビア)から来た人と言う意味で、バイキングも含まれているようなので、そんな伝説から、ノルマンディ公の名前ロロをもらう。
 スピリットとオポチュニティはやはり兄弟になるのだろうか?

 あとはソルジャーナ。

 これらの主要キャラで物語の世界を考えることにした。

 中学時代、公募に落選し、
 去年は、綾子のためにラジオ大賞の公募に応募して落選した…あまり、景気の良いテーマでは無いけど、  でも、火星の話を思うのは楽しい。

 これで、500円以上…ええい、1000円稼げたら…

 きっと、前回の落選の痛みを忘れられるに違いない。

 本当に懲りないな_(^^;)ゞ

 少し楽しくなる気持ちで私はノートに落書きをする。
 物語を作るのは楽しい。
 今は、それだけで良い気がした。

 私はベッドに横になって、軽く目を閉じた。
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