陽のあたる場所2

こたろ

文字の大きさ
上 下
679 / 771
永遠の白線

永遠の白線7

しおりを挟む
「確かに……ww


普通に考えたら確かにもう元上司と彼女のいざこざになんて巻き込まれたくないですよね……(笑)

黒田さんも今の社長さんには、『あまり首を突っ込むな。引き際も大事だ。』みたいなこと言われてるみたいですし……。」



「まぁ黒田さんが実際どう思ってるかは俺にも分からへんけど…

メール返さないってことは、そっとしておいて欲しいんちゃう?(笑)」



浩志さんに言われて、今更ながらハッとさせられた……。



今まで黒田さんがいつも仲を取り持ってくれていたからついつい頼り続けてしまっていたけど…

今となっては全く関係のない私から来るメールなんて迷惑以外の何物でもない筈だ……。



だけど、それでも私には黒田さんしか頼りはいないワケで………



「そうですね……。

とりあえずもうこれ以上はメールせず、気長に連絡待ってみます……。」



私はそう言いながらも、篤史のことは半分諦めモードに入っていた…。


もし篤史が生きていてたとしても、連絡出来ない程具合が悪いのは目に見えている……。


逆にもし元気でピンピンとしているなら、私に連絡しない理由もないだろうし……。



私は私で浩志さんとの今の関係性を改めて考え直していたーーー。



離婚して、それでも一緒にいてくれて……

更には新しい彼氏との悩みまで聞いてくれるこんな優しい男性なんてそうそういない……。



 『フクはなんだかんだで元旦那さんの元に戻ると思う(笑)』


先日、久々に会った友人にそんなことを言われて、なんだか自分でもそんな予感もしていた……。



 だからと言って、篤史とこのままフェイドアウトはしなくないーーー。



私は悶々としながら、ただただ黒田さんからのメールを待っていると……




『お疲れ様ですm(_ _)mメール遅くなりましてたいへん申し訳ありません!m(_ _)m』
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

最愛の側妃だけを愛する旦那様、あなたの愛は要りません

abang
恋愛
私の旦那様は七人の側妃を持つ、巷でも噂の好色王。 後宮はいつでも女の戦いが絶えない。 安心して眠ることもできない後宮に、他の妃の所にばかり通う皇帝である夫。 「どうして、この人を愛していたのかしら?」 ずっと静観していた皇后の心は冷めてしまいう。 それなのに皇帝は急に皇后に興味を向けて……!? 「あの人に興味はありません。勝手になさい!」

夫の不貞現場を目撃してしまいました

秋月乃衣
恋愛
伯爵夫人ミレーユは、夫との間に子供が授からないまま、閨を共にしなくなって一年。 何故か夫から閨を拒否されてしまっているが、理由が分からない。 そんな時に夜会中の庭園で、夫と未亡人のマデリーンが、情事に耽っている場面を目撃してしまう。 なろう様でも掲載しております。

形だけの正妃

杉本凪咲
恋愛
第二王子の正妃に選ばれた伯爵令嬢ローズ。 しかし数日後、側妃として王宮にやってきたオレンダに、王子は夢中になってしまう。 ローズは形だけの正妃となるが……

あなたの子ですが、内緒で育てます

椿蛍
恋愛
「本当にあなたの子ですか?」  突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。  夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。  私は強くなることを決意する。 「この子は私が育てます!」  お腹にいる子供は王の子。  王の子だけが不思議な力を持つ。  私は育った子供を連れて王宮へ戻る。  ――そして、私を追い出したことを後悔してください。 ※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ ※他サイト様でも掲載しております。 ※hotランキング1位&エールありがとうございます!

余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました

結城芙由奈 
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】 私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。 2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます *「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています ※2023年8月 書籍化

家に帰ると夫が不倫していたので、両家の家族を呼んで大復讐をしたいと思います。

春木ハル
恋愛
私は夫と共働きで生活している人間なのですが、出張から帰ると夫が不倫の痕跡を残したまま寝ていました。 それに腹が立った私は法律で定められている罰なんかじゃ物足りず、自分自身でも復讐をすることにしました。その結果、思っていた通りの修羅場に…。その時のお話を聞いてください。 にちゃんねる風創作小説をお楽しみください。

処理中です...