陽のあたる場所

こたろ

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儚いユートピア

儚いユートピア19

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「……。

そうなんですよねw


最近そうだと気がついちゃったんですよw


自分のことより他人優先で可哀想な人だと思ってたけど

結局本当は好きでやってるんですよね。


ボランティアだって自分にやりがいがあるからやってるんですよね。


他人のためと思いながらも、結局自分のためにやってるんですよね…。


人それぞれだって分かってるし、本当はそうゆう楽しさも自分で知っているのに…

なんだか女として残念な生き方な気がして…


ただただ否定したかっただけなのかもしれません…。」


「確かに普通女性でそうゆう人は少ないですよね。


でも逆に女性でそこまで頑張れるなんてすごいですし、

自慢のお母さんじゃないですか!?」



「ハハっw確かにそうですね(笑)

ただ母親っていつも化粧もせず頭もボサボサだったし、

格好もダサダサで一年中健康サンダル履いて出かけていて…w

全く自分に投資しないんですよ。


だから見てるだけでも恥ずかしかった…。


子育てに追われて、チャリンコの前にも後ろにも子供乗せて、前の席が邪魔でがに股になって買い物行ったりしてて…

ずっとそんな繰り返しの毎日だったから

子供が大きくなった後も、ずっとがに股が治んなくなっちゃって…w


『福永の母ちゃん見かけたよ!!

相変わらずがに股でサンダル履いてチャリ乗ってた(笑)』

とか同級生に言われて、また恥ずかしくて…w



女性らしくて、美人でお洒落なお母さんにずっと憧れていたんです…。」
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