陽のあたる場所2

こたろ

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心のシェルター

心のシェルター1

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『会社を辞めることにしたよ』



2017年9月27日ーーー


私の誕生日の前日の夜、篤史からそんなLINEがやってきた…。




『分かった。篤史が考えて出した結論ならいいと思う!』


『ごめんな、幸子。』


『謝ることないよ!あんな滅茶苦茶な会社、私ならそもそも無理だもん(*_*)

でも会社辞めるなら益々元奥さんとも関係なくなるし、私が北海道行っても問題ないでしょ!?』


『俺は幸子を笑顔で北海道に迎えいれたかったんだよ!

でも今は全て地位も失った。』


『私はどんな篤史だっていいよ!

地位なんてなくても私は篤史とただ一緒にいられるだけでいいからさ(ノ_<)

とりあえず篤史の側にいさせてよ!北海道行くからさ!(>_<)』


『来ない方がいい!

幸子には、幸せになって欲しいよ!

俺といることで、苦労と絶望な日々になるのに、幸子には、苦労はさせたくないからさ!

幸子と出会えたのも、会社のおかげで、会社の為に、いままで尽くして来て、その結果こんな状況になってしまって、幸子に何と話せばよいのかと、考えてきたよ!

俺は何もできなかった幸子に会わす顔はないと、自分の中で決意してたのさ!

こんな状況で会わす顔はないよ!

幸子には幸子の人生あるからさ!』


『だから私はどんな篤史だっていいって言ってるじゃん!?

私はとにかく早く篤史に会いたいよ!』



この日篤史から返信はなく、翌日になってやっとLINEが来た……。




『幸子 今までありがとう(T-T)』



翌日、誕生日に来た篤史からのLINEは、まるで別れをほのめかすような内容だった…。



今日は私の誕生日なのに……

"おめでとう"さえ一言もなくこのLINEとはまさに人生最悪のプレゼントだ……。



いくら篤史も精神的に追い込まれてるとは言え、私はさすがに腹が立ちながら返信した…。



『別れたいの?嫌いになったの!?

お母さんにハワイに来ればと言われたと言ってたけど、まさか本当に1人でハワイに行く気!?

お願いだからハワイ行く前に一度だけ会って欲しい!』
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