冬休みのシュレーディンガー

「シュレーディンガーの猫って知ってますか?猫を箱に閉じ込めて色々やって生きてる確率と死んでる確率を50:50にしてしまう あれです。箱を開けるまでその猫は生きてる状態と死んでる状態が同時に存在していることになるんですよ」
高校3年生の青年・千葉椿は1年前に小学生からの友人である葉月唯が行方不明になってからずっと手がかりを探していた。そんな中、突然行方が分からなくなっていた葉月が現れる。
 突然の再開に戸惑いながらも喜ぶ千葉に葉月は今、自分は生きてるのか死んでいるのか分からない状態だと告白する。
「葉月さんには時間があまり残されていません。なぜか貴方にもとばっちりが来てしまったみたいですが」
 冬休みの間に葉月の生死を確かめなければ二人ともこの世に存在しなかったことになってしまう。謎の女にそう告げられた二人は行方不明事件の真実に近づいてゆく。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,299 位 / 192,299件 青春 7,026 位 / 7,026件

あなたにおすすめの小説

あまやどり

奈那美
青春
さだまさしさんの超名曲。 彼氏さんの視点からの物語にしてみました。 ただ…あの曲の世界観とは違う部分があると思います。 イメージを壊したくない方にはお勧めできないかもです。 曲そのものの時代(昭和!)に即しているので、今の時代とは合わない部分があるとは思いますが、ご了承ください。

隣の席の美少女お嬢様の彼氏のフリをした日から、何故かお嬢様が甘々に

月姫乃 映月
青春
 放課後、周りの生徒は、友達とショッピングモールやゲームセンターに出掛けようと話し合っている。  けれど俺――八神遥翔(やがみ はると)は未だにクラスに馴染めずにいるせいか、お誘い何てないと思ったが―― 「ちょっと今から付き合ってほしい所があるのだけれど……」  隣の席のお嬢様、桜咲愛菜(おうさか まな)が俺にそう話しかけてきた。 「付き合ってほしいところ?」 「近くのカフェに一緒に行ってほしいの」  そして愛菜は俺にとあるパフェに写真を見せてきた。 「これが食べたいのか?」 「そうなの、でもこれカップル限定なの。だから私の彼氏のフリをしてほしいの」 「……は? 彼氏のフリ? 俺が?」

僕の自省録

RADIC
青春
「エピローグ」 目の前にそびえる洋館に目を奪われた。あたりにはそれ以外なにもなく、重そうなそのドアが僕を見つめる。 意を決してドアを開けるとそこは洒落たカフェだった。赤い絨毯にオレンジの照明。カウンター席とテーブル席があった。まったく人っ気がなかったが奥のテーブル席にひとり人がいる。僕を見るとその人は手招きした。手招きされたのでは仕方ない、その人と対面する形で席に座った。 「よく来たね。」 髪の毛は癖っ毛なのかクルクルしていて肌は白く、目はサファイアのように青い。鼻は高く、外人の方だとすぐに分かった。 返事をしないで相手を見ている僕をみてまた彼は言った。 「よく来たね。」 「はぁ、でもカフェに来るつもりなんてなかったんですけど…。」 相手の方が大人、僕は高校生なので敬語を使った。 「それはそうだろうな。」 彼は笑って言った。 「どういうことですか?」 なぜこんなとこにいるんだろう…。 なにをしていたんだろう…。 「わからないのも無理はない。まず一つ一つ思い出して私に話たまえ。」 「はぁ…」 「おっとすまない、自己紹介はまだだったな私はアントニヌスだ、よろしく。」 「はい、よろしくお願いします。僕の名前は……。 僕の名前は……。 ***

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

水風船

雪原歌乃
青春
高校最後の夏休み、親友に誘われて夏祭りへ繰り出した私。 けれど、向かった先で待っていたのは、親友だけではなく、親友の彼氏とクラスメイトの男子だった。

雪と桜のその間

楠富 つかさ
青春
 地方都市、空の宮市に位置する中高一貫の女子校『星花女子学園』で繰り広げられる恋模様。 主人公、佐伯雪絵は美術部の部長を務める高校3年生。恋をするにはもう遅い、そんなことを考えつつ来る文化祭や受験に向けて日々を過ごしていた。そんな彼女に、思いを寄せる後輩の姿が……?  真面目な先輩と無邪気な後輩が織りなす美術部ガールズラブストーリー、開幕です! 第12回恋愛小説大賞にエントリーしました。

レスバトラーオタク

おかかおにぎり
青春
レスバの最強を目指すオタクの物語

大学生活

ゆんける
青春
日常ギャグ キャラがどんどん出てきますが気にしないでください

処理中です...