陽のあたる場所2

こたろ

文字の大きさ
上 下
366 / 771
正義のヒーロー

正義のヒーロー22

しおりを挟む
2017年3月10日ーー

夜、篤史からLINEがきて、私はまたやり取りをしていた…。


『マジ!?∑(゚Д゚) どうやって!?』


『今日早い方がいいと思って弁護士に行ったら、不正請求の申し立てした方がいいと、すぐに用紙作成して、家裁に提出したよ(^^;)

受理はするからさ!裁判所は最終的には、○◯地方裁判所に、移行されるかもだけど!』


篤史は今月行なわれる3回目の調停に向け、更にやり手の弁護士に変更し、話を詰めてきたようだった。

本来なら、ここまで揉める必要も無い案件だ…。


だけど篤史は元ヤクザだけに、元奥さんに過去を握られている分厄介なワケで……


『良かった♪ちゃんと話してきたんだね(*^ω^*)

どうゆう面が理由で不正請求って捉えてくれたのかな!?』


『家の売却金額は払う必要はなしだってさ!

ただ、俺が過去の事やいろいろな悪条件があると、俺が不利になるわ!』


『過去の悪条件は私には分からないから何とも言えないや( ̄▽ ̄;)

不利になるかどうかは、篤史が判断するしかないよね(>_<)』


『元奥さんが過去の何かを握っていたら、困るさ

でも金を支払ったら、相手の思う壷だと、弁護士には言われたよ』


『 握ってる可能性も充分あるっしょ(笑)

ボスと一緒で計算高いのは間違いないだろうし(笑)

とにかく洗いざらい弁護士さんに話すしかないでしょ^^;』


『話したよ!厄介な案件ですねと言われたよ!』


『ちなみに不利になったとしても3月24日には決着つくのかな?』


『正直わからない!逆告訴したから。』


『ま、もうしちゃったから考えてもしょうがないか(^^;;(笑)』


『弁護士からは貴方はよく我慢しましたねって言われたよ!

今度はうちらが攻撃かけましょうと言われたけど、それなりの覚悟はしないといけないといけないと言われたよ

元奥さんは相当腹黒いと言われたよ』


『そりゃ間違いないっしょ(笑)

内縁の夫の存在を揉み消すくらいですから(笑)( ̄▽ ̄;)』


『何がしたいのか、わからないとさ、多分俺を不幸に落としたいきもちが強いんでないのかなと言われたよ!

俺はこの弁護士に賭けてみる!!』



それから、翌朝になって私はなんだかモヤモヤしながら仕事をしていた…。


”逆告訴”……。


もう泥沼なるのは間違いない………。



そして私は休憩時間になり慌てて篤史にLINEをした。


『やっぱり逆告訴取り下げられないかな…?』
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

最愛の側妃だけを愛する旦那様、あなたの愛は要りません

abang
恋愛
私の旦那様は七人の側妃を持つ、巷でも噂の好色王。 後宮はいつでも女の戦いが絶えない。 安心して眠ることもできない後宮に、他の妃の所にばかり通う皇帝である夫。 「どうして、この人を愛していたのかしら?」 ずっと静観していた皇后の心は冷めてしまいう。 それなのに皇帝は急に皇后に興味を向けて……!? 「あの人に興味はありません。勝手になさい!」

夫の不貞現場を目撃してしまいました

秋月乃衣
恋愛
伯爵夫人ミレーユは、夫との間に子供が授からないまま、閨を共にしなくなって一年。 何故か夫から閨を拒否されてしまっているが、理由が分からない。 そんな時に夜会中の庭園で、夫と未亡人のマデリーンが、情事に耽っている場面を目撃してしまう。 なろう様でも掲載しております。

形だけの正妃

杉本凪咲
恋愛
第二王子の正妃に選ばれた伯爵令嬢ローズ。 しかし数日後、側妃として王宮にやってきたオレンダに、王子は夢中になってしまう。 ローズは形だけの正妃となるが……

あなたの子ですが、内緒で育てます

椿蛍
恋愛
「本当にあなたの子ですか?」  突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。  夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。  私は強くなることを決意する。 「この子は私が育てます!」  お腹にいる子供は王の子。  王の子だけが不思議な力を持つ。  私は育った子供を連れて王宮へ戻る。  ――そして、私を追い出したことを後悔してください。 ※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ ※他サイト様でも掲載しております。 ※hotランキング1位&エールありがとうございます!

余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました

結城芙由奈 
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】 私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。 2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます *「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています ※2023年8月 書籍化

家に帰ると夫が不倫していたので、両家の家族を呼んで大復讐をしたいと思います。

春木ハル
恋愛
私は夫と共働きで生活している人間なのですが、出張から帰ると夫が不倫の痕跡を残したまま寝ていました。 それに腹が立った私は法律で定められている罰なんかじゃ物足りず、自分自身でも復讐をすることにしました。その結果、思っていた通りの修羅場に…。その時のお話を聞いてください。 にちゃんねる風創作小説をお楽しみください。

処理中です...