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無口な百合は穴を責められる③

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ぴちゃぴちゃと左耳が舐められる。
ふーっ右耳が息でくすぐられる。

「ふあっ…あっ…はぁっ……あっ!…ぅ…ひゃっ…!」

「はあいいよ…百合ひゃん…」

「そうな…やめっ…ああぅっ…!」

耳の周りを舐められと焦れったい。
奥を舐められると声がでる。

嫌だ。
こんな事されるのは嫌だ。

……そんな感情が今は生まれない。

身を任せる事に抵抗がなくなっていく。

耳が気持ちいい。

鼻水が2人の指についたっていい。

もっと舐められても…息を吹きかけられても…。

「はっ…はめっ…!だめええぇぇぇ…!!」

情けない声からでる抵抗は2人に向けられたものは自分に向けられたものか分からなかった。



ふと、2人の動きが止まる。
鼻の穴から指が抜かれる。

涎が少し垂れている口を閉じ、ずっと詰まっていた鼻で息をする。
やっぱり気持ちいい。

しかし虚ろげな目と、垂れる涎、そして末樹の涎でびちゃびちゃになった左耳はそのままだった。

ずっと舐められた左耳はまだあの感触が残っている。
ずっと息を吹きかけられた右耳はまだジンジンしている。

未久は百合の右隣にしゃがみ込んだまま、また百合の顔に近付き、右耳に息を吹きはじめた。

「んっ…ふっ…んん…」

今度は声を我慢できる。

その右耳に気を取られてる間に、末樹は百合の前に移動し抱き着くようにしゃがみ込んだ。

「百合ちゃん。キス、しよ?」

「んっ…」

右耳の吐息責めに耐えながらも自然とキスを受け入れるように、
口をほんの少しだけ開け、目をとじる。

しかし

「百合ちゃん、今日は百合ちゃんからキスしてほしいな?」

「ぇっ…!?んぁ…はっ…」

びっくりして未久の吐息責めに声をあげてしまう。

いつも以上にとろんっとした末樹は顔を限界まで百合に近付け、最後の一歩を百合に預ける。

百合の迷う時間は短かった。

「んっ」

末樹から微かな吐息の様な声が零れる。

そしてそこからは舌を絡めるキス。
いつもは末樹が一方的に舌を絡めてくるキス。
今日は末樹と百合が互いに求める様に絡めあう。
緩みに緩んだ百合の口からは更に涎が垂れ、末樹の口に伝わり顎へと垂れる。

女の子同士のキスは互いに涎を交換しあう様なそんなキスだった。



―――ティッシュを使った弄びからもうすぐ1時間がたとうとした時、

「そろそろ時間ね」

と未久の一声で末樹も身体を離した。

もう百合の顔はこれ以上ない程に真っ赤で、口元は涎まみれ。左耳はまた末樹の涎がついており、右耳は真っ赤。
顔は朧気でひどい有様だった。

末樹は百合の紐の縛りを解放し、体と腕を自由にする。と、同時に未久の口から

「百合、パンツを脱ぎなさい」

「……ぇ?」

「パンツを脱ぎなさい」

途端更に顔が赤くなる。

「む、むり…!です…!」

「駄目よ、脱ぎなさい」

「むり…!お願いっ…!それだけは……!」

涙目になり顔をぷるぷる震わせる。

「なんで駄目なの?」

百合の横でへにゃりと座り込んでいる末樹が意地悪気に問う。

「だ、だって………だめ……だから………」

今下着を脱げば、バレてしまう。

「仕方がない、私が脱がそうかしら?」

「だっだめ…!!脱ぎます…から……」

だって仕方がないんだ。
あんなに耳を舐められて、キスして。
誰だってそうなるんだ。

「…っ」

ゆっくりとスカートから下着を下ろし、足から外し両手で納めた。

「それを末樹に渡しなさい?」

「………ぁ…」

「渡しなさい」

「ぅ……」

百合は長い髪で顔を隠し、末樹を見ずに水色の下着を渡す。

それをすぐに広げ

「濡れてる…」

「ぃや………」

「濡れてる!」

末樹は下着を丸め自分の口元に持っていき、わざとらしく音をたてながら匂いを嗅ぐ。

「ぃゃぁ………!」

濡れているのだ。
感じていたのだ。
興奮していたのだ。

その事実がその下着に込められている。

「ふふっ、さあ1時間ね。それじゃあまた来週ね」

「またね!百合ちゃん!」

満足気に微笑む未久と水色の下着を片手に握りしめ笑顔を見せる末樹が部屋からでていった。

教室に取り残されたのは脱力したノーパンの女子高生、百合だった。
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