陽のあたる場所２

哀憐の情

哀憐の情6

2018年4月23日ーーー


篤史とは音信不通なまま、黒田さんからメールがやってきた。

それは約３カ月ぶりのメールだったーー。



私は"これは篤史の事を聞く絶好のチャンス"と感じ、すぐ様返信をしたーーー。


『黒田さんお久しぶりです(；ω；)

元気ではないですが何とか生きてます（笑）

いろいろありすぎて、黒田さんに連絡しようか迷っていました(ノ_＜)

黒田さんは最近どうしてますか？(＞＜)』



『僕は、今解体の仕事してまして、休みがほとんどなく頑張ってます。幸子さん何かありましたか？

篤史さんとは、頑張ってますか？』


『解体の仕事続けてるんですね！？(ノ_＜)

良かったです(；ω；)

篤史さんとは頑張ってますが、今１週間以上連絡つかずです。

お義父さんの弟さんである叔父さんも先月亡くなってしまって（ ; ; ）

九条社長とは今戦争状態です(＞人＜;)』


『そうだったんですか？やっぱり噂は本当だったんですね(T-T)』


『どんな噂になってたんですか！？(*_*)』


『篤史さんの叔父さんの会社を畳んでしまって、篤史さんは、どうも病気で危篤とか療養とかは聞きましたが、悪い噂だなと思っていました。

篤史さんとは、連絡はつかないのですか？』


『連絡つかないです>_<

確かに危篤の可能性もあり得ます！』


『そうだったんですか。噂は本当だったんですね(T-T)』


『先月、喉頭癌で医者に余命一年と宣告されたと言ってました(ノ_＜)さらに叔父さん亡くなってから意識不明でしばらく寝込んでたようで(´；ω；`)』


『そうだったんですか。全然知らなかったです』


『私はとにかく側に居たいので北海道に行きたいと話していたのですが、居場所さえ教えてもらえない状況です(TT)』


『篤史さん、叔父さんまで失ったんですね(T-T)
連絡出来ない状況なんですね』



『そうなんですよ(＞＜)こんな波瀾万丈な人生の人、なかなか居ないですよ(>_<)

だからこそ支えたいのですが、連絡さえできなくて(ノ_＜)』



『幸子さん本当に篤史さんを好きで日々頑張っていたんですね。

僕も、全然篤史さんとは、連絡してなく、状況がわからない状況でしたm(_ _)m

幸子さんですから、話しますが、１週間前くらいから、篤史さんの夢ばかりみてたので、何かしらあったのかと思ってましたが、深くは考えてなかったです。

やっぱり篤史さんは、余命告がれていたのですね。』