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幸福の変革者
幸福の変革者22
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約3年前に真央と行った歌舞伎町での飲み会、
それは雑誌『LIKE』が開催していたオフ会だった。
(※『LIKE』とは、FTM・中性ボーイッシュの総合雑誌のこと。簡単に言うとおなべの人向けの専門雑誌。)
その日の飲み会はFTMの人中心に100人近く集まっていて、
俺は、世の中おなべの人なんていっぱいいるんだなと感心していた。
だけど真央はこの日も場の空気に飲まれて、その場にいられなくなって…
「ごめんフク。本当にごめん!!
もう帰ろ?
お願いだから帰っていい?」
俺は渋々真央と2人で途中で帰ったのだった。
おなべの人があんなに集まるなんて滅多にない機会だし
しかもあの頃は横浜に住んでいたものだから、せっかくわざわざ新宿に来たのに…
と思ったらさすがに俺は腹が立って不機嫌になっていた。
後から真央に何度も何度も謝られて、
その後飲み代を奢ってもらった。
あの時仮に『1人で帰れ』という選択肢もあったのに
自ら不機嫌になってまで自分も一緒に帰るという選択をしたのだ…。
そして俺は
『今回は真央のせいで最後まで居れなかったし、また次のオフ会に参加しよう』
と思っていた。
あの時は、まさか自分がこんな歌舞伎町の近くに住むなんて思ってもなかったし、
新宿住んだら、住んだで結局そのオフ会には一度も参加していない…。
自分の人生の選択なんて、
『○○のせいで…』だとか『○○の為に…』とか
そんなのは言い訳に過ぎなくで、
本当は、ただただ自分の為に選択しているのかもしれない---。
それは雑誌『LIKE』が開催していたオフ会だった。
(※『LIKE』とは、FTM・中性ボーイッシュの総合雑誌のこと。簡単に言うとおなべの人向けの専門雑誌。)
その日の飲み会はFTMの人中心に100人近く集まっていて、
俺は、世の中おなべの人なんていっぱいいるんだなと感心していた。
だけど真央はこの日も場の空気に飲まれて、その場にいられなくなって…
「ごめんフク。本当にごめん!!
もう帰ろ?
お願いだから帰っていい?」
俺は渋々真央と2人で途中で帰ったのだった。
おなべの人があんなに集まるなんて滅多にない機会だし
しかもあの頃は横浜に住んでいたものだから、せっかくわざわざ新宿に来たのに…
と思ったらさすがに俺は腹が立って不機嫌になっていた。
後から真央に何度も何度も謝られて、
その後飲み代を奢ってもらった。
あの時仮に『1人で帰れ』という選択肢もあったのに
自ら不機嫌になってまで自分も一緒に帰るという選択をしたのだ…。
そして俺は
『今回は真央のせいで最後まで居れなかったし、また次のオフ会に参加しよう』
と思っていた。
あの時は、まさか自分がこんな歌舞伎町の近くに住むなんて思ってもなかったし、
新宿住んだら、住んだで結局そのオフ会には一度も参加していない…。
自分の人生の選択なんて、
『○○のせいで…』だとか『○○の為に…』とか
そんなのは言い訳に過ぎなくで、
本当は、ただただ自分の為に選択しているのかもしれない---。
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