9 / 13
診察
しおりを挟む
(健介)「おっ!やっと顔が見れたなあ。
小児科医の田中健介です。お前のことは爽希に頼まれてるからこれから主治医としてよろしくな!」
眩しい位の笑顔で僕に話しかけてくるもんだから、僕は思わず顔をプイッと横に向けた。
(健介)「ははははは(笑)仲良くしようぜ。」
先生は怒ることなく豪快に笑っていた。
(健介)
「じゃあ、そろそろ診察していこうかあー。
まずは聴診から、、、。おーい、蒼こっち向け。」
とうとう診察が始まった。
(陸斗)
「蒼くん、まだ痛いこと何にもしないから健介先生の方向いて、蒼くんの身体の音聞いてもらおうね。」
陸斗さんが優しく言ってくれたが、やっぱり「嫌だなあ~」と思っていると、ふいに僕の手から力が抜けたタイミングでクルッと身体を反転させられた。
小児科の看護師は侮れない。
(健介)
「よし、蒼やっと目があったなあ。
じゃあ、さっそく身体の音を聞かせてくれ。」
(い、いやだ)
(蒼)「うわーん(泣)」
さっきまで止まっていた涙がまたとめどなく出始めた。
(健介)
「おいおい、泣くなよー。
大丈夫だぞ、胸の音を聴くだけだから痛くないぞー。」
それでも僕にとって嫌なことにかわりなく泣き止めない。
(泣き止ま気配がないし、しょうがない!)
(健介)「よし北村、固定頼む!」
(陸斗)「わかりました。蒼くん、ごめんね~。診察中に動くと危ないから僕に少しギューとさせてねー。」
2人は僕を無視して会話を完結させ、陸斗さんが謝りながらぼくの足と手を動かないように固定し診察準備を整えた。
小児科医の田中健介です。お前のことは爽希に頼まれてるからこれから主治医としてよろしくな!」
眩しい位の笑顔で僕に話しかけてくるもんだから、僕は思わず顔をプイッと横に向けた。
(健介)「ははははは(笑)仲良くしようぜ。」
先生は怒ることなく豪快に笑っていた。
(健介)
「じゃあ、そろそろ診察していこうかあー。
まずは聴診から、、、。おーい、蒼こっち向け。」
とうとう診察が始まった。
(陸斗)
「蒼くん、まだ痛いこと何にもしないから健介先生の方向いて、蒼くんの身体の音聞いてもらおうね。」
陸斗さんが優しく言ってくれたが、やっぱり「嫌だなあ~」と思っていると、ふいに僕の手から力が抜けたタイミングでクルッと身体を反転させられた。
小児科の看護師は侮れない。
(健介)
「よし、蒼やっと目があったなあ。
じゃあ、さっそく身体の音を聞かせてくれ。」
(い、いやだ)
(蒼)「うわーん(泣)」
さっきまで止まっていた涙がまたとめどなく出始めた。
(健介)
「おいおい、泣くなよー。
大丈夫だぞ、胸の音を聴くだけだから痛くないぞー。」
それでも僕にとって嫌なことにかわりなく泣き止めない。
(泣き止ま気配がないし、しょうがない!)
(健介)「よし北村、固定頼む!」
(陸斗)「わかりました。蒼くん、ごめんね~。診察中に動くと危ないから僕に少しギューとさせてねー。」
2人は僕を無視して会話を完結させ、陸斗さんが謝りながらぼくの足と手を動かないように固定し診察準備を整えた。
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
お兄ちゃんはお医者さん!?
すず。
恋愛
持病持ちの高校1年生の女の子。
如月 陽菜(きさらぎ ひな)
病院が苦手。
如月 陽菜の主治医。25歳。
高橋 翔平(たかはし しょうへい)
内科医の医師。
※このお話に出てくるものは
現実とは何の関係もございません。
※治療法、病名など
ほぼ知識なしで書かせて頂きました。
お楽しみください♪♪
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
My Doctor
west forest
恋愛
#病気#医者#喘息#心臓病#高校生
病気系ですので、苦手な方は引き返してください。
初めて書くので読みにくい部分、誤字脱字等あると思いますが、ささやかな目で見ていただけると嬉しいです!
主人公:篠崎 奈々 (しのざき なな)
妹:篠崎 夏愛(しのざき なつめ)
医者:斎藤 拓海 (さいとう たくみ)
昔義妹だった女の子が通い妻になって矯正してくる件
マサタカ
青春
俺には昔、義妹がいた。仲が良くて、目に入れても痛くないくらいのかわいい女の子だった。
あれから数年経って大学生になった俺は友人・先輩と楽しく過ごし、それなりに充実した日々を送ってる。
そんなある日、偶然元義妹と再会してしまう。
「久しぶりですね、兄さん」
義妹は見た目や性格、何より俺への態度。全てが変わってしまっていた。そして、俺の生活が爛れてるって言って押しかけて来るようになってしまい・・・・・・。
ただでさえ再会したことと変わってしまったこと、そして過去にあったことで接し方に困っているのに成長した元義妹にドギマギさせられてるのに。
「矯正します」
「それがなにか関係あります? 今のあなたと」
冷たい視線は俺の過去を思い出させて、罪悪感を募らせていく。それでも、義妹とまた会えて嬉しくて。
今の俺たちの関係って義兄弟? それとも元家族? 赤の他人?
ノベルアッププラスでも公開。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる