あの空の向こう

麒麟

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帰宅

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(爽希)
「じゃあ、大人しくしてるんだよ。
お昼ご飯は冷蔵庫に入ってるから温めて食べてね。
食べたらちゃんと大人しくしとくこと。わかったな?」

コクッ

そう言うと爽兄は僕の頭を撫でて病院に戻っていった。

ホッ

僕はやっと家に帰ってこれたことでソファに横になると安心感でウトウト、、、

(疲れた・・・・・・。フワァー、ねむい・・・)

ウトウト......スーースーー

(爽兄)「蒼、蒼、起きて。風邪ひくから」

フワァー

(そ、そうにい!?)

(蒼)「あれ?なんで爽兄が.....お仕事は?」


(爽兄)
「フフフッ、蒼、僕が仕事に行ってからずっと寝てたの?もう夜だよ。お仕事終わって帰ってきたの。」

(蒼)「えッ!」

どうやら僕はあれからずっと眠っていたみたいだ。

(爽兄)
「もーう、蒼はァー(笑)。
お昼ご飯も食べてないし、身体に良くないでしょう。」

(蒼)「ご、ごめんなさい.....」

なんだかいたたまれない気持ちになり爽兄に謝罪する。

(爽兄)
「ごめん、ごめん、別に怒ってるわけじゃないよ。
単に蒼が心配なだけだよ。よし、この話は終わり。
一緒に夜ご飯食べて寝よう。」

それから爽兄が夜ご飯を作ってくれて2人で仲良く食べた。

その後の薬では「飲む」「飲まない」の一悶着があったけど、結局爽兄に押しきられちゃんと薬を飲んだ。

(爽希)「えらい、えらい」

と爽兄に誉められ、舞い上がる気持ちのままお風呂に入り就寝した。

長い1日だった。
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