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15 ツクシ:驚き
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その日の夕方、パーヴェルは物資の収集を終えて家に帰ってきた所。
するとパーヴェルの家の前には、エゴールとニコライを抱いたガリーナがいた。
ニコライはすぐにパーヴェルに気づく。
「レモンー!」
ニコライが暴れ始めると、二人はパーヴェルに気づいた。
「ガリーナ!それにエゴールさん!
二人とも仲良しこよしで何やってるの~!」
「まあ、パーヴェルくんに会いに来たのよ。」
「おお!?俺ですかあ!」
それを聞いたパーヴェルは目を丸くすると、エゴールは言う。
「やあパーヴェル。妹のレギーナが君の家に篭もりっぱなしでね。
せっかく、迎えに来てやったのに。」
「あっそう。俺が呼び出しましょうか?」
「そうしてくれるかな?」
パーヴェルは頷くと、ガリーナは笑顔で言った。
「今夜実家で飲み会開くってエゴールが言ってるの!
よければパーヴェルくんも一緒にどうぞ。」
それを聞いたパーヴェルは目を輝かせた。
「おお!行きます行きます!ウラ~!」
パーヴェルが歓喜していると、エゴールはガリーナに言う。
「ワレリーも呼んできたらどうだ?」
「そうね!」
「そうとなったら!俺がレギーナもワレリー兄様も引っ張り出してきますよ!」
そう言ってパーヴェルは家に入ると、エゴールは笑う。
「相変わらず元気だねぇパーヴェルは。」
それを聞いたガリーナは少し首を傾げると言った。
「そうね。」
(ワレリーさんにしちゃ、元気過ぎるわね。)
============================
その夜、エゴールの実家にてパーヴェルはワインを飲んでいた。
隣にはワレリーが座っており、ワレリーはワインを飲まずにパーヴェルを見ているだけ。
パーヴェルはコップ一杯のワインを飲み干すと、瓶からコップへもう一杯注ぐ。
「ガリーナどこー?ワレリー兄様~」
「パーヴェル、人様の家で無遠慮にワインを飲むものではありません。」
「エゴールさんがせっかく海外のワイン持ってきてくれたんだからいいじゃん!」
ワレリーはそれに溜息をつくと、誰もいないリビングを見渡す。
「エゴールの両親はもう就寝ですか…。
エゴールも何を考えて私達を呼んだのやら。」
そこにエゴールがやってくると、エゴールは二人の正面に座った。
「どう?フランスのワイン!仕事ついでに買ったんだ~!」
「美味い!」
パーヴェルは笑顔で言うと、エゴールは笑う。
「パーヴェルはワインに強いんだな。あんま酔ってないね。」
「たりめーですよ。」
そう言ってパーヴェルはワインをがぶ飲み。
「そう言えばエゴールさんって何のお仕事してるんでしたっけ?」
「え?俺?パーヴェルと似たような仕事だよ。商品を売る仕事。」
「へ~!」
パーヴェルはそう言ってワインを飲み干すと、ワレリーはエゴールに聞いた。
「それで、私達を呼んだ理由は?
久々に帰ってきたというのなら、ガリーナ達と話をすればいいのに。」
「え~。俺は外の世界を語りたくて呼んだのにぃ。
この村は狭くて窮屈だろ?ハハ!
…ワレリーもワイン飲まないの?」
エゴールはワインを注いで飲み始めると聞く。
するとパーヴェルは言った。
「ワレリー兄様は少量で失神するから飲まないんだ。
てか、妹二人はどこ行ったの?」
「レギーナがガリーナを連れてどっかに行ったそうだ。
俺、なんか避けられちゃってるみたい、レギーナに。」
エゴールは笑うと、パーヴェルは目を丸くした。
「へ~。まあ無愛想だもんなアイツ。俺にはよくくっついてくんのに。」
「レギーナの事嫌い?」
エゴールがパーヴェルに聞くと、パーヴェルはワインを注ぎしみじみとして言う。
「アイツのおっぱいはデカくて好きだ。」
「わかるよパーヴェル!俺も丁度そんな事を考えていた!」
そして二人の男の会話に火が点く。
「ガリーナよりおっきい。柔らかそう。」
パーヴェルが上の空で言うと、エゴールは言う。
「めっちゃ柔らかいぞ!そして触ればめっちゃ悶える!」
「敏感なんだな~。いいな~ガリーナもそのくらい強く反応してくれりゃな~」
「そうそう!もうめちゃめちゃにしてやりたいくらい…!」
二人の会話のラリーが続いていると、パーヴェルは妙な違和感に気づいた。
「待って、なんでエゴールさんがレギーナに詳しいんです?」
その言葉を聞くと、エゴールはニヤリとする。
エゴールの表情にワレリーは険しい表情を見せると、エゴールは言った。
「そりゃもう何度も犯してるからな。」
パーヴェルは驚いたのか、目玉が飛び出そうになりつつワインを吹き出してしまう。
そしてパーヴェルは咳き込むので、ワレリーは静かにワインが吹き出されたテーブルを拭いた。
「血が繋がってんのに!?」
「ああ。」
するとパーヴェルは目を丸くしたままワレリーの方を見た。
ワレリーはパーヴェルの視線に気づいて振り向くと、パーヴェルは言う。
「ワレリー兄様、俺達も一緒にどうです?裸で語り合いましょう。」
「パーヴェルが女になるなら私は考えますよ。」
さらっと答えるワレリー。
パーヴェルは目を輝かせて言った。
「喜んで…!」
「冗談も通じないのですか。」
ワレリーのあっさりした回答にパーヴェルは大笑いしてしまうと、ワレリーはエゴールに言う。
「あなたの場合は無理矢理なんですよね。」
「うん!」
エゴールは笑顔で答えるので、パーヴェルは呆然とした。
ワレリーも眉を潜めると、パーヴェルは口をへの字に曲げる。
「それはいくらなんでもヤバくないですか?」
「なんで?抑えられなかったんだ、いいだろそのくらい。」
エゴールはそう言ってワインを飲むと、パーヴェルは瞬乾をいくつかした。
「それでレギーナの心に深い傷ができると、考えた事はなかったのですか。」
ワレリーは真摯な様子で言うと、エゴールもパーヴェルの様に目を丸くする。
「え?気持ち良くしてたよアイツも。」
それを聞いたワレリーは呟いた。
「あなたの目は節穴ですか?」
「はぁ?
もう一度言ってみ?ワレリー。」
エゴールは目を細めてワレリーを軽く睨むと、ワレリーは再び言う。
「あなたの目は節穴かと聞いたのです。
レギーナ…彼女はいつも、誰もいない教会で泣いていたのです。
あなたに犯された日は毎日。」
それを聞いたエゴールは眉を潜め、パーヴェルは目を輝かせた。
「流石ワレリー兄様…!教会の事も神様から聞けちゃうんだ…!」
しかしエゴールはそれを高笑う。
大変大きな声で笑うので、パーヴェルとワレリーの視線がエゴールに集まった。
「それは作り話だろう。
考えてみろ、人間が、神の声なんて聞ける訳ないだろう?
コイツは空耳を聞いていて、ただそれを神の声だと盲信してるだけさ。」
「ワレリー兄様を疑う気か!」
パーヴェルはしかめっ面をして言う。
するとワレリーは微笑んでエゴールに言った。
「おや、今から本人に聞きましょうか?」
そう言われると、エゴールはにんまりと笑う。
エゴールは自分のコップにワインを注ぐと言った。
「怖い顔すんなよ、牧師様。」
エゴールはそう言うと、ワレリーの髪を乱暴に掴んで顔を天井に向ける。
ワレリーは痛がって声を出すと、口を開けた瞬間にコップのワインをワレリーに飲ませた。
それから離すと、ワレリーはワインを飲み込んでしまい咳き込む。
「エゴール!」
パーヴェルは怒った様子で言うと、エゴールは笑顔。
「ちょっと悪戯しただけじゃないか。」
ワレリーはエゴールを睨みつけ、エゴールは席を立つと言った。
「んじゃ、俺はそろそろ仕事に戻らないといけないからじゃな~!
飲んだら適当に片付けといて。
妹は暫く連れて行くわ~」
そう言ってエゴールは外に出ると、パーヴェルは驚く。
「妹って!ガリーナとか!?どゆこと!?」
ワレリーは酔いに耐えながらもパーヴェルに言う。
「あの男は、人を売る商売をしています。」
「人間を!?人身売買!?」
パーヴェルは目を点にして言うと、ワレリーは深く頷いた。
「レギーナから聞いた話です。
それが本当なら…ガリーナとレギーナを売りさばくつもりかもしれません。」
「ヤバ!待てエゴール!」
パーヴェルはそう言って追いかけようとすると、ワレリーは酒に酔ってバッタリと倒れてしまう。
「ワレリー兄様!?」
ワレリーは怖い事に白目をむいて気絶。
パーヴェルは急いで追いかけたいのは山々だが、ワレリーの介抱をしつつ追いかける事にした。
するとパーヴェルの家の前には、エゴールとニコライを抱いたガリーナがいた。
ニコライはすぐにパーヴェルに気づく。
「レモンー!」
ニコライが暴れ始めると、二人はパーヴェルに気づいた。
「ガリーナ!それにエゴールさん!
二人とも仲良しこよしで何やってるの~!」
「まあ、パーヴェルくんに会いに来たのよ。」
「おお!?俺ですかあ!」
それを聞いたパーヴェルは目を丸くすると、エゴールは言う。
「やあパーヴェル。妹のレギーナが君の家に篭もりっぱなしでね。
せっかく、迎えに来てやったのに。」
「あっそう。俺が呼び出しましょうか?」
「そうしてくれるかな?」
パーヴェルは頷くと、ガリーナは笑顔で言った。
「今夜実家で飲み会開くってエゴールが言ってるの!
よければパーヴェルくんも一緒にどうぞ。」
それを聞いたパーヴェルは目を輝かせた。
「おお!行きます行きます!ウラ~!」
パーヴェルが歓喜していると、エゴールはガリーナに言う。
「ワレリーも呼んできたらどうだ?」
「そうね!」
「そうとなったら!俺がレギーナもワレリー兄様も引っ張り出してきますよ!」
そう言ってパーヴェルは家に入ると、エゴールは笑う。
「相変わらず元気だねぇパーヴェルは。」
それを聞いたガリーナは少し首を傾げると言った。
「そうね。」
(ワレリーさんにしちゃ、元気過ぎるわね。)
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その夜、エゴールの実家にてパーヴェルはワインを飲んでいた。
隣にはワレリーが座っており、ワレリーはワインを飲まずにパーヴェルを見ているだけ。
パーヴェルはコップ一杯のワインを飲み干すと、瓶からコップへもう一杯注ぐ。
「ガリーナどこー?ワレリー兄様~」
「パーヴェル、人様の家で無遠慮にワインを飲むものではありません。」
「エゴールさんがせっかく海外のワイン持ってきてくれたんだからいいじゃん!」
ワレリーはそれに溜息をつくと、誰もいないリビングを見渡す。
「エゴールの両親はもう就寝ですか…。
エゴールも何を考えて私達を呼んだのやら。」
そこにエゴールがやってくると、エゴールは二人の正面に座った。
「どう?フランスのワイン!仕事ついでに買ったんだ~!」
「美味い!」
パーヴェルは笑顔で言うと、エゴールは笑う。
「パーヴェルはワインに強いんだな。あんま酔ってないね。」
「たりめーですよ。」
そう言ってパーヴェルはワインをがぶ飲み。
「そう言えばエゴールさんって何のお仕事してるんでしたっけ?」
「え?俺?パーヴェルと似たような仕事だよ。商品を売る仕事。」
「へ~!」
パーヴェルはそう言ってワインを飲み干すと、ワレリーはエゴールに聞いた。
「それで、私達を呼んだ理由は?
久々に帰ってきたというのなら、ガリーナ達と話をすればいいのに。」
「え~。俺は外の世界を語りたくて呼んだのにぃ。
この村は狭くて窮屈だろ?ハハ!
…ワレリーもワイン飲まないの?」
エゴールはワインを注いで飲み始めると聞く。
するとパーヴェルは言った。
「ワレリー兄様は少量で失神するから飲まないんだ。
てか、妹二人はどこ行ったの?」
「レギーナがガリーナを連れてどっかに行ったそうだ。
俺、なんか避けられちゃってるみたい、レギーナに。」
エゴールは笑うと、パーヴェルは目を丸くした。
「へ~。まあ無愛想だもんなアイツ。俺にはよくくっついてくんのに。」
「レギーナの事嫌い?」
エゴールがパーヴェルに聞くと、パーヴェルはワインを注ぎしみじみとして言う。
「アイツのおっぱいはデカくて好きだ。」
「わかるよパーヴェル!俺も丁度そんな事を考えていた!」
そして二人の男の会話に火が点く。
「ガリーナよりおっきい。柔らかそう。」
パーヴェルが上の空で言うと、エゴールは言う。
「めっちゃ柔らかいぞ!そして触ればめっちゃ悶える!」
「敏感なんだな~。いいな~ガリーナもそのくらい強く反応してくれりゃな~」
「そうそう!もうめちゃめちゃにしてやりたいくらい…!」
二人の会話のラリーが続いていると、パーヴェルは妙な違和感に気づいた。
「待って、なんでエゴールさんがレギーナに詳しいんです?」
その言葉を聞くと、エゴールはニヤリとする。
エゴールの表情にワレリーは険しい表情を見せると、エゴールは言った。
「そりゃもう何度も犯してるからな。」
パーヴェルは驚いたのか、目玉が飛び出そうになりつつワインを吹き出してしまう。
そしてパーヴェルは咳き込むので、ワレリーは静かにワインが吹き出されたテーブルを拭いた。
「血が繋がってんのに!?」
「ああ。」
するとパーヴェルは目を丸くしたままワレリーの方を見た。
ワレリーはパーヴェルの視線に気づいて振り向くと、パーヴェルは言う。
「ワレリー兄様、俺達も一緒にどうです?裸で語り合いましょう。」
「パーヴェルが女になるなら私は考えますよ。」
さらっと答えるワレリー。
パーヴェルは目を輝かせて言った。
「喜んで…!」
「冗談も通じないのですか。」
ワレリーのあっさりした回答にパーヴェルは大笑いしてしまうと、ワレリーはエゴールに言う。
「あなたの場合は無理矢理なんですよね。」
「うん!」
エゴールは笑顔で答えるので、パーヴェルは呆然とした。
ワレリーも眉を潜めると、パーヴェルは口をへの字に曲げる。
「それはいくらなんでもヤバくないですか?」
「なんで?抑えられなかったんだ、いいだろそのくらい。」
エゴールはそう言ってワインを飲むと、パーヴェルは瞬乾をいくつかした。
「それでレギーナの心に深い傷ができると、考えた事はなかったのですか。」
ワレリーは真摯な様子で言うと、エゴールもパーヴェルの様に目を丸くする。
「え?気持ち良くしてたよアイツも。」
それを聞いたワレリーは呟いた。
「あなたの目は節穴ですか?」
「はぁ?
もう一度言ってみ?ワレリー。」
エゴールは目を細めてワレリーを軽く睨むと、ワレリーは再び言う。
「あなたの目は節穴かと聞いたのです。
レギーナ…彼女はいつも、誰もいない教会で泣いていたのです。
あなたに犯された日は毎日。」
それを聞いたエゴールは眉を潜め、パーヴェルは目を輝かせた。
「流石ワレリー兄様…!教会の事も神様から聞けちゃうんだ…!」
しかしエゴールはそれを高笑う。
大変大きな声で笑うので、パーヴェルとワレリーの視線がエゴールに集まった。
「それは作り話だろう。
考えてみろ、人間が、神の声なんて聞ける訳ないだろう?
コイツは空耳を聞いていて、ただそれを神の声だと盲信してるだけさ。」
「ワレリー兄様を疑う気か!」
パーヴェルはしかめっ面をして言う。
するとワレリーは微笑んでエゴールに言った。
「おや、今から本人に聞きましょうか?」
そう言われると、エゴールはにんまりと笑う。
エゴールは自分のコップにワインを注ぐと言った。
「怖い顔すんなよ、牧師様。」
エゴールはそう言うと、ワレリーの髪を乱暴に掴んで顔を天井に向ける。
ワレリーは痛がって声を出すと、口を開けた瞬間にコップのワインをワレリーに飲ませた。
それから離すと、ワレリーはワインを飲み込んでしまい咳き込む。
「エゴール!」
パーヴェルは怒った様子で言うと、エゴールは笑顔。
「ちょっと悪戯しただけじゃないか。」
ワレリーはエゴールを睨みつけ、エゴールは席を立つと言った。
「んじゃ、俺はそろそろ仕事に戻らないといけないからじゃな~!
飲んだら適当に片付けといて。
妹は暫く連れて行くわ~」
そう言ってエゴールは外に出ると、パーヴェルは驚く。
「妹って!ガリーナとか!?どゆこと!?」
ワレリーは酔いに耐えながらもパーヴェルに言う。
「あの男は、人を売る商売をしています。」
「人間を!?人身売買!?」
パーヴェルは目を点にして言うと、ワレリーは深く頷いた。
「レギーナから聞いた話です。
それが本当なら…ガリーナとレギーナを売りさばくつもりかもしれません。」
「ヤバ!待てエゴール!」
パーヴェルはそう言って追いかけようとすると、ワレリーは酒に酔ってバッタリと倒れてしまう。
「ワレリー兄様!?」
ワレリーは怖い事に白目をむいて気絶。
パーヴェルは急いで追いかけたいのは山々だが、ワレリーの介抱をしつつ追いかける事にした。
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