陽のあたる場所2

こたろ

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心のシェルター

心のシェルター20

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それから翌朝になって、私はひたすら家の近くを散歩していたーー。


私はこの日から毎日1万歩は歩く事に決めたーー。


仕事をしていないなら、せめて体くらい動かさないと……

体を動かせば、疲れて多少食欲もわくだろう……


相変わらず胃はキリキリ痛むけど、なんとか今日も一日やり過ごせそうだーーー。




だけど夕暮れと共にまた不安が襲ってきて、私はまた浩志さんに電話をしていた…。


「さっちゃん、どした?」


「いや…なんでもないですよw

ただ、今日も浩志さんお休みならまた話したいなと思って(笑)

…浩志さん、今大丈夫ですか?時間あります?」


「アハハハハっ!

大丈夫やで!家に居るだけやねんから!!w


ところでさっちゃん、

篤史とはちゃんと連絡とれたねんか!?」



「……。

それが…昨日やっとLINEが来たんですけど…

篤史は『もう何もかも辛いんだよ!

幸子は俺じゃあない方がいいよ。』って来て……。」


「も~っ…何考えとんねん!?ww

俺は篤史がさっちゃん幸せにしてくれる思って離婚までしたっちゅうのにっ!!

篤史も重症やな(笑)」


「ですね(笑)

元気な時は『男が女を守るもんだっ!必ず俺が幸子を一生守るっ!』とか言ってたんですけどねw

これじゃ全然守られてる実感もないですよ(笑)」


 「アッハハハハっ!w

そりゃそうやっ!!ww


守るどころか、さっちゃん寂しい思いさして……

やってること真逆やんかっ!?(笑)」


「アハハっw ホントですよね(笑)」


「守るだの言う前に、まずさっちゃんに会ったって!って、話やねん!w

こっちはわざわざ離婚までしてんねんから、ちゃんとさっちゃん幸せにしてくれな、俺も納得できへんわっ!!」


「今の篤史はもう自分の事でいっぱいいっぱいで私を幸せにするだとか考えられないでしょうね…。

どちらかと言うと、『状況が悪すぎてこれ以上幸子を巻き込みたくない』って考えてるみたいで……。」


「そんな事言ったって、もう充分巻き込まれてるっちゅうねんっ!w

さっちゃんどころか俺も巻き込まれてんねんからっ!!ww

今更何言っとんねん!?(笑)


ったくっ…!『おまえのさっちゃんに対する思いはその程度だったんかいっ!?』

って…、もし篤史に会ったら言っといてや!!(笑)」
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