陽のあたる場所２

罪と罰

罪と罰5

「そうだね…。本人がそう言うなら信じるしかないよね。」


「なんの証拠もねぇしさ！

ま、とりあえず×××の問題は有無にしても会社から何かしら処分を受けるのは間違いない！

明後日、加藤と直接会うことにしたから、そん時に詳しく話してみるわ！」


そして翌朝、篤史からまたLINEが来ていた。

『加藤は辞めさせない結論になった。

今さっき専務と話したけど、奴は会社に帰還させてもう一度教育し直す事と、給料も操作して返済させる事にした！俺も了承したよ！

奴が更生して出直してもらうしかない。奴の奥さんには言わないことにした。家庭に亀裂入る可能性もあるからね！

8月からは専務の部下が加藤の代わりに指揮とる事になったよ！』


なんだか篤史からこのLINEを読んでもしっくり来なくて、私は1人モヤモヤしていた…。



そして翌々日ーーー


『昨日ヴェルファイア到着しました！

今日は奴と会ってしっかり、じっくり話してみようと思ってる。

でもなんか、胸騒ぎがするんだよな。』


朝、篤史からLINEが来ていた。

篤史が知り合いと交換した車のヴェルファイアの修理が終わって昨日戻って来たようだ。

私は詳しくないけど、篤史は車好きでもともと持っていたランドクルーザーはかなりお金をかけてイジっていたようで、

今月交換したばかりのヴェルファイアも元々イジってある状態で譲り受けていた。


そんな交換したばかりの車が調子が悪くて修理に出していたのだ。


『ヴェルファイア無事戻ってきたんだね♪良かったぁ（≧∇≦）

今日は加藤さんとじっくり話し合ってきてね！

篤史まで胸騒ぎ！？（笑）何もないといいけど;^_^A』


『そうだな！何かあったら幸子にちゃんと報告するよ！

幸子は今日例の友達に会うんだよな！？

友達からの情報よろしく頼んだ！』



その、例の友達というのは……？



「ちょっとフクちゃんっ！

どうゆう事なのよ！？話が違くないっ！？」