陽のあたる場所２

永遠の白線

永遠の白線18

確かに、一也さんには妹さんが２人いて、妹さん達はどちらかと言えば性格的にキツいタイプで

『俺は妹達に頭が上がらない（笑）』

と、以前話していた……。



しかも妹さん達は結婚して実家をでて、一也さんは実家で母親と２人住まいだ。


父親も長男だったらしく、一也さんは家業を継いで実家で仕事をしていたが、その会社も畳んで今は別の仕事をしている。


それでも実家住まいだし、長男の長男となればいろいろと背負っているものも多い筈だ……。

更にお人好しな性格となれば、占い師さんの言っていることも分からなくはない……。



「確かに……それは一理あるかもしれませんね…。」


「ちなみに、元旦那さんはその人の存在のことは…？」


「知っています！

全て包み隠さず話しています！

それでも私と一緒に居たいと……。

だから、元夫もある意味凄く優しいというか…」


「それは凄いですね（笑）」


「ですよね…？だから優しさという意味では元夫は日本一なんじゃないかと思います（笑）」


「なるほど。それは普通中々できる事じゃない。

普通ならそんな話を聞いたらマトモではいられない！『今すぐここから出て行け！』ですよ（笑）」


「そうですよね……w

それでも元夫は私とまだヨリを戻したいと考えてるようなんです…。」


「なるほど。それでも貴方と居たい……。


それこそ……



"究極の愛"ですよね？」