陽のあたる場所２

色恋ストラテジー

色恋ストラテジー14

それから翌日、私は浩志さんに篤史の近況を話していた（笑）

浩志さんと離婚が決まってからはもう”友達”のような関係性になっていたから……


「そんなワケで、お母さんの貸したお金は150万しか証拠がないらしくてw

でも捨ててなければ、ちゃんと家探せば出てきそうですけれどねww

けど、お母さんももうハワイに帰ってしまったから迷宮入りですよ（笑）

まさかこんなすぐにハワイに帰るとは思いませんでしたよ…

よっぽどハワイは居心地良いんでしょうね！？」


「さっちゃん…w

それ、実はお母さんもハワイに男いるんちゃう！？（笑）」


「確かに……

それ、あり得るかもしれませんね…。」


浩志さんにそんな事を言われて、翌日気になって篤史にそれとなく聞いてみると……


「それはないないっ！絶対にないっ！w

お袋ほど硬い人はいないからそれは絶対にないっ！！」


「そっか…確かによく知らないのに余計な事言ってごめんね…。」


「うちのお袋はそうゆう筋の通らないことは絶対にしないタイプさっ！」



「筋が通らないも何もw

お義父さんに愛人がいて別居してる時点でお母さんも自由に恋愛してもいい気がするけど…ww

ま、その辺の硬さも篤史はお母さん譲りなのかもしれないね♪」


それから数日後……


「さっちゃん、離婚届一緒に出し行こう言ってたけど…

なかなか日程合わんし、もし良かったらさっちゃんの好きな日に出しに行ってもええで？」


「…え。

…いや…私も急いでるワケじゃないんで大丈夫ですよ。」


「さっちゃん、前に自分の誕生日までに篤史と籍入れたい言うてたやん？

そろそろ、さっちゃんの誕生日の100日前になるねんからっ！！

俺には構わず出してきてええねんてっ！


俺ももうここまで来たら、さっちゃんにはちゃんと篤史と一緒になって幸せになって欲しいねんからっ！！！」