陽のあたる場所２

正義のヒーロー

正義のヒーロー13

「はぁ…既に遅かったか……。

だから罪悪感からそんな木箱に入れて印鑑返してくれたワケね（笑）」


「かもな（笑）

んでよ、『その借金、ちゃんと返してくださいよ？』っつってよ。

更にボスに『出来れば自ら社長の座を降りていただきたい』って話したのさ。

前回の取締役会の出席率の悪さにしてみてもよ、これだけ職人が激減してる現状もボスはもちろん知ってるワケさっ！

多分本人が一番自分の人望の無さに気づいてるハズなワケよっ！！

したらよ、『俺が社長を辞めたらどうするんだ！？』っつーからよw

したら『俺が社長になりますからっ！』っつって…

したら『大丈夫なのか！？この状況でお前がこの会社の責任取れるのか！？』

っつーからよ、『そんなんやってみなきゃ分からんじゃないですか！？』っつったワケよっ！


…したらよw 『俺はお前のこと心配して言ってるんだぞ！？』

っつーモンだからよっ！w


『アンタねぇw

”俺が心配”ってw そりゃ言ってる事とやってる事違うっしょ！？ww

俺を心配してるってのにどうしたらこっだら状況になるワケさっ！？（笑）』

っつったんだわっ！（笑）」


「アハハっw

そりゃ間違いないっ！！（笑）

心配してる人が篤史に借金背負わさせるなんてっ！！！」


「だべっ！？w

ったく、あんにゃろ～ww  ふざけた事ばっか抜かしやがってっ！！！（笑）


したらよ、さすがにボスも状況分かってるからよ…


とりあえず猶予をくれって言ってきたのさ…。

でよ、俺もボスには今まで世話になってるしよ？

『猶予って一体どのくらいの期間ですか？』

って聞いたワケさっ！


したらボスは『１年だけ時間をくれ、それまでに借金はなんとかするっ！』

って言うからよ…



いやいやいや、そんな１年も待てるわけねぇべさ！？

だからハッキリと言ってやったわっ！



『１年！？ そんなに待てませんわっ！！

その半分……

少なくともあと半年で蹴りをつけてくださいよっ！！！』って！！！