36 / 128
第ニ章の話
閑話 モエが去った後のバー
しおりを挟む
モエが部屋に戻った後、レンは1人で飲んでいた。
「レンが珍しいね。女の子連れてるの。何人か噂してたよ。」
「ああ?噂?依頼途中に会っただけだよ。」
「レンが美人を連れて歩いてたって噂。確かに美人で可愛くて。そして、性格もいいよね。モテるだろうね。でも本人はその視線には気づいていない。そこがまた魅力だろうね。」
「まぁ確かに美人だしいい奴だな、モエは。支払いをすると言ってもなかなか受け入れてくれない。だいたいのやつはラッキーだと思って奢られるが。」
「それにさっきの休日の話の時面白かった。労働には休みも大切。確かにその通りだ。」
「あぁ、あんなこと言う奴初めてだ。でもごもっともな意見だな。」
「この国に欠けているものかもな。」
「この国というより全世界だろう。休みなんてないやつだっているくらいだ。」
「そうだね、その思想が広まればいいんだけど。それに笑顔がまた可愛いね。ドキッとしたよ。」
「そうだな。表情豊かだ。」
「レンが世話焼いてるのも珍しくて面白いからしばらく見ていたいけど。でも早くしないとすぐ誰かに取られちゃうよ。」
「取られるってなんだよ。」
「どこの子なの?」
「あぁ?知らん。旅を始めたばかりでゴダからきたらしい。すぐそこの森で会った。」
「そうなんだ、あんな綺麗な子だとすぐ有名になりそうだけどね。出身がゴダってわけではなさそうだね。」
「そうだな。まぁ無理には聞かねぇ。」
「まぁとりあえず、逃したくないなら急がないとね。」
「だからなんだそれは。」
でも確かに魅力的な女だ。
初めて会ったときドキッとした。
意志の強そうな綺麗な目。
赤みのある唇。
艶のある髪。
色が白く綺麗な肌。
ローブを羽織っていたが、女性らしいスタイル。
そして接したり話してみると新鮮だった。
前向きな考えや、テキパキと何事もこなす。
料理もうまいし、手際もいい。
控えめな性格。
笑顔が輝いて見えた。
だから街に着いてじゃあなでは終わらなかった。
俺は元々世話焼きな方ではない。
でもモエは何かとしてやりたくなる。
人を惹きつける魅力があるのか。
だからあぁはいったけど、明日が楽しみだ。
どこに連れて行こうか迷う。
ケイにどこかオススメの場所はあるかと話しながら夜は過ぎて行った。
「レンが珍しいね。女の子連れてるの。何人か噂してたよ。」
「ああ?噂?依頼途中に会っただけだよ。」
「レンが美人を連れて歩いてたって噂。確かに美人で可愛くて。そして、性格もいいよね。モテるだろうね。でも本人はその視線には気づいていない。そこがまた魅力だろうね。」
「まぁ確かに美人だしいい奴だな、モエは。支払いをすると言ってもなかなか受け入れてくれない。だいたいのやつはラッキーだと思って奢られるが。」
「それにさっきの休日の話の時面白かった。労働には休みも大切。確かにその通りだ。」
「あぁ、あんなこと言う奴初めてだ。でもごもっともな意見だな。」
「この国に欠けているものかもな。」
「この国というより全世界だろう。休みなんてないやつだっているくらいだ。」
「そうだね、その思想が広まればいいんだけど。それに笑顔がまた可愛いね。ドキッとしたよ。」
「そうだな。表情豊かだ。」
「レンが世話焼いてるのも珍しくて面白いからしばらく見ていたいけど。でも早くしないとすぐ誰かに取られちゃうよ。」
「取られるってなんだよ。」
「どこの子なの?」
「あぁ?知らん。旅を始めたばかりでゴダからきたらしい。すぐそこの森で会った。」
「そうなんだ、あんな綺麗な子だとすぐ有名になりそうだけどね。出身がゴダってわけではなさそうだね。」
「そうだな。まぁ無理には聞かねぇ。」
「まぁとりあえず、逃したくないなら急がないとね。」
「だからなんだそれは。」
でも確かに魅力的な女だ。
初めて会ったときドキッとした。
意志の強そうな綺麗な目。
赤みのある唇。
艶のある髪。
色が白く綺麗な肌。
ローブを羽織っていたが、女性らしいスタイル。
そして接したり話してみると新鮮だった。
前向きな考えや、テキパキと何事もこなす。
料理もうまいし、手際もいい。
控えめな性格。
笑顔が輝いて見えた。
だから街に着いてじゃあなでは終わらなかった。
俺は元々世話焼きな方ではない。
でもモエは何かとしてやりたくなる。
人を惹きつける魅力があるのか。
だからあぁはいったけど、明日が楽しみだ。
どこに連れて行こうか迷う。
ケイにどこかオススメの場所はあるかと話しながら夜は過ぎて行った。
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
土岡太郎
ファンタジー
自分の先祖の立派な生き方に憧れていた高校生の少女が、ある日子供助けて死んでしまう。
死んだ先で出会った別の世界の女神はなぜか彼女を気に入っていて、自分の世界で立派な女性として活躍ができるようにしてくれるという。ただし、女神は努力してこそ認められるという考え方なので最初から無双できるほどの能力を与えてくれなかった。少女は憧れの先祖のような立派な人になれるように異世界で愉快で頼れる仲間達と頑張る物語。 でも女神のお気に入りなので無双します。
*10/17 第一話から修正と改訂を初めています。よければ、読み直してみてください。
*R-15としていますが、読む人によってはそう感じるかもしないと思いそうしています。
あと少しパロディもあります。
小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ+様でも投稿しています。
YouTubeで、ゆっくりを使った音読を始めました。
良ければ、視聴してみてください。
【ゆっくり音読自作小説】女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
https://youtu.be/cWCv2HSzbgU
それに伴って、プロローグから修正をはじめました。
ツイッター始めました。 https://twitter.com/tero_oo
公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)
音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。
魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。
だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。
見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。
「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。
異世界王女に転生したけど、貧乏生活から脱出できるのか
片上尚
ファンタジー
海の事故で命を落とした山田陽子は、女神ロミア様に頼まれて魔法がある世界のとある国、ファルメディアの第三王女アリスティアに転生!
悠々自適の贅沢王女生活やイケメン王子との結婚、もしくは現代知識で無双チートを夢見て目覚めてみると、待っていたのは3食草粥生活でした…
アリスティアは現代知識を使って自国を豊かにできるのか?
痩せっぽっちの王女様奮闘記。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
流石に異世界でもこのチートはやばくない?
裏おきな
ファンタジー
片桐蓮《かたぎりれん》40歳独身駄目サラリーマンが趣味のリサイクルとレストアの資材集めに解体業者の資材置き場に行ったらまさかの異世界転移してしまった!そこに現れたのが守護神獣になっていた昔飼っていた犬のラクス。
異世界転移で手に入れた無限鍛冶
のチート能力で異世界を生きて行く事になった!
この作品は約1年半前に初めて「なろう」で書いた物を加筆修正して上げていきます。
私公爵令嬢としてこの世界を楽しみます!
神桜
ファンタジー
小学生の子を事故から救った華倉愛里。本当は死ぬ予定じゃなかった華倉愛里を神が転生させて、愛し子にし家族や精霊、神に愛されて楽しく過ごす話!
『私公爵令嬢としてこの世界を楽しみます!』の番外編を『私公爵令嬢としてこの世界を楽しみます!番外編』においています!良かったら見てください!
投稿は1日おきか、毎日更新です。不規則です!宜しくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる