陽のあたる場所2

こたろ

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涙の披瀝

涙の披瀝24

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「…え?そんな…大袈裟なっ!

別にもうそっちは足洗ってるし、今は普通に建設会社で働いているだけだよ?」


「でも7年前まではそっちの世界にいたんだろ?

俺自身は構わないけど、俺にはサチ(兄の奥さん)も子供もいるんだ。

だから家族を守りたいって考えるのは普通のことだろ?

だから家族にはそうゆう危険な人と少しでも関わらせたくないんだ!」


「危険な人って、会ってもいないのになんで決めつけるの!?

せめて一度会ってから判断してよっ!!」


「会う気はないよ。

もう辞めてるとはいえ、周りにはそうゆう人もいるんだろ?」


「そんなことないよ!?もうそうゆう仲間とは基本的に縁切ってるし!」


「だからといって、危険な人と関わらない可能性は0とは言えないだろ!?」


「確かに0とは言いきれないけど…。」


「だろ?少しでも危険が伴うなら会いたくないし、みんなにも会わせたくはない。

だから福永家側の集まりにも連れてこないで欲しい。


それでもどうしても北海道行きたいのなら、もうみんなに会えない覚悟の上行ってくれっ!!」


「そんな……。

今年中にはお母さんに会わせるつもりだったのに…。」


「お母さんは何て言っているか知らないけど、正直俺はお母さんにも会わせたくない。」


「そんな…酷いよ…。」


「そうゆう人と本気で結婚したいならそれなりの覚悟しろ!ってことだ!!」
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