異世界で生きていく。

モネ

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第三章の話

和食と船での生活

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翌朝、早めに起きて身支度を済ませて操縦室に行った。
「おはようございます!ジェイドさん!」
「おっ、早えな。おはよう、モエ。」
ジェイドさんが見張りと操縦をしていた。
「朝ごはんの支度するので早く起きました。コーヒーはまだありますか?」
「あぁ、大丈夫だ。朝飯も楽しみだ。」
「フフッ。見張りもありがとうございます!では私は朝食の支度してきますね!」
「あぁ、ありがとう。」

キッチンに行き、朝食の支度をする。
まずはご飯を炊く。
その間に他のものを作った。
昨日見てて思ったけどやはりみんなよく食べるので沢山作らなくてはならないと。
お米も大量に炊いているところだ。

「あはようさん、モエちゃん。」
「おはようございます!シーさん。」
「朝から朝食の支度ありがとうな。」
「いえ、私も楽しんでます!それに朝の船もいいですね。海はキラキラしているし。」
「そうだろう。朝は海風が少し冷たいが、それがまた気持ちいい。」
「はい!今日も楽しみです!ベンツ君は寝てましたか?」
「いや、あいつは早くから起きて船内の掃除や点検をしているはずだ。」
「そうですか、私も手伝いしたかったです。」
「あぁ、いいんだよ。あいつの日課だからな。それが船乗りの修行だ。」

シーさんに朝のお茶を出して待っててもらう。
「シーさん。もう朝食お出しできますが、先に召し上がりますか?」
「あぁ、頼んでいいかい?朝ごはんを食べたら操縦を変わるからね。」
「はい!」

今日は和食メインにしている。
ごはん、お味噌汁、鯵の塩焼き、卵焼き、漬物風のものも作った。
あとは一応パンもある。
「お待たせしまきた。召し上がってください。」
「おぉ、これは和食というものだな。久しぶりに見たな。」
「えっ?和食。知ってるんですか?」
「あぁ、何年か前に異国で食ったことがある。船乗りだからその時はいろんな国に行ったものだ。その時に泊まった宿ででてきた食事だ。」
えっ、和食があるってこと?
「それってどこの国ですか?」
「あ?あぁ、レスティ帝国だ。そこは古い遺跡や建物が残っていてな。良い街だった。」
「レスティ帝国。いつか行ってみたいです。」
「あぁ、いろんな国や街へいってみるのはいいことだよ。知らなかったことを知って世界観が変わる。どれ、いただくとするよ。」
「はい、ごゆっくりどうぞ。」
そうか、レスティ帝国。
そこに行けばもしかしたら元の世界の人がいるのかな。いるなら色々話を聞いてみたいな。

シーさんは朝食をすませて、操縦室へ行った。
レンさんとベンツ君が来たので、お茶を出した。
「レンさんはコーヒーでいいですか?」
「あぁ、ありがとう。」
「モエさん、僕手伝いますよ、食事運びます!」
「あっ、ありがとう!お願いします。」
朝食がテーブルに並ぶ頃ジェイドさんが来た。
「お疲れ様です、ジェイドさん。お茶でいいですか?」
「あぁ、ありがとう。」

朝食を始めた。
3人とものガッツキがすごい。
「おかわりもありますからね。」
「おかわりください!」
ベンツ君もすごい食欲だ。

食後のお茶を出して、みんな大満足。
完食してくれた。
合宿所のごはんみたいだ。
お昼ごはんも張り切って作らないと。

食事も済んだので、レンさんとジェイドさんは操縦室に行った。
私は食事の後片付けだ。
「モエさん、片付け手伝いますよ。」
ベンツ君が言ってくれた。
「あっ、ありがとう。でも大丈夫よ。魔法で洗って乾燥もするから一瞬で終わっちゃうの」
シューワシャワシャッスー。
洗い物、乾燥を済ませた。
「ほおー、すごい!もう終わってる。」
「フフッ。生活魔法得意なの。ね!一瞬でしょう?」
「はい!これは便利ですね!」
「さぁ、今日良いお天気だから、各部屋のシーツとか洗っちゃわない?あと掃除も。私こういうの好きなんだ!」
「はい!掃除しましょう!」

皆さんに声かけしてからベッドのシーツなどを一気に洗濯した。
洗濯は魔法でして、せっかくの良いお天気なので、船の後ろのスペースにシーツを、いっせいに干した。
風でフワフワ揺れてて気持ちがいい。
あとは各部屋の掃除などをベンツ君とした。
「んー、掃除とかすると気持ちいいよね!」
「はい!スッキリしまします。」
「風も気持ち良いし。」
「これが船乗りの楽しみの一つなんですよ。シーさんも言ってました。」
「確かにそうかもね!波の音と鳥の鳴き声と。ベンツ君お手伝いありがとう!」
「いえ、ありがとうございます!いつでも言ってくださいね!僕ちょっと操縦室に行ってきますね!」
「あっそれならキッチンに寄ってからいってくれる?果実水用意してあるからシーさんにも差し上げて。」
「はい!ありがとうございます。」

私もそろそろお昼ごはんのしたくにとりかかろう。
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