異世界で生きていく。

モネ

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第ニ章の話

お酒を楽しみ、1日目の夜を満喫

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人もちらほらいて外でお酒を飲む人たちもいる。
大人な空間になっている。

お酒を飲みながらゆっくり時間が過ぎていく。
「明日はなんか予定あるのか?」
レンさんが言った。
「あっ、いえ。旅をして来た次の日なんで特に未定で。街を少しまわりたいくらいですかね。まずしばらく滞在する街を覚えないと。」
「そうか、もしよければ案内しようか?」

「でも、レンさんにご迷惑をおかけするわけには。今まで沢山お世話になってますし。」
「いや、俺も特に予定もないし。見知った奴の方がなにかと聞きやすいだろ?」
「はい、でも甘えるばりで申し訳ないです。」
「レンは依頼以外はすることがなくて暇だからよければ相手してやってください。」
ケイさんが言ってきた。
「おい、ケイ!なんか俺が冒険以外何もないやつみたいだろ。」
「似たようなものでしょう。モエさんの案内とかないと休日も作らないんだから。」

!!休みなし?
それは労働上よくない。
「お休みなしで依頼こなしたりするのですか?それはいけません!仕事は仕事!休みは休みです。1人1人に権利がありますから。」
「「えっ?」」
レンさんとケイさんが2人して固まる。

「ハッ!!すみません!!でも働く中で休むのも大切です!」
「フッ!」
「ハハッ」
次は2人して笑う。
なんか力説してしまって恥ずかしくなった。

「まぁそうだな!モエ。よければ明日の俺の休みを一緒に過ごしてくれないか?」
「一緒に?」
「あぁ、でないと休みとるって気持ちにならないからさ」
「もちろんです!お休みとりましょ!」
ニッコリ私は笑った。

また2人して次はポカーンとしている。
似たもの同士だな♪
「モエさん、レンとお休みを過ごしてあげてください。お休みとってるか見張りってことで。休日返上して仕事してたら報告お願いします。」
「承知しました!」
「なんだ、そのやりとりは。まぁとりあえず明日は街案内だ。宿で朝飯だろ?旅で疲れもあるだろうからゆっくり朝は過ごすといい。10時頃にここに来るよ。大丈夫か?」
「はい!ありがとうございます!よろしくお願いします。」

ケイさんがニッコリ笑っている。
ケイさんはクールな感じで笑ったりするのかな?と思ってたけど笑いもするんだな、優しそうな笑顔だ。
お酒と会話を楽しんだ後、レンさんはお休みの前日だし、ケイさんと話したりもしたいだろうと思い、私はそろそろ部屋に戻ることにした。
スックも少し眠そうだったし。
「レンさん、ケイさん。私はそろそろ部屋に戻ります。スックも眠そうなので。」
「そうだな、新しい街に来て疲れただろ。ゆっくりして眠るといい。スックも遅くまで悪かったな。」
「スック!」
眠いけど挨拶をするスック。
「モエさん、ゆっくりお休みください。お部屋のバスルームからの眺めもいいので見てみてくださいね。あと部屋の飲み物や食べ物は好きにお召し上がりください。」
「はい!ありがとうございます!レンさん今日はありがとうございました。ではお二人ともおやすみなさい。」
「おやすみ!」
「おやすみなさいませ」

2人と挨拶をして部屋に戻る。
実はお部屋での夜も楽しみにしていたのだ。
お酒を結構飲んだので備え付けのお水を飲むことにした。
なんとこのお部屋お水飲み放題。ウォーターサーバーみたいなものがあるのだ。
冷たいのも熱いのもでる。
魔石で動いてるそうだ。
グラスに注いで飲んだ。
小さな冷蔵庫みたいな物も魔石を利用してできているらしい。
この中にも少しの食べ物と飲み物がある。
これは全て宿泊費に含まれているのだそう。

お風呂の支度をしてバスルームに入る。
なんとアメニティグッズの中に入浴剤みたいなものがあった。袋から出して湯船に入れると、花びらも出てきてお洒落バスルームになった。
香りもよくて癒されるー。
入浴剤を調合で作るのいいかも♪
そして湯船を楽しみながら、窓の外を見る。
確かに絶景だ。
お風呂の窓から海と夜景。
素敵。
素敵な宿だな。しばらく滞在できるなんて嬉しすぎる。
元の世界で旅行とか行ってもこんな長期滞在なんてなかなかしない。

せっかくあの旅だし満喫しなきゃね♪
お金もゴダで頑張って稼いだから沢山ある。
しばらくはマリンの街で依頼を受けるつもりだ。
明日は楽しまないと。
旅の移動はやっぱり疲れるな。
でも無事ついてよかった。
レンさんにも出逢えたし。
今日はそろそろ寝て明日に備えよう。

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