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仮想と真実
仮想と真実7
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それから篤史が亡くなったこと、そして葬儀も行けず、最期まで会えずじまいで手紙さえ受け取れていない現状を報告した……。
「なるほどね。
そうだったのね……。」
「でも、実は本当はどこかで生きてるんじゃないかって……。
まだ亡くなった実感もわかなくて……。」
「そうよね…?w
そう思ってしまう気持ちも分からなくないわ……。」
そう言いながら、占い師はタロットカードを流し始め、何やら勝手に占いしだしたーーー。
「そうねぇ……
残念ながら、彼が亡くなったのは本当ね……。」
「……っ!
やっぱり…そうですか……。」
「それでね……?
さっき"3月7日に東京で会おうとした"って言っていたわよね?」
「はい。そうなんです。
前回ここでお会いした時、『彼はもう2月3月は調子が悪すぎて(北海道に会いに)行っても会ってはくれないわよ?』
って言われて、『珍しく◯◯さんの占いが外れた!(笑)』っ喜んで会いに行ったのに結局会えなくて……(笑)」
「アハハハっw そうだったのね(笑)
でもこれもね…彼は東京には向かっていたのは本当よ?」
「……え、本当ですか!?
じゃあ途中どこかで力尽きちゃったんですかね……?」
「そうかもしれないわねぇ。
うん、独りで熱海に行っていたのも本当よ。
それとね、あなた"LINEブロックしてしまった事を後悔している"って言っていたけど、
大丈夫よ。彼は気にしていないわ。」
「でも、ブロックしてしまったせいでどうしても最期のLINEを読むことが出来なかったのが悔しくて……。」
「あら、LINEってそうなの!?」
「そうなんです(笑)
ネットで調べたり、いろいろ試しても、どうにもならずで……
まぁいい人生勉強になりました(笑)」
「それもそうね(笑)
でも、LINEは読めなくても、最後に電話できただけでも良かったじゃない!」
「……っ!
確かにそうですね!?♪」
「正直ね、3月入ってからの彼は、ほとんど生きている気配すらない状態だったのよ
だけどあなたと会う予定の7日に向けてだけ、1日だけグッと彼の気が上がってるの!
彼もあなたと会えるのを楽しみにしていたはずよ?
だからね、どちらかと言えば……
"あなたのおかげでちょっとだけ彼の命が延びた"ってイメージね♪」
「なるほどね。
そうだったのね……。」
「でも、実は本当はどこかで生きてるんじゃないかって……。
まだ亡くなった実感もわかなくて……。」
「そうよね…?w
そう思ってしまう気持ちも分からなくないわ……。」
そう言いながら、占い師はタロットカードを流し始め、何やら勝手に占いしだしたーーー。
「そうねぇ……
残念ながら、彼が亡くなったのは本当ね……。」
「……っ!
やっぱり…そうですか……。」
「それでね……?
さっき"3月7日に東京で会おうとした"って言っていたわよね?」
「はい。そうなんです。
前回ここでお会いした時、『彼はもう2月3月は調子が悪すぎて(北海道に会いに)行っても会ってはくれないわよ?』
って言われて、『珍しく◯◯さんの占いが外れた!(笑)』っ喜んで会いに行ったのに結局会えなくて……(笑)」
「アハハハっw そうだったのね(笑)
でもこれもね…彼は東京には向かっていたのは本当よ?」
「……え、本当ですか!?
じゃあ途中どこかで力尽きちゃったんですかね……?」
「そうかもしれないわねぇ。
うん、独りで熱海に行っていたのも本当よ。
それとね、あなた"LINEブロックしてしまった事を後悔している"って言っていたけど、
大丈夫よ。彼は気にしていないわ。」
「でも、ブロックしてしまったせいでどうしても最期のLINEを読むことが出来なかったのが悔しくて……。」
「あら、LINEってそうなの!?」
「そうなんです(笑)
ネットで調べたり、いろいろ試しても、どうにもならずで……
まぁいい人生勉強になりました(笑)」
「それもそうね(笑)
でも、LINEは読めなくても、最後に電話できただけでも良かったじゃない!」
「……っ!
確かにそうですね!?♪」
「正直ね、3月入ってからの彼は、ほとんど生きている気配すらない状態だったのよ
だけどあなたと会う予定の7日に向けてだけ、1日だけグッと彼の気が上がってるの!
彼もあなたと会えるのを楽しみにしていたはずよ?
だからね、どちらかと言えば……
"あなたのおかげでちょっとだけ彼の命が延びた"ってイメージね♪」
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