陽のあたる場所

こたろ

文字の大きさ
上 下
286 / 449
復興のキーマン

復興のキーマン18

しおりを挟む
「……。」


わかってるよ、ケースケさん…。


俺がただ考え過ぎなだけなんだって…。



でも、考えたくなくても考えてしまう時もあるんだ--。




「なんかさ…

そうゆう話してっと、"梓"を思い出すな…。」


「…はい。

…懐かしいですね。


梓ちゃん、元気にしてるといいですね…。」



「懐かしいな…。

おまえに梓を紹介してもらって…

3人で飲み行ったりして……。



アイツはさ、パニック障害だったじゃん?


あの後、発作起こして俺に電話してきたり…

梓ともいろいろあったからなぁ…。」


「梓ちゃん紹介したのは俺でしたけど…

なんだかんだケースケさんの方が梓ちゃんと絡んでましたからねw」


「アイツさ、

あんなに可愛いのに自分に自信ない奴で…

ホント勿体無いよなぁ…。」


「…そうですね…。」


「アイツさぁ、

なんか倖田○未とかに憧れてたじゃん?(笑)」


「ハハっw

そうでしたよね!!」



「梓の方が全然倖田○未なんかより可愛いのにさっ!!(笑)」


「ホントですよね!?!?」


「…アイツは

ホント勿体無いくらい…イイ女だったよなぁ…。。」





……そうだった…。


当時、俺は横浜の服屋でケースケさんと働いていた時、

その"梓ちゃん"は同じフロアのすぐ近くの服屋でショップ店員をやっていた--。



「今このメンズフロアで見たことない"イイ女"がいたんだけど。」


「…え?」


「多分レディースのフロアじゃなくてこのフロアの店員っぽいんだよな。


あんな可愛いコ今までこのフロアで見たことなくてさ。


フク、おまえ知ってる?」



「あ、もしかして…!?」


「多分あの子じゃないですかね!?」


ケースケさんと俺が仕事中に話していると近くにいたもう1人の後輩"タク"が寄ってきた…。


「タク、多分そうだよな!?」


「俺とフクさんでよく噂している……」







「「"おっぱいちゃん"っ!!!!ww」」
しおりを挟む

処理中です...