異世界で生きていく。

モネ

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第四章の話

モブ島

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島に到着してシーさん達と別れた。
モブ島はまさに南国って感じの島。
日本で言うと沖縄!世界中でいくとモルディブって感じかな?
ヤシの木もあって、ビーチでは海水浴をしている人浜辺でゆっくりと休んでいる人もいる。

海に浮かんでいる建物もあるし、全体的に高さの低い建物が多く、1番大きい建物が一つある、宿っぽい感じ。
露店もちらほらある。
観光地だな。

「モエ、モブ島にギルドの出張所がある。小さめだがこの島のギルドの役割をしている。そこに先に行こう。」
「はい!」
さて、目的である魔物討伐。頑張らなくては。

木造の建物につき、そこがギルドらしい。
中には出張所のマスターと受付の方の2人らしい。
依頼達成や鑑定はきちんと本土のギルドでするらしく、モブ島ではしていない。
「いらっしゃいませ。」
「緊急の依頼が出ている魔物討伐の依頼できた。レンだ。」
「はい、魔物の。マスターを呼びますね。」

マスターと呼ばれた人は褐色の肌のおじさんだった。
「あぁ、レン。悪いな。依頼受けてくれてありがとうな。」
「いや、仕事だからな。状況は変わりなしか?」
「あぁ、森や山をうろついてるくらいで変わりない。こっちらへんにこなきゃいいんだが。あれ?今回は連れがいるのか?」
「あぁ。冒険者のモエだ。」
「モエです。よろしくお願いします。」
「こりゃまた別嬪さんだな。レンのフィアンセか?」
「はぁ?ちげえよ。冒険仲間だ。」
「そうなのか?お似合いだけどなぁ。まぁ仲良くやんなー。」
そう言ってギルマスはウィンクした。
レンさんはあきれ顔。

ひととおり状況を聞いた後ギルドを出て早めのお昼ごはんを食べることにした。
「屋台で買って浜辺にデッキテラスがあるからそこで食おう。」
「はい!」
んー、いい匂い。美味しい匂いだ。

屋台でお肉と野菜のグリル、ライス、パン、レモネードを買ってデッキテラスに来た。
パラソルみたいなものがあって影になっていて浜辺で風が吹いていて気持ちいい。
暑いがカラッとした暑さなので、気持ち悪いジメジメ感はない。

「いただきます!美味しそう!」
「クッ。足りねぇならまた買って来るからドンドン食え。」
「はい!ありがとうございます!」
お肉と野菜のグリルがめちゃくちゃ美味しい!
「んー、美味しい!ジュワッと肉汁と野菜の旨味が。力つきそう!」
「美味いな。」
2人で完食してレモネードがスッキリとしていて美味しい。

「食ったら森に入るけど買い忘れはねぇか?」
「はい!大丈夫です!」
「今日も暑いからな。キツくなったら言えよ」
「はい。暑さ対策もして頑張ります!」

片付けもしていよいよ森へ入っていく。
森へのルートは村から少し外れたところに道があってそこを入っていく。
森の中も南国の森って感じ。
木や葉っぱの感じもそうだし、木の実が色々なっているのも特徴の一つだ。
「モエ。その木の実は食えるのか考えてただろ。」
「あっ、はい。珍しい実なので。」
「だと思った。それは食えるよ。ジュースにしてもうまい。」
「ジュースになるのですね!てことはお酒にも使えそうですね!」
「酒に割るのにもいいかもな。ちなみにこの木の葉っぱは料理に使える。この葉っぱに巻いて食い物を焼けば美味しく出来上がる。」
「それなら何枚か取っていこうかな。野営の時に試したいです。」
「クッ。だな。」
私は何枚か使えそうな木の葉を採ってバックにしまった。
これは料理に使えそうだ。楽しみ!

私たちは奥へと進んだ。
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