陽のあたる場所

こたろ

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クレシェンド

クレシェンド14

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「80年代のスケートブランドの古着が中心に置いてあるんやけど

他にもHEX ANTISTYLEやRIDICULEなんかの新品も置いてて

たまに千尋が出入りしとるの見かけるんですわ。」


「へえ!俺も行ってみたいですね♪」


「SANTA CRUZの昔のかっけぇデザインの服なんかも置いてあって

今日着とるこのSANTA CRUZのTシャツもそこで買うたヤツなんですわ!」


人間というのは自分の好きな事を話している時、

とても輝いて見えるものだ。



将吾くんが夢中で話している姿はいつになく輝いてみえて、

ついついこちらも引き込まれる。


「福永さんはどこのブランドの服が好きですか?」


「俺はブランドより古着ばっかりですけど

マモミ(MxMxM)とかPUNK DRUNKERSなんかも好きですよ♪」


「へぇ~♪」


「まぁそうゆう感じの服を好んで着たりするんですけど

     ・・
俺は所詮、エセスケーターみたいなモンなんで(笑)

あまりこだわりはないですけどね♪」


「え。福永さんスケボーやらんのですか?」


「うん(笑)

運動音痴なんでね。でも子供の時、ローラースケートは得意でしたよ(笑)」


「アハハハハっ!!

俺も兄弟でやっとりました(笑)」
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