陽のあたる場所2

こたろ

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思考と嗜好

思考と嗜好11

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「だからって……

その人は幸子が結婚してるって初めから知ってたの!?

もしそうなら、その人の考えはちょっとおかしいんじゃないかしら!?

結婚してる女性に言い寄ってくるなんて!!」


「結婚してることは知ってたよ…。」


「結婚してるって分かってるのに幸子とお付き合いしようだなんで、やっぱりその人の考え方もおかしいわよっ!!

幸子も幸子で離婚もしていないのにそんな人とお付き合いしてるなんて…

昔じゃ考えられない話よ!?昔なら殺されてもおかしくない話よっ!?」


「確かに昔ならそうかもね…。

うちのお父さんも男尊女卑の極みだったしね…w」


「幸子お願いだから、その人とのお付き合いだの結婚だのの話はまず離婚してからにしてちょうだいっ!!

お母さんはその人の人間性にも問題あると思うわ!!

幸子が結婚してると分かっていてそんな関係を続けてるなんて、どうかしてるわよ!?」


「あのねぇ…w

勝手に彼の人間性ばかり否定ないでよ…。

彼の人間性なんかより私の人間性の方も問題なんだから…….ww」


「…え

どうゆう事なの!?」



「彼が最初から私の事をそうゆう対象として気に入ってくれるのはしょうがないことなんだよ…

なぜなら、私がデリヘルで働いてたから…

彼はそのお客さんだから最初からそうゆう関係から始まってるの……


だから仕方ない事なの!!

人間的に問題あるのはむしろ私の方なんだからっ!!」
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