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番外編 幕間小話
【内部調査】
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第一回 夕立に関する意識調査
【夕立様に何でもして良いと言われたら、貴方は何をしますか?】
一人目の回答者『閻魔庁所属 Eさん』
「何、と言われてものう……。あらかたやり尽くしておるからなぁ。改めて聞かれると出てこぬわ」
【さすがです。では逆に、何かして貰えるとしたらいかがですか?】
「そうじゃなぁ……いろんな格好をしてもらう、かのう。あやつは毎日、同じ着物ばかりで色気がない。もっと上等な物で飾ってやれば、いっそう美しくなってよいじゃろうな」
【なるほど。例えばどんな格好をして欲しいですか?】
「まずはあの髪をどうにかせんといかんな。綺麗に揃えてやれば、ずいぶん見違えるじゃろう。まぁ、どれほど身なりを整えたところで、褥ではあまり意味は無いがの」
【羨ましい限りです。つまるところ、何も着ていないのが一番ということでしょうか】
「と言うより、今のままで充分じゃな」
【ご協力、有難うございました】
◇
二人目の回答者『閻魔庁所属 Dさん』
「何でも、ですか」
【はい、何でもです】
「セックスです」
【直球ですね。しかし、貴方なら可能なのでは?】
「ふふ、できるものならとっくにしていますよ。喧嘩売ってるんですか?」
【失礼しました】
「ああ、でも、それだと勿体ないかもしれませんね。たった一度の情事に、そんな素晴らしい特権を使うなんて」
【と、言いますと?】
「何でもできるなら、洗脳して愛してもらうことにします。そうすればセックスなんて、彼が壊れるほどできますしね」
【壊れるほど、ですか】
「ええ。ひたすら快楽責めし続けて、何回、連続絶頂できるか数えてみたいなぁ。ああ、ドライっていうのも覚えて欲しいですね。人格崩壊して、私のことしか考えられなくなるまで犯し抜いてやりたい。あの人はもともと快楽に弱いですから、結構、簡単に堕ちてくれると思うんですよね」
【なかなかハードな嗜好ですね。しかし、結局セックスになってませんか?】
「おや、本当ですね。じゃあ、やっぱりセックスで良いです」
【有難うございました】
◇
三人目の回答者『閻魔庁所属 Mさん』
「……俺に、もっと優しくなって欲しい……」
【そんなことで良いんですか?】
「簡単そうに言うなよ! 俺にとってはものすっごく貴重かつ困難なんだからな!」
【失礼しました。具体的に、どうして欲しいんですか?】
「顔見るたびに舌打ちするの辞めるとか、挨拶したら無視しないで返事してくれるとか、全力で蹴るのやめてくれるとか……」
【夕立様はそんなことしませんよ】
「俺以外にはな! だから優しくして欲しいって言ってんだよ! なんであいつ、俺にだけあんなにキツいの? 俺、なんか悪いことした? そんなに俺が嫌いなの? ねえ!」
【落ち着いてください。それはきっと、夕立様が心を許されている証拠ではないでしょうか】
「え、そうなの? そう思う? ほんとに?」
【まあ、多分、おそらく、きっと】
「ちょっと推量が多い気がするけど……ま、いっか! なんだよー、そうだったのかぁ。やっぱ俺、好かれてたんだなー。あいつ素直じゃないからなー。俺としたことが、ツンデレなんて王道属性に気づかないなんて迂闊だったぜ。デレられたことほぼ皆無だけど……。とにかくサンキュ、お陰で元気出たわ!」
【何よりです。ご協力、有難うございました】
◇
四人目の回答者『閻魔庁所属 Uさん』
「ご飯食べに行きたいです!」
【回答は今までしたくてもできなかったことでお願いします】
「できなかったことかぁー。うーん……地獄温泉巡りはやったし、地獄珍味食べ歩きもしたし……。えー、思いつかないなー」
【結構、色々やってるんですね】
「はい! 夕立さまは優しいから、お願いしたらだいたい聞いてくれますよ。性的なこと以外なら!」
【性的なお願いをしたことがあるんですか?】
「当たり前じゃないですか! 夕立さまに欲情しない人なんて、あの世に存在しませんよ」
【因みに、何をお願いしたんですか?】
「筆おろしです!」
【何と言って断られたんですか?】
「無言で『地獄花』に連れていかれました! まー、結果的には聞いてもらえたってことになるんですかねー」
【相手を指定しなかったのなら、そうなるでしょうね】
「そっかー。じゃあ、今度はちゃんと〝夕立さまが〟素人童貞を奪って下さいって言ってきますね! アドバイス有難うございました! 早速、行ってきまーす!」
【誰の、を言い忘れるオチが見えました】
◇
五人目の回答者『閻魔庁所属 Hさん』
「うわぁ、なんか恥ずかしいな……。えっと……あの、ひとつ確認したいんですけど、これって匿名なんですよね?」
【はい、そうです】
「絶対に回答者の身バレは無いんですね?」
【お名前は伏せますし、これはあくまで内部調査ですので、情報は公になりません】
「そうですか……。あの、でも……内部調査ということは、調査班や上層部の方々には知られるんですよね? 夕立様は官僚ですし、こんな重要な案件に目を通さないはずありませんよね? 勘の良い方ですから、受け答えで特定されてしまうんじゃ……」
【いえ、夕立様はこの調査をご存知ありません。もちろん、お伝えすることもございません】
「そうなんですか? 良かったぁ……。では、真剣に答えさせて頂き……ん?」
【今度はどうされましたか?】
「夕立様に報告しないなら、一体どなたに報告がされるんですか? ……はっ! まさか閻魔様……!?」
【申し訳ありませんが、詳細はお教えできません。内部調査の掟ですので】
「いやいやいや! そんな不明瞭な調査なんて怖すぎます! すみませんが、俺は何もお答えできません! まだ死にたくありませんので! それでは失礼します!」
【生命の危機を感じるほどの回答とは。一体、どんな内容だったのでしょうね】
◇
六人目の回答者『天部所属 Tさん』
「愚問だな。さっさと天界へ戻ってこさせるに決まっているだろう」
【では、戻ってこられたら何がしたいですか?】
「まずは千年も私を放置した仕置だ。声も涙も枯れ果てるまで鳴かせてやる。その後で、千年分以上の愛を注いでやるな」
【そんなことをしたら、また出ていってしまうのでは?】
「させるか。黒曜石の鎖に繋ぐに決まっているだろう。閉じ込めておく牢も、すべて同じ物で造らせているからな。妖力さえ封じてしまえば、二度と出ることは不可能だ」
【すでに造ってあるんですか】
「当然だ。いつ、あいつが戻るやも知れん。備えを怠るなど愚の骨頂。有り得んことだ」
【なるほど。ご検討をお祈りします】
◇
「……夕立君、すぐ冥土を出たほうが良い……」
「羽衣石、いきなり暗がりから現れて不穏な警告するのやめろよ。怖いわ」
「……まともなのは閻魔様くらいだった……。酷かった……みんな狂ってる……」
「お前、大丈夫か? 震えてるぞ」
「……僕、頑張って覆面調査続けるよ……。君の身が心配だ……」
「何だかよく知らねぇが、もう辞めとけよ。お前の精神状態のほうが心配だわ」
【夕立様に何でもして良いと言われたら、貴方は何をしますか?】
一人目の回答者『閻魔庁所属 Eさん』
「何、と言われてものう……。あらかたやり尽くしておるからなぁ。改めて聞かれると出てこぬわ」
【さすがです。では逆に、何かして貰えるとしたらいかがですか?】
「そうじゃなぁ……いろんな格好をしてもらう、かのう。あやつは毎日、同じ着物ばかりで色気がない。もっと上等な物で飾ってやれば、いっそう美しくなってよいじゃろうな」
【なるほど。例えばどんな格好をして欲しいですか?】
「まずはあの髪をどうにかせんといかんな。綺麗に揃えてやれば、ずいぶん見違えるじゃろう。まぁ、どれほど身なりを整えたところで、褥ではあまり意味は無いがの」
【羨ましい限りです。つまるところ、何も着ていないのが一番ということでしょうか】
「と言うより、今のままで充分じゃな」
【ご協力、有難うございました】
◇
二人目の回答者『閻魔庁所属 Dさん』
「何でも、ですか」
【はい、何でもです】
「セックスです」
【直球ですね。しかし、貴方なら可能なのでは?】
「ふふ、できるものならとっくにしていますよ。喧嘩売ってるんですか?」
【失礼しました】
「ああ、でも、それだと勿体ないかもしれませんね。たった一度の情事に、そんな素晴らしい特権を使うなんて」
【と、言いますと?】
「何でもできるなら、洗脳して愛してもらうことにします。そうすればセックスなんて、彼が壊れるほどできますしね」
【壊れるほど、ですか】
「ええ。ひたすら快楽責めし続けて、何回、連続絶頂できるか数えてみたいなぁ。ああ、ドライっていうのも覚えて欲しいですね。人格崩壊して、私のことしか考えられなくなるまで犯し抜いてやりたい。あの人はもともと快楽に弱いですから、結構、簡単に堕ちてくれると思うんですよね」
【なかなかハードな嗜好ですね。しかし、結局セックスになってませんか?】
「おや、本当ですね。じゃあ、やっぱりセックスで良いです」
【有難うございました】
◇
三人目の回答者『閻魔庁所属 Mさん』
「……俺に、もっと優しくなって欲しい……」
【そんなことで良いんですか?】
「簡単そうに言うなよ! 俺にとってはものすっごく貴重かつ困難なんだからな!」
【失礼しました。具体的に、どうして欲しいんですか?】
「顔見るたびに舌打ちするの辞めるとか、挨拶したら無視しないで返事してくれるとか、全力で蹴るのやめてくれるとか……」
【夕立様はそんなことしませんよ】
「俺以外にはな! だから優しくして欲しいって言ってんだよ! なんであいつ、俺にだけあんなにキツいの? 俺、なんか悪いことした? そんなに俺が嫌いなの? ねえ!」
【落ち着いてください。それはきっと、夕立様が心を許されている証拠ではないでしょうか】
「え、そうなの? そう思う? ほんとに?」
【まあ、多分、おそらく、きっと】
「ちょっと推量が多い気がするけど……ま、いっか! なんだよー、そうだったのかぁ。やっぱ俺、好かれてたんだなー。あいつ素直じゃないからなー。俺としたことが、ツンデレなんて王道属性に気づかないなんて迂闊だったぜ。デレられたことほぼ皆無だけど……。とにかくサンキュ、お陰で元気出たわ!」
【何よりです。ご協力、有難うございました】
◇
四人目の回答者『閻魔庁所属 Uさん』
「ご飯食べに行きたいです!」
【回答は今までしたくてもできなかったことでお願いします】
「できなかったことかぁー。うーん……地獄温泉巡りはやったし、地獄珍味食べ歩きもしたし……。えー、思いつかないなー」
【結構、色々やってるんですね】
「はい! 夕立さまは優しいから、お願いしたらだいたい聞いてくれますよ。性的なこと以外なら!」
【性的なお願いをしたことがあるんですか?】
「当たり前じゃないですか! 夕立さまに欲情しない人なんて、あの世に存在しませんよ」
【因みに、何をお願いしたんですか?】
「筆おろしです!」
【何と言って断られたんですか?】
「無言で『地獄花』に連れていかれました! まー、結果的には聞いてもらえたってことになるんですかねー」
【相手を指定しなかったのなら、そうなるでしょうね】
「そっかー。じゃあ、今度はちゃんと〝夕立さまが〟素人童貞を奪って下さいって言ってきますね! アドバイス有難うございました! 早速、行ってきまーす!」
【誰の、を言い忘れるオチが見えました】
◇
五人目の回答者『閻魔庁所属 Hさん』
「うわぁ、なんか恥ずかしいな……。えっと……あの、ひとつ確認したいんですけど、これって匿名なんですよね?」
【はい、そうです】
「絶対に回答者の身バレは無いんですね?」
【お名前は伏せますし、これはあくまで内部調査ですので、情報は公になりません】
「そうですか……。あの、でも……内部調査ということは、調査班や上層部の方々には知られるんですよね? 夕立様は官僚ですし、こんな重要な案件に目を通さないはずありませんよね? 勘の良い方ですから、受け答えで特定されてしまうんじゃ……」
【いえ、夕立様はこの調査をご存知ありません。もちろん、お伝えすることもございません】
「そうなんですか? 良かったぁ……。では、真剣に答えさせて頂き……ん?」
【今度はどうされましたか?】
「夕立様に報告しないなら、一体どなたに報告がされるんですか? ……はっ! まさか閻魔様……!?」
【申し訳ありませんが、詳細はお教えできません。内部調査の掟ですので】
「いやいやいや! そんな不明瞭な調査なんて怖すぎます! すみませんが、俺は何もお答えできません! まだ死にたくありませんので! それでは失礼します!」
【生命の危機を感じるほどの回答とは。一体、どんな内容だったのでしょうね】
◇
六人目の回答者『天部所属 Tさん』
「愚問だな。さっさと天界へ戻ってこさせるに決まっているだろう」
【では、戻ってこられたら何がしたいですか?】
「まずは千年も私を放置した仕置だ。声も涙も枯れ果てるまで鳴かせてやる。その後で、千年分以上の愛を注いでやるな」
【そんなことをしたら、また出ていってしまうのでは?】
「させるか。黒曜石の鎖に繋ぐに決まっているだろう。閉じ込めておく牢も、すべて同じ物で造らせているからな。妖力さえ封じてしまえば、二度と出ることは不可能だ」
【すでに造ってあるんですか】
「当然だ。いつ、あいつが戻るやも知れん。備えを怠るなど愚の骨頂。有り得んことだ」
【なるほど。ご検討をお祈りします】
◇
「……夕立君、すぐ冥土を出たほうが良い……」
「羽衣石、いきなり暗がりから現れて不穏な警告するのやめろよ。怖いわ」
「……まともなのは閻魔様くらいだった……。酷かった……みんな狂ってる……」
「お前、大丈夫か? 震えてるぞ」
「……僕、頑張って覆面調査続けるよ……。君の身が心配だ……」
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